コラム

SNSの動画広告事例5選!メリットと作成で失敗しないコツも解説

この記事の監修者アイコン

この記事の監修者

船木 佑哉

<動画事業部 部長>

SNSの動画広告事例5選!メリットと作成で失敗しないコツも解説

ビジネスで重要な集客・販売のデジタル化が主流となっている今、動画広告をマーケティングに用いる企業は年々増加しています。この動画を使ったマーケティングは、従来主流であった企業間(BtoB)だけでなく、個人向け(BtoC)のマーケティングにも今や欠かせません。

とくにYouTubeやTikTok、TwitterといったSNSで活用される動画広告が注目されています。日本の2022年度におけるSNS利用者は8,270万人、普及率は82%ですので、ほとんどの人がSNSで何かしらの広告を目にしているでしょう。

参考:ICT総研「2022年度SNS利用動向に関する調査」

本記事では、動画広告をSNSに活用すべき理由や活用事例、効果を最大限にするためのポイントを解説します。これから動画広告を活用していきたい方は参考にしてみてください。

動画制作サービス「ムビサク」では動画広告の豊富な制作実績があります。動画制作を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。

ムビサクの動画広告制作について詳しく知りたい方はこちら

  • 動画広告の成功事例5選
  • 動画広告で失敗しない3つのコツ
  • 動画広告の作成費用と方法

動画制作でこんなお悩みありませんか?

  • 動画制作を考えているがどうすればよいかわからない
  • 急いで動画を作りたいが方法がわからない
  • 高品質な動画を制作したいが自社では難しい…

\ スピーディーに高品質な動画を作るならムビサク /

無料で相談・問い合わせる

SNSの動画広告における5つのメリット

SNSの動画広告における5つのメリット

SNSはプラットフォームによってユーザー層が異なるため、適切なプラットフォームを選ぶことで効果的な広告を配信できます。では具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下に5つ挙げますので、一緒に見ていきましょう。

動画マーケティングについてもう少し知っておきたいという方は、以下の記事を一読してからこの記事を読み進めると、より理解が深まるはずです。

メリット1:マス広告よりコストダウンしやすい

動画広告は、一度制作すれば大きな変更がなければ繰り返し使えるため、制作コストを削減しやすいメリットがあります。

またクリック数に応じて費用を支払うシステムも選べるため、CVに近い人だけに広告費を支払えばよいのです。そのためテレビCMや新聞広告のように、効果が測定できない不特定多数への配信を抑制できるため、コストパフォーマンスに優れるでしょう。たとえば全国紙の一面に広告を掲載するには数1,000万円が必要ですが、SNS発信であれば基本的に無料、しかも視聴者は24時間何回でも閲覧が可能です。

なお、ムビサクでも低価格で動画広告・SNS動画広告の制作が可能です。詳しくは以下に実績が記載されていますので、よろしければご覧ください。

動画広告・SNS動画広告制作の詳細はこちら

また無料相談も行っておりますので、興味がある方は以下よりお問い合わせください。

メリット2:情報密度が高い

動画広告は、画像やチラシによる広告に比べ、多くの情報を盛り込めます。

具体的に数字にすると、動画のもつ情報量は画像の1,800倍とのことです。その根拠として、アメリカのリサーチ会社ForresterのJames McQuivey博士は「1枚の写真が1,000語に値するなら、ビデオは少なくとも180万語に値するはず。」と述べています。

たとえば1分間の動画を作成するだけで、WEBページにすると3,600ページ分の情報量を伝えられるのです。情報量が多ければ、視聴者へのフックとなる確率も高まるため、広告としての効果も高くなるはずです。

参考:How Video Will Take Over The World | Forrester

メリット3:印象に残りやすい

動画広告は視覚と聴覚の両方で視聴者を刺激できます。

メラビアンの法則によれば、人間は視覚と聴覚から得られる情報をもとに判断するとされています。

メラビアンの法則とは、心理学者のメラビアンが「人間が矛盾した情報を与えられたとき、どの器官の情報を優先して判断するか」を調査した結果から導き出された法則です。その結果は、以下のとおりです。

  • 視覚情報(Visual)が判断に与える影響度は、55%
  • 聴覚情報(Vocal) が判断に与える影響度は、38%
  • 言語情報(Verbal)が判断に与える影響度は、7%

上記のように、判断への影響度が高い視覚・聴覚の情報を届けられる動画であれば、広告として視聴者に多くのフックをかけられるでしょう。

参考:ラビアンの法則の意味とビジネスでの活用法 | PERSOLグループ

メリット4:リーチ数が多い

日本のインターネット普及率は80%を超えており、動画広告をオンラインで配信した場合、多くの人にリーチが可能です。

参考:総務省「令和4年 データ集」3.インターネット利用率の推移

とくにSNSは、1日15分以上利用している人の割合が46.5%で、10〜30代に限れば60%以上となっています。10〜30代をターゲットにしたい場合は、SNSで動画広告を配信するとより多くの人にリーチが可能と言えるでしょう。

参考:総務省「令和4年 データ集」同上 11.主なコミュニケーション手段の利用時間と行為者率

もしショート動画での動画制作に興味あるようでしたら、以下の記事が参考になります。

メリット5:ターゲットを絞りやすい

インターネットの広告は、ターゲットを絞った配信が可能です。

アカウントに紐づけられた個人情報を読み込むことで、視聴者に合わせた広告を配信できるため、よりCVRを高められるはずです。たとえば20代女性であれば美容系、20歳前後の大学生にはリクルート系の広告といった、個人に合わせた広告が配信できます。

またターゲットに応じて動画に盛り込む情報も絞れるため、情報密度を高めたり、短い尺に収めて作成コストを下げたりできるメリットもあるでしょう。

SNS別 | 動画広告の成功事例5選

SNS別 | 動画広告の成功事例5選

動画広告の重要性を理解している企業は、すでにSNSで配信し集客に成功しています。その事例をSNSごとに取り上げて見ていきましょう。

YouTube | 三井住友銀行の動画広告事例

三井住友銀行の決済サービス「Square」を周知するために、YouTubeを活用した動画配信が行われています。

引用:【3分でわかる】カード決済サービスSquare(スクエア)

こちらの動画では、動画広告に必要な以下の点を満たしています。

  • 冒頭に吹き出しと問いかけを使い、視聴者にフックをかけている
  • イラストを活用しており、何ができるか可視化されている
  • アニメーションで視聴者にベネフィットを見せている

3分弱の動画ですが、全編イラストを使っているためイメージがしやすく、誰が何のために使うサービスであるかすぐに把握が可能です。

なおアニメーションによる動画広告は、弊社も実績がありますので、よろしければ参考にしてください。

事例:DX推進サービスの紹介動画│アニメーション動画制作サービス【ムビサク】

Instagram(インスタ) | パナソニックの動画広告事例

パナソニックがインスタで動画広告を配信したところ、高級トースター「オーブントースター ビストロ」の売り上げが増加し、以下の効果が見られました。

  • 旧モデルと比較して、購入数が2倍に増加
  • 広告想起(視聴者の記憶に残っている率)が16ポイント増加
  • メッセージ想起が4.2ポイント増加

想像してみてください。あなたがお店で商品を選ぶときは、聞いたことのない商品名やブランドではなく、見知っているものを買うのではないでしょうか。動画は紙媒体の広告に比べて記憶に残りやすいため、このような成功事例につながったと考えられます。

参考:パナソニック株式会社: Instagram広告の成功事例 | Instagram Business

TikTok | Ankerの動画広告事例

スマホ周辺機器で有名な「Anker」はTikTokの動画を活用し、広告配信を行なっています。

特徴は企業自体が動画を作成するのではなく、ユーザーに動画広告の作成を依頼し、配信している点です。

実際に使っているユーザー目線で作成してもらえるので、メリットやベネフィットの説得力が高まります。また企業が動画作成をしなくてもよいので、作成コストも抑えることが可能です。

以下の事例では、40秒程度の動画で16,000以上の「いいね」を獲得しています。

引用:jetdaizuさんの動画

Twitter | DMMTVの動画広告事例

DMM TVはTwitterにて動画広告を配信しています。

わずか6秒の広告ながら、「550円」「見放題」「30日間無料」のシンプルなメッセージが3つ入っており、簡単に理解が可能です。配信から1日ほどで110万回再生されており、多くの人にリーチしていることがわかります。

引用:DMM TV 公式アカウントのツイート

Facebook | インビザライン・ジャパン株式会社の動画広告事例

Facebookはさまざまな広告フォーマットに対応しており、ターゲットに応じた配信の精度も高いため、効率的な広告配信が可能です。

インビザライン・ジャパン株式会社はFacebookにて動画広告を配信し、次のようなコスト削減を達成しています。

  • 動画広告キャンペーンのページビュー単価:14%減少
  • 動画広告キャンペーンのクリック単価:13%減少

ターゲットを絞るメリットが数字としてあらわれている例です。

参考:インビザライン・ジャパン株式会社: Facebook広告の成功事例

動画広告の作成で失敗しない3つのコツ

動画広告の作成で失敗しない3つのコツ

動画での広告作成はまだ多くのノウハウが蓄積されていないため、効果の出ない施策を繰り返してしまう危険性があります。動画広告で失敗しないために、次の3つのコツを意識しておきましょう。

コツ1:ターゲットを絞る

ターゲットを絞ってリーチできるのがデジタルマーケティングの利点です。

反対にターゲットが曖昧なまま動画を作成してしまうと、誰にも刺さらない「つまらない動画」となってしまいます。

デジタルコンテンツは無料で視聴できるため、自分には関係ないと感じた視聴者は数秒で離脱してしまうでしょう。

ターゲットを絞るには、詳細なペルソナ設定が重要です。以下の項目を例にして、ターゲットをできるだけ絞ってから企画を立てましょう。

ペルソナの設定項目例

  • 年齢
  • 性別
  • 居住地
  • 職業
  • 年収
  • 家族
  • 価値観
  • 趣味
  • 使っているSNS

このような項目を設定し、その設定に応じて動画の雰囲気を考えていきます。

コツ2:視聴者目線で情報を入れる

視聴者が求めていない情報を入れた動画広告は、数秒で離脱される可能性が高いため注意が必要です。先述のペルソナ設定に沿って「どのような情報を求めているか」を徹底的に考えます。

よくある失敗は新卒者向けのリクルート動画で「会社の歴史」を入れてしまうケースです。創業者にとって会社の歴史は思い入れがあるでしょうが、大学生にとって「会社の歴史」は優先度が低い情報のため、視聴されにくいでしょう。会社の歴史よりは、企業のもつビジョンや仕事内容についての情報を入れた方がよいはずです。

コツ3:プラットフォームの特性を理解する

プラットフォームの特性を理解しないと、ターゲットに正しくリーチできません。

YouTubeとTikTokではユーザー層が違いますし、動画をおすすめするアルゴリズムも違います。たとえば年齢によるセグメントだけでも、以下のような使い分けが考えられます。

  • 10代女性向け:TikTokで配信
  • 20代女性向け:インスタのリール動画を活用
  • 30代男性:Twitterで動画広告を配信
  • 40代男性:YouTubeで配信

そのほかにもプラットフォームのアルゴリズム(仕組み)も理解しておくと有効な動画配信が可能です。

YouTubeは、登録者が少ないチャンネルの動画については、あまりおすすめ動画に表示しないと言われています。一方でTikTokはフォロワー数に関係なく、おすすめに表示されると言われています。このような特性もあわせて理解しておくと、効果的な配信が可能です。

動画広告の作成費用と方法

動画広告の作成費用と方法

SNSでの動画広告の配信を検討する場合、コストが気になりませんか。ここでは自社で作成する場合と、プロに作成を依頼する場合の2つのケースにわけて見ていきます。

自社で作成する場合

動画広告を自社で作成する場合、以下のような費用が必要でしょう。

  • 動画編集ソフト(3万円〜)
  • 動画編集用パソコン(約20万円〜)
  • 撮影用カメラ(約20万円〜)
  • 編集スタッフの教育費、人件費
  • その他、スタジオ代など

動画編集はスキルも必要ですが、デザインやカメラワークのセンスも大切なため、誰もがすぐに習得できるわけではありません。機材よりも編集スタッフの採用や育成にコストがかかると思われます。

動画広告の制作を企画するうえで必要なポイントは、以下の記事にまとめてあります。

また、自社での動画作成を考えている方は、以下の記事を参考にしてみてください。

プロに制作を依頼する場合

動画をプロの制作会社に依頼した場合、相場は10万円〜200万円と言われており、幅広い状況です。

プレゼン動画など画面に動きが少ない場合は自社でも作成が可能かもしれません。一方、集客やリクルートを目的とした動画広告であればカット割なども多くなるため、プロに依頼したほうが、高品質なクオリティに仕上がる可能性が高いでしょう。

弊社でも以下のような動画広告の制作実績があります。もし興味がありましたら、ぜひご覧ください。

動画広告・SNS動画広告制作の詳細はこちら

また動画広告の制作費については、以下の記事でも詳しく解説をしています。

動画広告の事例に関するよくあるご質問

動画広告の事例についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

広告に用いられる動画にはどのような種類がありますか?
広告に用いられる動画の種類は主に、インストリーム広告、インバナー広告、インリード広告の3種類です。インストリーム広告は、流れるタイミングによって以下に分けられます。
・プレロール広告:動画が始まる前に流れる広告
・ミッドロール広告:動画の間に流れる広告
・ポストロール広告:動画が終了した後に流れる広告
動画マーケティングとは何ですか?
動画マーケティングとは「動画を活用して集客や購入数増加を目指すマーケティング方法」のことです。商品やサービスの特徴やメリットを動画で伝えることによって、従来の写真やテキストよりも魅力的にアピールすることが可能です。最近では、動画広告への需要増加から、動画マーケティングを活用する企業も増えています。
オンライン動画広告とは何ですか?
オンライン動画広告とは、インターネット上で配信される動画広告のことです。YouTube、Facebook、Instagram、Twitter、TikTokなどのSNSや、ニュースサイト、メディアなどのWEBサイトに掲載されます。オンライン動画広告は、視聴者に商品やサービスの魅力をわかりやすく伝えることができ、高い効果が期待できます。

まとめ

動画広告を適切に活用することでコストダウンを実現

動画広告を適切に活用することで、コストダウンを実現しながら正確なターゲットへのリーチが可能となるでしょう。 主にSNSで活用されている動画広告ですが、プラットフォームごとの特性を理解し、ペルソナ設定を具体的に行うことで失敗が避けられるはずです。

自社での動画広告作成が難しいと感じる場合は、弊社でも作成が可能です。他社に比べて安い費用で作成できますし、企画から構成案までは無料で提案しております。興味がある方は、ぜひ以下もあわせてご確認ください。

動画広告・SNS動画広告制作の詳細はこちら

また無料で相談も可能ですので、以下よりお問い合わせください。

この記事の監修者

コラム検索

コラムカテゴリ