動画広告は認知拡大や購入促進に大きな効果をもたらす宣伝方法のひとつです。YouTubeやTwitterなどの広告媒体で配信し、視聴した人をランディングページに誘導することで、アクセス数や商品・サービスの購入数を増加できます。
しかし、正しい段取りで動画を制作しないと動画広告を配信しても効果が得られない可能性があり、制作費に見合わなくなるため注意が必要です。
本記事では、動画広告の作り方や制作ポイントについて解説します。動画広告の事例も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
動画制作サービス「ムビサク」では動画広告の豊富な制作実績があります。動画制作を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。
- 動画広告の作り方と手順
- 効果の出る動画広告の作り方のポイント
- 動画広告を作るうえで参考にしたい事例
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無料で相談・問い合わせる【7つの手順でできる】動画広告の作り方
動画広告の作り方は以下の7つの手順で制作できます。
- 目的・目標を設定する
- ターゲットを設定する
- 配信先を決める
- 伝えたいメッセージを決める
- 動画構成を作成する
- 動画の素材を集めて編集する
- 動画広告を配信してPDCAサイクルを回す
はじめて動画広告を制作する方は、以下を読みながら制作してみましょう。
また、作り方を知る前に動画広告の概要やメリットについて知りたい方は、下記の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
手順1:目的・目標を設定する
動画の方向性や広告運用の方針を決めるために、目的と目標を決めます。目的では「認知度拡大」「購入促進」「ブランディング」など、なぜ動画を制作するかを明確にします。目的が曖昧だと動画のメッセージに一貫性がなくなり、視聴者にとってよくわからない動画になるので、気を付けましょう。
目的を決めた後は、以下の例のように具体的な数値や期限を用いて目標を設定します。
- 今期中にサイトのアクセス数を30%増加させる
- 半年でECサイトの会員登録数を50%増やす
- 2年以内に売上を2倍に増やす
また、目標を決めるうえで、効果測定が可能であるかを決めることも重要です。データの収集方法や使用する分析ツールなども事前に調査して目標を立てることをおすすめします。
手順2:ターゲットを設定する
目的や目標を決めたら、ターゲットの年齢や性別・趣味趣向などを具体的に決めましょう。ターゲットを鮮明にすることで、そのターゲットに刺さるメッセージや動画構成を作成しやすくなり、売上効果を高められます。
たとえば、初心者向けのランニングシューズを販売する場合、以下のようにターゲットを細かく設定します。
- 40歳~50歳でランニングを始めたばかりの男性
- 収入は700万~800万円
- 運動をこれまであまりしてこなかったが、健康の意識が高まり、ランニングを開始
- 趣味として定着し、マラソン大会に出場予定
- 10kmマラソンを完走するためにランニングシューズの購入を検討中
上記のようにターゲットを細かく決めることで、動画の方向性が明確になり、スムーズに制作できるようになります。
手順3:配信先を決める
ターゲットを決めたら、以下のような広告媒体から配信先を決定します。
- SNS広告(TwitterやYouTube、TikTokなど)
- ディスプレイ広告(Google広告・Yahoo!広告など)
SNSやWEBサイトの利用者層が異なるため、ターゲットがよく利用している広告媒体を配信先として選びましょう。
たとえば、若い世代に向けて商品を販売したいのであれば、10代~20代が良く利用しているTikTokでの広告配信を選びます。
また、配信媒体によって好まれる動画のテイストやジャンルが異なるため、実際にどのような動画が好まれるかを調査・分析することをおすすめします。
配信したい媒体の広告サイズや容量などの規定も、制作前に必ず把握しましょう。
なお、SNSで動画を配信したいと考えている方は、以下の記事もおすすめです。各SNSの特徴や好まれるコンテンツも紹介していますので、あわせてお読みください。
手順4:伝えたいメッセージを決める
目的や目標ターゲットが決まれば、メッセージを具体的に決めます。市場調査と自社と競合の分析を行い、比較検討をして自社に優位性のある点を見つけましょう。
自社の優位な点があれば、設定したターゲットと掛け合わせ、メッセージや訴求ポイントを考えます。どのようなメッセージが刺さるかわからない場合は複数のメッセージを用意することがおすすめです。
ブランドストーリーや商品のメリット、操作性などあらゆる視点から刺さりそうなメッセージを作成してみてください。
手順5:動画構成を作成する
メッセージが伝わる動画を制作するために構成を作成します。動画広告は視聴者の興味を引く構成を作成することが大切です。 相手の関心を引き、ストーリー性のある構成を作成してメッセージを伝えられるようにしましょう。
Googleが推奨する動画広告のフレームワーク「ABCD」や株式会社リチカが考案した「AIBAC」などのフレームワークの利用をおすすめします。
参考:新しいフレームワーク『AIBAC(アイバック)』を公開|株式会社リチカのプレスリリース
それぞれのフレームワークの詳細については、以下の通りです。
フレームワークの種類 | 構成の流れ |
---|---|
ABCD |
ATTRACT:視聴者の関心を引く BRAND:ブランドのロゴや商品を訴求する CONNECT:ブランドストーリーと視聴者の感情を結びつける DIRECT:視聴後にアクションを促す |
AIBAC |
Attention:冒頭2秒で興味を喚起する Interest:商品の特徴を絞り込んで説明し、関心を引く Benefit:活用して得られる利益を解説する Action:具体的な行動を促す |
構成がまとまったら絵コンテや脚本を作成し、撮影や編集に移行できる体制を整えます。
なお、構成の作り方については以下の記事で詳しく記載しています。ABCDやAIBAC以外の フレームワークについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
手順6:動画の素材を集めて編集する
作成した構成に沿って必要な動画素材を集めましょう。実写の場合は撮影を行い、アニメーションの場合は必要に応じてオリジナルイラストを制作します。
素材が揃ったら絵コンテ通りに編集を行い、1本の動画に仕上げます。
具体的な編集作業としては以下の通りです。
- 動画のカット
- テロップの挿入
- イラストに動きを付ける作業
- ナレーションやBGM
一通り作成したら、最後に全体を確認し、微調整して完成です。
手順7:動画広告を配信してPDCAサイクルを回す
完成した動画広告を配信したら定期的に効果測定を行い、データ分析・改善を行います。離脱されやすいところがあれば、伝えるメッセージや動画素材を変更し、より効果の出やすい動画広告を制作しましょう。
データ分析については、各広告媒体にある分析ツールを活用して確認します。動画を改善する場合は、再生回数や視聴完了率、インプレッション数などの指標を見て、改善点を見つけましょう。
効果の出る動画を制作するポイント7選
自社の目的に沿った動画を制作する方法として以下の7つをお勧めします。
- ポイント1:冒頭の数秒で興味をもってもらうようにする
- ポイント2:テロップを挿入する
- ポイント3:視聴後のアクションを促す
- ポイント4:複数の動画パターンを試す
- ポイント5:UGCを活用する
- ポイント6:ランディングページと動画の内容を一致させる
- ポイント7:動画制作会社に依頼する
はじめて動画を制作する人でもできるようなポイントも記載していますので、ぜひご覧ください。
ポイント1:冒頭の数秒で興味をもってもらうようにする
視聴者に最後まで視聴してもらえるよう、冒頭の数秒で視聴者の印象に残る動画を制作しましょう。
以下のようなことを冒頭で伝えることで、興味をもってもらいやすくなります。
- 動画の結論や内容を伝える
- 視聴者に疑問を投げかける
- 視聴者が共感できる内容を伝える
- ターゲットとなるユーザーを明言する
たとえば、店舗集客の場合「新宿に通勤されている方限定、おすすめのリラクゼーションサロンを紹介します」のように伝えることで、ターゲットが気になって続きを観る可能性が高くなります。
ポイント2:テロップを挿入する
電車の中やオフィスなど、音を出せない状況でも、動画の内容が伝わるようテロップをいれることをおすすめします。テロップがないとターゲットが音を出せない状況で視聴したときに内容が伝わりにくく、スキップされる可能性があるためです。
内容が直観的に伝わるよう、テロップは音声をそのまま文字起こししたものを記載するのではなく、端的にわかりやすく伝えましょう。
ポイント3:視聴後のアクションを促す
動画広告の最後は、ユーザーにしてほしい行動を促しましょう。たとえば、会員登録をしてもらいたいのであれば「今すぐ会員登録」のように伝えます。購入促進であれば「下記のサイトから購入」のように記載します。
また、ユーザーがすぐ行動できるようにCTAボタンやリンクを設定しましょう。広告を見て興味を持った人に向けて、利便性を高めることでより認知度や購買意欲を高めることが可能です。
ポイント4:複数の動画パターンを試す
伝えたいメッセージが複数ある場合は、複数の動画のパターンを用意して検証することをおすすめします。実際に複数の動画を配信してみて、どのような動画が効果的かを確認しましょう。
訴求内容や動画のデザインなどを分析し、ユーザーが最後まで視聴して行動したくなる動画を制作します。
動画制作に関するノウハウを蓄積することで、より効率良く成果の出る広告を制作できるようになるでしょう。
ポイント5:UGCを活用する
UGC(User Generated Contents)はユーザーが発信したコンテンツのことで、SNSの投稿や口コミサイトのレビューなどが挙げられます。
一般のユーザーのリアルな発言をコンテンツにして動画を制作すると信頼を得やすいため、視聴者の「自分も試してみたい」という気持ちを高めることが可能です。
自社にとってもユーザーのコメントによって新たな視点での訴求ポイントを見つけられ、今後の動画広告制作の参考につなげられます。
ポイント6:ランディングページと動画の内容を一致させる
動画広告をクリックしたら表示されるランディングページと、動画の内容が一致していることも確認しましょう。
動画の内容とランディングページに一貫性がないと、違うページに誘導されたと勘違いされて離脱される可能性があるため、売上効果が低くなります。
ユーザーが安心してランディングページを見られるよう、色やデザイン、情報の内容を合わせて制作することをおすすめします。
ポイント7:動画制作会社に依頼する
成果につながる動画広告を自社で制作する自信がない場合は、制作会社への依頼も検討しましょう。制作会社に依頼することで訴求力の高い動画を制作でき、認知拡大や購入促進につなげられます。
最近では、低価格で高品質な動画を制作している会社もあるため、自社で制作するよりも安く抑えられる場合があります。
ただし「制作会社が多くてどれを選んでいいかわからない」という方もいるでしょう。もしそのように悩んでいましたら弊社の動画制作サービス「ムビサク」を利用してみてはいかがでしょうか。
弊社では複数社から動画広告の制作依頼を受けている実績があり、知見やノウハウから商品やサービスの魅力を最大限に引き出せる動画を制作できます。
もし動画制作に関する悩みがありましたら、弊社で無料相談も実施していますので、下記からお気軽にお問い合わせください。
動画広告の事例3選
過去に弊社で制作した動画広告を紹介します。
- 株式会社シービーティー
- Appmart株式会社
- 東洋学園大学
自社で制作する場合や依頼する際の参考イメージとして活用できますので、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社シービーティー
事例:DX推進サービスの紹介動画
株式会社シービーティーでは、DX推進サービス「プロカン」の紹介動画を制作しました。
BtoB向けの商材でもわかりやすく伝わるよう、アニメーションを用いてプロジェクト管理の課題やサービスの特徴などを伝えています。場面切り替えを多用し、飽きにくい映像を制作しました。
Appmart株式会社
事例:YouTube広告用アニメーション
Appmart株式会社からは、YouTube広告用のアニメーション動画制作の依頼がありました。30秒以内でホワイトペーパー制作サービスで解決できる内容を、ストーリー展開でまとめています。
動画の最後には資料ダウンロードの訴求をしており、視聴者の行動を促進しています。
東洋学園大学
事例:大学の入試広報動画
東洋学園大学では、大学の入試広報用の動画を制作しています。この動画は、6秒以下の短い動画尺で作られており、YouTubeバンパー広告にて配信されています。
動画の構成も特徴的で、一般的な大学の紹介動画の構成に組み込まれている、入試情報やキャンパスのイメージ、学部・学科などの基本情報は含まれていません。そのため「寮費が最大4年間無料」という訴求が強いメッセージとして表現されている点がポイントです。
動画広告の作り方に関するよくあるご質問
動画広告の作り方についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
- 動画広告の作り方のコツは何ですか?
- 動画広告の作り方のコツは、動画の冒頭にフックとなる要素を設けることです。インパクトがあり魅力的に動画が始まることで視聴者を引き込みます。また、短い時間内に明確なメッセージや視覚的な要素を組み込むことで、効果的な動画広告を作り上げることができます。
- 動画広告はどのような構成ですか?
- 動画広告は、一般的に「つかみ」→「メイン」→「結末」→「アクション訴求」の流れで構成されます。まずはつかみで、視聴者の注意を引きます。次にメインで、つかみで提示した問題の解決方法を示します。そして、結末では商品・サービスの特徴を伝えます。最後にアクション訴求としてお申し込みやお問い合わせへ導きます。
- 動画広告は何秒がおすすめですか?
- 動画広告の長さは、一般的に15〜30秒が推奨されています。この時間内で視聴者の関心を引き、メッセージを明確に伝えることが重要です。短い時間枠で効果的なストーリーを展開し、視聴者の興味を引き続けることができます。短くシンプルな広告は、スマホ視聴やSNS広告でも効果的です。
まとめ
動画広告は目的や目標、ターゲットなどを決めてから具体的に動画の内容を決めます。成果が出やすい動画を制作するためにも、開始数秒でユーザーが興味をもち、最後まで視聴してもらえるような動画を制作しましょう。
なお、弊社の動画制作「ムビサク」でも認知拡大や購買促進につながるような動画制作をしています。これまで弊社で培ってきた知見やノウハウを最大限に活かし、自社の目的に沿った最適な動画広告の制作が可能です。
もし動画制作の依頼についてお悩みでしたら、無料でご相談を承っていますので、下記からお気軽にお問い合わせください。