コラム

動画構成の考え方とは?作り方やフレームワークについても詳しく紹介

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船木 佑哉

<動画事業部 部長>

動画構成の考え方とは?作り方やフレームワークについても詳しく紹介

動画制作において構成は動画の方向性や撮影・編集方法が具体的に決まる非常に重要な工程です。動画の構成を作成することで短納期で高品質な動画を制作しやすくなります。

しかし、どのように構成を作成すればいいかわからず困っている方もいるのではないでしょうか?

本記事では、動画構成の考え方や作り方について詳しく紹介します。構成作成に便利なフレームワークも5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

動画制作サービス「ムビサク」では企業向け動画の豊富な制作実績があります。動画制作を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。

  • 動画構成の考え方で重要なこと
  • 動画構成の作り方と事前準備
  • 動画構成の考え方に使えるフレームワーク

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動画構成とは?

動画構成とは

動画構成は動画制作の流れである「企画→撮影→編集」の中の「企画」に該当する作業です。構成では設定した目的やターゲット、企画内容をもとにどのようなストーリーで動画を制作するかを決めます。

構成によって撮影や編集で必要な作業が具体化するため、スムーズに動画を制作することが可能です。

なお、動画の流れについては以下の記事で詳しく把握できます。実写動画とアニメーション動画についてそれぞれの手順を紹介していますのでぜひご覧ください。

動画構成を作成するうえで重要な4つの考え方

動画構成を作成するうえで重要な4つの考え方

動画構成を作成するうえで以下の4つの考え方が重要です。

  • 自社の目的に沿っているか
  • 最後まで視聴してもらえる動画か
  • コストパフォーマンスが高いか
  • スムーズに動画を制作できるか

構成の作成で失敗しないよう、以下を読んで考え方を把握しておきましょう。

自社の目的に沿っているか

視聴者に刺さる動画を制作するためにも、目的を意識して構成を作成しましょう。目的が明確でないと何を伝えたい動画かがわからなくなり、期待している効果が得られません。

構成は目的を達成するためにメッセージや伝える順序を決める重要な作業です。目的が「商品の認知拡大」であれば「概要→メリット→使用方法」のように商品の魅力を伝える段取りを決めることで、視聴者が欲しいと思える動画を制作できます。

事前に動画の目的を明確にしてから、目的に沿って構成を考えましょう。

最後まで視聴してもらえる動画か

途中で視聴者がつまらないと感じて離脱することを防ぐための仕組み作りも構成で行います。冒頭で興味を引き、冗長な表現のない動画になるような構成を作ることで、ターゲットに最後まで見てもらいやすくなります。

以下のようなことを考慮して、ターゲットに興味を持ってもらえる動画構成を考えましょう。

  • 伝えたいメッセージ
  • 場面展開
  • 動画のスタイル

上記の内容を構成で決めることによって、ターゲットが最後まで視聴して自社の期待している行動に取り組んでもらえる動画を制作できます。

また最後まで見てもらえる動画のアイデアについては、こちらの記事を参考にしてください。

コストパフォーマンスが高いか

映像のクオリティは高い方が望ましいですが、コストとのバランスを考えるのも重要です。多額の制作費を投資しても成果が上がるわけではないため、損失が出るリスクがあります。

自社の利益を最優先し、費用対効果の高い動画を作成することが大切です。構成を作成することで事前におおよそのコストを把握できるため、自社の資金にあわせた動画を制作できます。

なお、もし制作会社に依頼したいと考えている方は、以下の記事で動画制作の相場を知ることができます。内製か外注のどちらがコストパフォーマンスが良いかを判断できますのでぜひご覧ください。

弊社の動画制作サービス「ムビサク」では相場より低価格での外注が可能です。

ムビサクでは様々な種類の動画を制作していますので、ぜひ一度ご相談ください。

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スムーズに動画を制作できるか

構成作成は撮影や編集をスムーズに進めるための手段として有効です。構成によって動画の方向性が定まり、撮影や編集で手戻りが発生することを防げます。

逆に構成を作らずに撮影をしてしまうと、あとで必要な素材が撮れなかったというトラブルが発生しかねません。撮り直しが必要になるため再びキャストや機材のレンタル、撮影場所の手配が必要になり、工数が2倍に増えます。

動画の尺やクオリティによって異なりますが、動画の制作期間は1ヶ月〜2ヶ月ほどかかります。制作期間が延長すると人件費も増加するため、できるだけ短納期になるよう構成を作り込むことが大切です。

また、制作期間の目安については下記の記事で詳しく紹介しています。より短期間で制作するための方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

動画構成の作り方

動画構成の作り方

動画構成は以下のような手順で作成しましょう。

  • 動画の目的とターゲット層を明確にする
  • 動画の掲載先を決める
  • 動画のスタイルの決定
  • 絵コンテやシナリオを作成する

それぞれ作成のコツも紹介していますので、ぜひご覧ください。

事前準備:動画の目的とターゲット層を明確にする

構成を作成する前に目的とターゲットを明確にしましょう。構成をスムーズに作成する方法として6W1Hの活用をおすすめします。

6W1Hの使い方として、最初に6Wを明確にしてから1H(HOW)を決めます。

6Wの概要や具体例は以下のとおりです。

要素 概要 具体例
WHAT(何を) 何の動画を作るのか 商品Aの魅力が伝わる動画
WHY(なぜ) なぜ動画を作るのか 購入を促進するため
WHO(誰が) 誰がメッセージを伝えるのか 商品担当者

商品の利用者

WHERE(どこで) 視聴者が動画を視聴する場所や使用するツール ・自宅
・スマホ
WHEN(いつ) 動画を視聴するシチュエーション 商品を探しているとき
WHOM(誰に) 誰にメッセージを伝えたいのか 商品Aや商品Aと競合の商品に興味のある人

上記のように6Wが決まれば、次のステップからHOW(どのような)を明確化します。

ステップ1:動画の掲載先を決める

動画の掲載先によって、制作すべき動画のテイストが決まります。WEBページやSNS、デジタルサイネージなどWHEREを意識して掲載先を決めましょう。

とくにSNSはそれぞれ好まれる動画の内容が異なります。主要SNSで好まれるコンテンツについて以下の表で紹介しますので、参考にしてみてください。

主要SNS 好まれるコンテンツ
YouTube ジャンル不問
Twitter トレンドに合う動画
Facebook ビジネス系の動画
Instagram デザイン性の高いプロモーション動画や商品を紹介する動画
TikTok エンタメ色の強い動画
LINE ジャンル不問

目的やターゲットに合わせた媒体を選ぶことでどのような動画にすべきかを決められます。

なお、各SNSの特徴やメリットについては以下の記事でより詳しく解説しています。SNS広告やアカウントの運用を考えている方は必見です。

ステップ2:動画のスタイルの決定

掲載場所が決まったら事前に設定した6Wを元に動画のスタイルを決めます。

たとえば、商品を紹介する動画を制作したいと考えていて「WHO」を商品の利用者にしたのであれば、インタビュー形式の動画を制作するといいでしょう。

また、ナレーションで商品を伝えたい場合はアニメーションか実写のどちらで動画を制作するかも考えます。ターゲットや商材の特徴に合わせて最適な表現方法を選びましょう。

もしアニメーションの制作を検討している方は以下の記事も参考にしてみてください。

また、アニメーション動画の具体的な作り方については以下の記事で詳しく解説しています。

それぞれの記事を読むことでアニメーションが自社商材に適しているかを判断できるかもしれません。

ステップ3:絵コンテやシナリオを作成する

構成を具体化するためには絵コンテやシナリオを作成します。絵コンテとは動画の設計図のことで、絵やテキストを用いて動画の構成や各シーンごとの内容を記載するツールです。

絵コンテやシナリオを作成して、以下のような項目を明確にします。

  • 必要な出演者の特徴や出演者の動き
  • 撮影場所や撮影する際の画角
  • アニメーションの動き
  • 挿入するBGM・効果音の特徴やタイミング
  • 挿入するテロップ・イラストの特徴や挿入するタイミング
  • ナレーションの内容
  • 必要な機材
  • シーンごとの尺

上記のことを詳しく決めて全員で動画のイメージを共有することで、撮影や編集がスムーズになります。

イメージを共有する手段として絵コンテは必要不可欠です。絵コンテについては、こちらの記事を参考にしてください。

以上で構成作成の手順は終わりです。構成の作成自体は初心者でも難しくありません。しかし、成果の出る動画を制作する場合は企画力が求められます。

企画力は豊富な経験によって身につけられるスキルのため、はじめて動画を作る方はなかなか企画力のある動画を制作できません。

そのため、もし自社で成果の出る動画を制作するのが難しい場合は、動画制作会社に依頼してみてはいかがでしょうか?

弊社の動画制作サービス「ムビサク」では自社の課題について徹底的にヒアリングし、解決につながるような動画の企画を考案します。

弊社では企画案のアイデア出しや絵コンテの作成を無料で受け付けているため、外注によってどのような動画を制作できるかを契約前に知ることができます。

様々な種類の動画を制作していますので、ぜひ一度ご相談ください。

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動画の構成を効率良く作成できるフレームワーク5選

動画の構成を効率良く作成できるフレームワーク5選

初心者の方でも効率良く構成を作成できるフレームワークを5つ紹介します。

  • 起承転結
  • PREP
  • CAMS
  • ABCD
  • AIBAC

具体例も記載していますので活用する際にご参考ください。

起承転結

起承転結はストーリー性のある動画を作成するときに用いられるフレームワークです。場面をうまく転換することで視聴者に最後まで見てもらえる動画を制作できます。

各要素の概要や具体例は以下のとおりです。

要素 概要 具体例
自己紹介をし、動画の内容を説明する。 はじめまして○○株式会社です。本日はソフトウェアのAを紹介します。
最も伝えたい内容について解説する。 ソフトウェアのAは他社よりも操作性が優れています。
具体的な説明をする。 たとえば、このボタンをたった1回クリックするだけで作業が完了します。
視聴してもらえたことに感謝をし、動画の内容をまとめる。 ご視聴ありがとうございました。操作性の高いソフトウェアAの導入を検討してみてください。

PREP

PREPは説得力のある説明をしたいときに利用できるフレームワークです。最初に結論を伝えるため、視聴者が動画の内容を理解しやすくなります。

各要素の概要や具体例を以下の表で解説します。

要素 概要 具体例
Point 動画で一番伝えたいことを結論から伝える。 自社で新発売した冷蔵庫は節電効果が高いです。
Reason その結論に至った理由を解説する。 断熱材を刷新したことで外部からの熱の影響をより受けにくくなったためです。
Example 具体的に根拠やデータを用いて伝える。 実際に従来品よりも20%消費電力を抑えられました。
Point 最後に結論をもう一度伝える。 そのため、この冷蔵庫によって光熱費を抑えられます。

CAMS

CAMSは行動を促すことに特化したフレームワークで、はじめに視聴者からの共感を得ることで最後まで動画を視聴してもらえる構成を作成できます。

各要素については以下のとおりです。

要素 概要 具体例
CATCH 視聴者の共感する課題や悩みを伝える。 「事務作業が多くて他の業務に手が付けられない」という悩みはありませんか?
APPEAL 課題の解決につながる商材をベネフィットとともにアピールする。 自社のシステムを利用することで事務作業を自動化できます。
MOTIVATE 補足情報を付け足して、購入への動機付けをする。 「システムの導入には時間がかかる」と思う方もいるかもしれませんが、このシステムはカスタマイズが不要で導入したその日から利用できます。
SUGGEST 相手にしてもらいたい行動を提案する。 まずは資料を無料ダウンロードしてみてください。

ABCD

ABCDは、Googleが推奨する動画広告のフレームワークです。早い段階で視聴者の関心を引き込み、ブランドや商品についての認知拡大に向けた動画を制作できます。

ABCDの各要素について以下の表で紹介します。

要素 概要 具体例
ATTRACT 視聴者に語りかけて関心を引く。 これほどきれいに映るなんて思っていませんでした。
BRAND ブランドのロゴや商品を訴求して、認知度を向上させる。 D社のカメラは8K対応で従来のカメラよりも鮮明に映ります。
CONNECT ブランドのストーリーと視聴者の感情を関連づける。 大切な人との思い出も鮮明に残せます。
DIRECT 視聴後の行動を促進する。 お近くの家電量販店で展示されていますので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?

参考:

参考:ABCD フレームワーク│Think with Google

AIBAC

AIBACは、動画広告自動生成ツールを提供している株式会社リチカが考案した動画広告のフレームワークです。専門的なノウハウがなくても高品質な動画広告を制作できるように開発されました。

それぞれの要素については、以下の表で確認してみてください。

要素 概要 具体例
Attention 冒頭の2秒で興味を喚起する。 歩くだけで稼げるアプリがあることを知っていますか?
Interest 商品の特徴を絞って説明して興味関心を引く。 ○○というアプリでは歩いた分だけポイントを稼げます。
Benefit 使用して得られる利益を解説する。 貯まったポイントを電子マネーに換金することが可能です。
Action 具体的な行動を喚起する。 今なら100ポイントもらえますので、ぜひダウンロードしてみてください。

参考:AIBAC(アイバック)│株式会社リチカ

動画構成の考え方におけるよくあるご質問

動画構成の考え方についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

動画構成の順番はどのようなものですか?
一般的な動画構成の順番は、「導入」→「問題提起」→「解決策」→「訴求」→「締めくくり」です。まずは、導入で注意を引き、問題提起で共感を得ます。解決策と訴求では、自社の商品やサービスがどのように悩みを解決できるかを示して、締めくくりでは「購入はこちらから」など行動を呼びかけます。これらの順番を適切に組み合わせることで、魅力的な動画が完成します。
動画の企画構成とは何ですか?
動画の企画構成とは、目的とターゲットに沿って動画の内容を考えていく段階のことです。全体のストーリー性や訴求したいポイントについて、フレームワークを用いて構築していきます。企画構成は、視聴者の関心を引きつけ、情報を伝えるために重要な作業です。
動画の1カットは何秒程度ですか?
動画の1カットの時間は、一般的に2〜10秒程度です。ただし、具体的な時間はコンテンツや目的によって異なります。映像に生き生きとした動きを加えたいのであれば、短いカットでスピーディーに場面が切り替わるほうがよいでしょう。一方で、説得力や信頼感を与えるためには、より長いカットで情報を伝えることが必要です。

まとめ

構成は動画の方向性を明確にし撮影や編集をスムーズに進めるために必要な工程

構成は動画の方向性を明確にし、撮影や編集をスムーズに進めるために必要な工程です。フレームワークを活用しながら自社や自社商材に適した動画を制作しましょう。

また、自社で企画力のある動画を制作することが難しいと考えている場合は、弊社の動画制作サービス「ムビサク」を活用してみてはいかがでしょうか?

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