会社説明会や会議資料としても使われている動画は、多くの情報をわかりやすく伝えられます。動画であれば数値の多い資料でも一目で理解できるので、データを取り扱う取引先との資料としても最適です。 「動画を制作したいけど手順がわからない」「動画制作を依頼する前に流れを知っておきたい」という方もいるでしょう。
動画制作の流れを知りたい方に向けて、本記事では実写動画とアニメーション動画それぞれの制作の流れを5つのステップで解説します。 動画制作をはじめる前に必要な準備や制作のポイントも解説するので、本記事を読むことでよりスムーズに動画制作・依頼ができます。
ぜひ本記事を参考にして、動画制作の流れをマスターしましょう。
動画制作サービス「ムビサク」ではアニメーション動画の豊富な制作実績があります。動画制作を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。
- 動画制作の流れ確認する前に準備しておくこと
- 実写動画を制作する流れ
- アニメーション動画を制作する流れ
目次
動画制作でこんなお悩みありませんか?
- 動画制作を考えているがどうすればよいかわからない
- 急いで動画を作りたいが方法がわからない
- 高品質な動画を制作したいが自社では難しい…
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無料で相談・問い合わせる動画制作をする前に決めておくべきこと
動画制作を行う際は、事前に以下の3つの項目を抑えておきましょう。
- 動画の目的
- 使える予算
- 完成までの納期
上記のポイントをあらかじめ決めておくことで、スムーズに動画制作を進められます。
動画の目的
最初に動画の「目的」を決めることで、一貫性のある動画になります。 具体的には以下の項目を中心に考えましょう。
- 誰に見てほしいか
- 動画を見てどのような行動を起こしてほしいか
- どこに動画を掲載するか
ターゲットによって動画の内容が変わるため、まず誰に見てもらいたいかを決め、次にターゲットにどのような行動を起こしてほしいかを考えます。 たとえば、動画の目的が「人材募集」であれば「求職者が自社に興味を持ち、会社説明会に来てもらう」ことがゴールです。 具体的なゴールが決まると、動画の構成がイメージしやすくなります。
使える予算
予算によって動画のタイプや、個人制作か外部委託するかが変わるため、あらかじめ予算の上限を決めておきましょう。 とくに外部委託サービスでは、予算によって選べるプランが変わってきます。 プランによって動画の長さや編集可能な範囲が異なるため、予算内でどのような動画を制作できるか確認しましょう。
また実写動画とアニメーション動画でも料金が異なり、アニメーション動画の方が比較的安く制作できます。 以下の記事では動画制作の料金について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ムビサクでは5万円から本格的なアニメーション動画の制作が可能です。 低価格で高クオリティのアニメーション動画を制作したい方におすすめします。
完成までの納期
動画の長さや、タイプ(実写かアニメーション)によって制作期間が変わるため、いつまでに動画を完成させたいかメドをつけておきましょう。
とくに実写動画は撮影があり、キャストやフォトグラファーとの日程調節、スタジオの予約などが必要となります。 外部委託する際は修正が入ることもあるため、納期に余裕を持たせておくことが大切です。
【実写orアニメーション】2つの違いとは?
実写動画は「実際の人物や景色を使ってリアルに表現する動画」であり、アニメーションは「キャラクターやイラストを使って自由に表現する動画」です。
それぞれ以下のような特徴があります。
動画のタイプ | 特徴 |
---|---|
実写動画 |
リアルで感情移入しやすい 説得力があり信頼性が高い |
アニメーション動画 |
撮影できないものを再現できる 情報をわかりやすく伝えられる 制作コストを安く抑えられる |
実写動画はリアルな人や景色を使うため、見ている人が感情移入しやすく、説得力が高まるという特徴があります。 一方で目に見えない無形のサービスや会社の理念など、抽象的な事柄を表現するのが難しいというデメリットもあります。
アニメーションは表現の自由度が高いため、撮影が難しいものも再現可能です。 イラストを使うことで、難しい説明やデータをわかりやすく説明できるので、会社の紹介動画や会議資料としても使われています。
さらに撮影の手間がかからないため、低コストかつ短期間で制作できるのも嬉しいポイントです。
実写動画とアニメーション動画の違いについて、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
【実写動画編】動画制作の5ステップ
実写動画は実際の人物や景色を使ったリアルな描写が特徴です。 以下の5つの手順で実写動画を制作できます。
- step1:打ち合わせ(ヒアリング)をする
- step2:動画の企画・構成を決める
- step3:素材の撮影する
- step4:ソフトを使って動画編集をする
- step5:動画を公開する
step1:打ち合わせ(ヒアリング)をする
打ち合わせでは、社内または外部委託先と動画のイメージをすり合わせていきます。 動画のターゲットや目的、掲載先など細かく決めていきましょう。
とくに外部委託する場合は想定している予算内で収まるかどうか確認が必要です。 収まらない場合は、どのくらいの額になるか見積もりを出してもらいます。
納期についても打ち合わせの段階で具体的な日程を決め、契約書に記載してもらいましょう。
step2:動画の企画・構成を決める
動画の構成は、動画の流れを細かく決めていく重要な工程です。 動画のターゲットや目的に沿ってストーリーの流れが決まったら、さらに細かくシーンごとのセリフや演技の台本を作ります。
構成の段階でキャスティングや撮影場所、撮影スケジュールなど、具体的な撮影の予定も決めていきます。 撮影場所の撮影許可や機材のレンタルなど、撮影準備にも時間がかかることを考慮しましょう。
この時、撮影スケジュールをまとめた「香盤表(こうばんひょう)」も作成します。 香盤表は撮影をスムーズに進めるために必要不可欠なので、丁寧に作成しましょう。
動画の企画・構成を決めるためには、以下の2点も大切です。
- ターゲットの設定
- 掲載先の選定
ターゲットの設定
動画制作において、ターゲットの設定は重要です。ターゲットが明確であれば、ニーズや興味関心に合わせた動画を作ることができ、視聴者の満足度を高めることができます。
ターゲット設定の際には、以下の項目を具体的に検討することが重要です。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 趣味・好きなこと
- 価値観
- 抱えている課題
たとえば、20代女性の会社員で、美容に関心が高くコスメの購入を検討しているというターゲットを想定します。その場合の動画は「プチプラコスメを使ったメイク動画」といった内容にするのもよいでしょう。
なお、動画構成の考え方については、こちらの記事も参考にしてください。
動画の企画については、こちらで詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
掲載先の選定
動画の掲載先も、ターゲットや動画の内容によって適切なものが異なります。多くの企業が活用している主な掲載先には、以下の6種類が挙げられます。
- YouTube
- TikTok
- Vimeo
- Wistia
また、企業で活用されるシーンは多くありませんが、エンタメや娯楽として人気のプラットフォームには以下の4種類があります。
- ニコニコ動画
- Twitch
- bilibili
- Dailymotion
制作する動画の目的やターゲットによって、掲載先を変えていくことが大切です。 例えば、企業のマーケティング担当者をターゲットにした、ウェビナーや講演会を撮影した動画を配信するのであれば、PCで視聴されやすいYouTubeがよいでしょう。
一方で、学生向けに新卒採用を目的とした動画であれば、普段からスマホで閲覧されるTikTokが活用されることが多いです。
なお、どの掲載先がおすすめなのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
step3:素材の撮影する
準備が整ったら、台本や香盤表をもとに撮影を開始します。 撮影にハプニングは付きものなので、事前にリハーサルやテスト撮影を行いましょう。
撮影をする時は「1カットを短めにする」「シーンにあったカメラワークを意識する」ことで動画に変化を持たせられます。 たとえば同じシーンでも、さまざまなアングルから撮影すると視点が変わり見ている人が飽きません。
また撮影後にシーンを追加したいと思っても、再撮影には時間と金銭的コストがかかるため、撮り残しがないよう確認しながら進めましょう。
撮影前に必要な準備
撮影の成功は準備にかかっていると言っても過言ではありません。撮影前には、機材の点検を徹底しましょう。
例えば、カメラのレンズが汚れていないか、バッテリーは完全に充電されているか、メモリーカードには十分な空き容量があるかを確認します。
また、撮影するシーンに応じて、適切なレンズやフィルターを選ぶことも大切です。例えば、風景写真を撮る場合は広角レンズ使用します。
加えて、撮影場所の光の状況を事前に把握し、必要に応じて照明機材を準備することも忘れてはいけません。自然光のみで撮影する場合は、日の出や日没時のゴールデンアワーを利用すると、柔らかく美しい光を捉えることができます。
一方で、スタジオ撮影では、光を反射や拡散させることで、被写体に均一な光を当てることが望ましいです。
なお、動画撮影に必要な機材についてはこちらの記事も参考にしてください。
動画撮影のコツ
動画撮影では、安定した映像を得るために三脚の使用がおすすめです。一方で、手持ちカメラでの撮影を行う場合は、体をしっかりと固定し、ブレを最小限に抑える技術が求められます。
また、被写体の動きに合わせてカメラを滑らかに動かすパンニングやチルトなどの技術も、効果的な映像を作り出すために役立ちます。なお、撮影中は常に構図を意識し、視聴者の注意を引く映像を心がけましょう。
おすすめの撮影技法
撮影技法にはさまざまなものがあります。
例えば、被写体を際立たせるために、背景をぼかして被写体を強調する「ボケ味」という技法があります。これは、レンズの絞りを大きく開けることで、被写体だけを鮮明に捉える方法です。
また、動きのあるシーンを撮影する際には、シャッタースピードを遅くすることで、動く被写体の軌跡を美しく表現する「流し撮り」もおすすめです。
なお、撮影技法を選ぶには、撮影する素材の特性や、伝えたいメッセージを考慮することが大切です。
例えば、自然の風景を撮影する場合は、広角レンズを使用してダイナミックな景観を捉えることができます。
一方で、都市の夜景を撮影する場合は、長時間露光を用いて光の流れを表現することもよいでしょう。また、ポートレート撮影で、目線や表情に焦点を当て、感情を伝えることもできます。
step4:ソフトを使って動画編集をする
撮影が終わったら、編集ソフトを使って撮影した素材をつなぎ合わせていきます。 無料の編集ソフトは編集できる内容が限られるため、クオリティの高い動画を作る場合は有料ソフトがおすすめです。
編集ソフトを使った作業は、以下の工程で行います。
- 素材をつなぎ合わせる
- 字幕やテロップを入れる
- ナレーションや効果音、BGMなどを入れる
- 動画を書き出す
同じ素材でも、編集の違いで全く異なる動画になります。 動画の目的やターゲットに沿った演出を意識しましょう。
動画編集のコツ
動画編集を行う際には、視聴者の注意を引きつけるためのストーリー性制が大切です。撮影された素材を整理して、ストーリーに沿ってシーンを並べることから始めます。カットの選択や順序が、物語のペースや緊張感を左右します。
動画のカットとカットをつなぐ効果である、トランジションも重要です。トランジションは物語の流れを妨げないように控えめにすることがコツです。
ただし、YouTubeやTikTokなどでは、カットを目立たせるような編集もよく見られます。ユーザーにとって、馴染みのある演出ともいえるため、動画制作の目的とターゲットに合わせて、トランジションを選択していきましょう。
動画編集では細部にまで目を配ることがコツです。例えば、不要な部分をカットすることで、動画のテンポを保ち、視聴者に飽きさせない工夫をこらしましょう。また、テキストや図を使用する場合は、視聴者が読みやすいフォントとサイズを選び、情報を効果的に伝えることが大切です。
step5:動画を公開する
撮影した素材の編集が完了したら、動画を公開しましょう。
実写動画を公開する際には、ターゲットとなる視聴者層を明確に定めることが重要です。そして、ターゲットにあわせて公開するプラットフォームを選ぶことも、動画の再生回数や視聴率に影響を与えます。
たとえば、YouTubeやVimeoなどの一般的なプラットフォームだけでなく、SNSや業界の専門サイトを利用することもよいでしょう。
SNSでは、視聴者とのコミュニケーションを取りながらフィードバックを受け入れ、動画の改善につなげることもできます。
また、SEO対策を実施することもおすすめです。キーワードやタグを適切に設定することで、検索エンジンによる視認性を高めることができます。
なお、動画SEOについては、以下の記事を参考にしてください。
【アニメーション編】動画制作の5ステップ
アニメーション動画は撮影がないため、撮影の手間が少ないのが特徴です。 アニメーション動画の制作手順は以下の5ステップです。
- step1:打ち合わせ(ヒアリング)をする
- step2:動画の企画・構成を決める
- step3:イラストや図の素材を作成する
- step4:ソフトを使って動画編集をする
- step5:動画を公開する
step1:打ち合わせ(ヒアリング)をする
打ち合わせでは実写動画と同様に、社内または外部委託先とイメージをすり合わせます。 打ち合わせの段階で「どのようなストーリーにするか」「動画を見た人にどうなってほしいか」などをある程度固めます。 アニメーションにはいくつかの種類があるため、動画のターゲットや目的に合わせて適切なものを選びましょう。
アニメーションの種類については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
アニメーションの場合はキャラクターやイラストを使うため、自社のキャラクターやアイコンがあれば、それを使用するかどうかも確認しましょう。
step2:動画の企画・構成を決める
構成では打ち合わせで決めた動画の目的をもとに、ストーリーの流れや詳細を決めていきます。 たとえば会社説明動画であれば会社の事業内容や理念、アピールポイントなどの視聴者が知りたい情報を盛り込みましょう。
ストーリーの流れが決まったら、以下のような詳細を決めていきます。
- 登場するキャラクター
- アイテムのデザイン
- 動画の長さ
- BGMの有無
また、構成が決まったら動画の流れとなる絵コンテも作成しておきましょう。絵コンテとは、ストーリーの詳細を絵で表したもので、構成で考えたストーリーを映像の形に近づける作業となります。
絵コンテには以下のような情報を加えます。
- シーンごとの構図
- セリフ
- ナレーション
- 効果音
- カットの秒数
絵コンテにはイラストだけでなく、文字で補足説明を入れることも可能なので、できるだけ詳しく内容を詰めていきましょう。
編集に入ってからイラストやキャラクターの修正をすると、絵コンテから書き直さなければならず、大変な手間になります。 必ず絵コンテの段階で、社内または外部委託先と一度確認をしましょう。
step3:イラストや図の素材を作成する
構成と絵コンテが作成できたら、アニメーション動画の元となるイラストや図の素材を作成しましょう。アニメーション動画では実写動画と異なり、素材を撮影する必要がありません。そのため、イラストや図の素材を作成しておかなければなりません。
イラストや図は素材サイトから取得することも可能ですが、無料のフリー素材を用いるのではなく、有料の素材を用いることで競合企業の動画と差別化を図ることができます。
また、オリジナルイラストを作成することもおすすめです。企業や商品・サービスのブランドイメージに合わせたオリジナルイラストは、視聴者に覚えてもらいやすくなり、認知度拡大や販売促進にもつながります。
step4:ソフトを使って動画編集をする
編集作業はソフトを使ってイラストを動かし、絵コンテを映像にしていく作業です。 絵コンテに文字で入れたセリフや効果音などを、実際に映像に載せていきます。
動画編集の主な手順は以下の通りです。
- テンプレートを選択する
- それぞれの素材の長さや順番を調整する
- キャラクターやイラストに動きをつける
- ナレーションやテキストなどを追加する
- 動画を書き出してファイル化する
編集ソフトによって、テンプレートの種類や可能な編集範囲が異なります。 アニメーション動画は編集がメインと言っても過言ではないほど重要な工程なので、動画のターゲットや目的に適した編集を心がけましょう。
step5:動画を公開する
イラストの作成やエフェクトの追加が完了したら、動画を公開しましょう。
アニメーション動画では、魅力を最大限に伝えるために視覚的な訴求が大切です。たとえば、サムネイルやタイトルで視聴者の興味を引き、動画のクリックを促してみましょう。
また、公開するタイミングを戦略的に考えることも重要です。例えば、特定のイベントや記念日に合わせて動画をリリースすることで、トレンド性のある動画として視聴者に興味を持ってもらうことができます。
さらに、SNSでのプロモーションやインフルエンサーとのコラボレーションを通じて、より広い範囲の視聴者に配信することも効果的です。そして、動画の公開後は、視聴者の反応を分析し、次回作の参考にしてみましょう。
なお、YouTubeやSNSで多くの人に興味を持ってもらえることを「バズる」と表現します。「バズる動画」の特徴については、以下の記事も参考にしてください。
動画制作のポイント
動画制作を行う際は以下のポイントを抑えることで一貫性のある動画となり、メッセージが伝わりやすくなります。
- 動画の起承転結を決める
- 1つの動画で伝えたいことは1つにしぼる
- 工程ごとに確認しながら進める
動画の起承転結を決める
起承転結がはっきりしていると、視聴者にもメッセージが伝わりやすい動画になります。 たとえば商品のPR動画であれば、以下のような流れです。
起承転結 | 役割 | 例 |
---|---|---|
起 | 動画の始まり | 導入・会社の紹介 |
承 | 動画の展開 | 商品紹介 |
転 | 動画の変化 | セール情報 |
結 | 動画の締めくくり | 会社の名前・問い合わせ先 |
動画の長さを決めたら、それぞれのパートの時間配分を決めます。 一般的には「承」と「転」の部分がもっとも長く、「起」と「結」の部分は短めに設定されます。
動画の構成を考える際は、上記のような起承転結を意識することで流れにまとまりがでて、わかりやすい動画になるでしょう。
1つの動画で伝えたいことは1つにしぼる
動画は文字より多くの情報を伝えられますが、情報を詰め込みすぎるとターゲットに刺さらない動画になってしまいます。
また情報量が多いと動画の長さも伸びて視聴者の負担になります。 アメリカの大手動画プラットフォームWistia社は「動画の長さと視聴率の関係」について調査しました。その結果「動画の長さが2分以降になると視聴率が下がっていく」ことがわかっています。
参考:アメリカの大手動画プラットフォームWistia社の調査
動画の内容にもよりますが、1つの動画で1メッセージを意識して、できるだけコンパクトにメッセージを伝えましょう。
工程ごとに確認しながら進める
工程ごとに「動画の目的からブレていないか」「必要な素材が揃っているか」などを確認しながら進めましょう。 実写動画は撮り直しに時間と金銭的なコストがかかるため、必要な素材が撮れているかその場での確認が必要です。
アニメーションの場合も編集に入った段階でキャラクターの細部を変更したい場合、絵コンテから書きなおす必要があり、大変な手間になります。 とくに外部委託する際は、大幅な修正には別料金のかかる場合があります。
動画制作は工程ひとつひとつが大切なので、各工程で不備がないかチェックしながら進めていきましょう。
動画制作をする際の注意点
動画制作をする際には、以下の点にも注意しましょう。
- 動画を制作する目的を見失わない
- ターゲットとなる視聴者目線で考える
- 著作権や肖像権に注意する
- 予算や納期を事前に確認する
動画を制作する目的を見失わない
動画制作では、完成まで目的を見失わないように注意しましょう。例えば、社内教育が目的であれば、情報は正確性が求められますし、視聴者が理解しやすいような構成にしておくことが大切です。
一方で、エンタメやユーザー向けの情報発信であれば、視聴者の関心を引くようなインパクトが必要になることもあります。
なお、面白い動画に仕上げたいのであれば、他社の事例を参考にすることもおすすめです。以下の記事では、面白い動画のアイデアをビジネスで活かすポイントを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ターゲットとなる視聴者目線で考える
ターゲットとなる視聴者のニーズや関心に合わせて、コンテンツを企画することも成功のカギになります。例えば、若年層をターゲットにする場合は、トレンドを取り入れて、視聴者の気になる内容にしてみるのもよいでしょう。
また、動画内にクリックできる要素を加えたインタラクティブ動画を活用してみるのもひとつの手です。通常の動画よりも印象的な仕掛けでターゲットがより深く情報を知りたい気持ちになることでしょう。
インタラクティブ動画については、以下の記事も参考にしてください。
著作権や肖像権に注意する
動画に使用する素材は著作権や肖像権の侵害に注意が必要です。
著作権とは、動画や素材など制作された作品を他人が無断でコピーすることや、公開されないように守る権利です。
例えば、音楽や映像、写真などの素材を使用する際は、ライセンスを確認し、必要に応じて許可を得るか、著作権フリーの素材を選ぶべきです。
また、肖像権とは、人が他人から写真を撮られることや、撮られた写真が勝手に世間に公表されないようにする権利です。
なお、著作権や肖像権については、以下の記事で詳しく解説しています。
予算や納期を事前に確認する
動画制作前にも注意することがあります。それは、プロジェクトの予算や納期を事前に確認しておくことです。
例えば、予算が限られている場合は、コストを抑えるための工夫が求められますし、納期に余裕がない場合は、効率的な作業分担が重要になります。
なお、当社が提供する動画制作サービス「ムビサク」では、低価格な動画を短納期で提供することが可能です。
ムビサクの動画制作の流れは以下を参考にしてください。無料相談を行っているので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
動画制作にかかる費用
動画制作にかかる費用の相場は一般的に10万円~300万円です。ただし、動画尺や表現方法、撮影の有無によっても異なります。
たとえば、実写動画であれば、5万円~100万円が相場であり、実写動画であれば30万円〜200万円が相場になります。
動画制作には、主に以下のような工程があり、費用がかかってきます。
- 企画・構成立案
- 台本作成・絵コンテ作成
- ディレクション
- 撮影
- イラスト・写真素材
- ナレーション
- BGM・効果音
- 編集
なお、上記の工程は、大きく3種類の費用に分けられます。
- 企画・構成費
- 制作にかかわる人件費
- 諸経費
企画・構成費とは、ヒアリングから始まり、動画の目的やターゲットの選定、伝えたいメッセージをまとめて、シナリオを決めるためにかかる費用です。
制作にかかわる人件費とは、カメラマン、メイク、ナレーターなどの制作を行うスタッフの人件費です。
諸経費とは、上記2つの費用以外のものを指します。例えば、イラストや楽曲のライセンス料などが含まれます。
動画編集にかかる費用を抑える方法については、以下の記事も参考にしてください。
動画制作の流れのよくあるご質問
動画制作の流れについてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
- 動画制作から納品までのスケジュールはどれくらいですか?
-
動画の尺や表現方法、撮影の有無にもよりますが、一般的な動画制作のスケジュールは1ヶ月から2ヶ月程度が多いです。企画・絵コンテ作成に1週間~2週間、撮影に1週間~2週間、編集に2週間~3週間、修正とフィードバックで1週間程度を見込んでおきましょう。
ただし、納期までに余裕をもったスケジュールを組んでおくことが重要です。 - 動画制作と編集を代行する際の流れはどうなりますか?
- 動画制作と編集を代行する際の流れは、実写動画とアニメーション動画によって異なります。一般的には「打ち合わせ(ヒアリング)」→「企画・構成」→「撮影」もしくは「素材作成」→「編集」の流れです。動画制作と編集では企画の部分が重要です。そのため、打ち合わせでしっかりとヒアリングをしてくれる企業に依頼しましょう。
- 動画構成とは何ですか?
- 動画構成とは、動画制作の軸になる要素です。打ち合わせにてヒアリングした内容から目的、ターゲット、動画の用途について掘り下げて、動画の展開を考えます。動画構成を作っておくことで、撮影や編集のタイミングで方向性のずれを防ぐことができます。動画構成を作らないと、納品後の動画がイメージしていたものと違う、といったギャップも生じてしまいます。
まとめ
今回は動画制作の流れについて5つのステップで解説しました。 実写動画とアニメーション動画では制作手順に違いがあり、動画の雰囲気もまったく異なるため、動画の目的に合った方を選びましょう。
アニメーション動画は実写動画に比べて撮影の手間がないため、短期間かつ低コストで制作できます。 低価格で高クオリティのアニメーション動画を制作したい方はムビサクがおすすめです。 3つのプランから予算に合ったものを選べます。
ムビサクでは無料相談を行っているので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。