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効果的な宣伝ツール「動画広告」とは?|メリットや種類を詳しく解説

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船木 佑哉

<動画事業部 部長>

効果的な宣伝ツール「動画広告」とは?|メリットや種類を詳しく解説

動画広告は文字だけの広告より多くの人にアプローチでき、効率的に商品やサービスを広められる宣伝ツールです。SNSやWEBサイトの普及に伴い、動画広告の需要も年々伸びています。商品やサービスの宣伝手段として、動画広告の導入を考えている企業も多いでしょう。

本記事では動画広告の制作を検討している方に向けて、動画広告の種類やメリットについて解説します。動画広告の掲載場所や効果的な作り方なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

動画制作サービス「ムビサク」では動画広告の豊富な制作実績があります。動画制作を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。

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  • 動画広告の主な掲載場所
  • 動画広告の種類と事例
  • 効果的な動画広告を作るポイント

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動画広告とは?

動画広告とは

動画広告とは静止画ではなく動画を使った広告のことです。広義では電車内の広告やCMも動画広告ですが、本記事ではWEBサイトやSNS上で流れるインターネット動画広告について解説していきます。

動画広告は自分の興味のある広告が表示される点が特徴で、検索履歴や登録したキーワードによって広告がカスタマイズされます。紙の広告より、商品やサービスに興味を持っているターゲット層へ効率的にアプローチが可能です。

株式会社サイバーエージェントの調査によると、今後動画広告の市場はさらに拡大し、2026年には年間広告出稿額が1兆2,451億円に達すると予想されています。動画広告は企業にとって需要の高い宣伝ツールと言えるでしょう。

参考:株式会社サイバーエージェントの調査

動画広告の仕組み

動画広告はどのような仕組みで掲載されるのでしょうか。動画広告の課金形態は大きく以下の3種類に分けられます。

課金形態 内容
CPV課金 動画広告の掲載期間中に再生された回数によって掲載費用が変わる
CPM課金 インプレッション数に応じて掲載費用が決まる
CPC課金 動画広告内の商品リンクがクリックされるごとに掲載費用が課金される

CPV(Cost Per View)課金の動画が再生された回数は、動画をクリックして一定の秒数を視聴した際にカウントされます。最低視聴時間は掲載するメディアによって変わります。

またCPM(Cost Per Mille)課金のインプレッション数とは「広告が表示された回数」のことです。動画を1,000回表示させるのにかかる費用を算出し、最終的なインプレッション数に応じて掲載費用が決まります。

CPC(Cost Per Click)課金の場合は動画の再生回数は関係なく、動画広告内に設定された商品リンクをクリックした時点で掲載費用が課金されます。動画を見て商品に興味を示したユーザーがアクションを起こした場合のみ課金されるので、費用対効果の高い点が特徴です。

動画広告の主な掲載場所

動画広告の主な掲載場所

動画広告は以下のようなプラットフォームに掲載されています。

  • YouTube
  • WEBサイト
  • SNS
  • アプリ

それぞれの特徴を押さえて、もっとも効率的な掲載場所で広告を配信しましょう。

YouTube

YouTubeは国内月間ユーザー数7,000万人を誇る動画配信サイトです。さまざまな年代の視聴者がいるため、幅広い年齢層のターゲットにアプローチできるのが特徴です。YouTubeには以下の数種類の広告フォーマットが用意されています。

広告フォーマット 特徴
インストリーム広告 動画の再生中に表示される
インフィード動画広告 YouTubeの検索結果や関連動画の横に表示される
バンパー広告 広告動画の長さが6秒以内でスキップできない
マストヘッド広告 YouTubeのホーム画面上部に掲載される

インストリーム広告の中には「スキップ可能なインストリーム広告」と「スキップ不可のインストリーム広告」があります。それぞれ「スキッパブル広告」と「ノンスキッパブル広告」とも呼ばれています。スキッパブル広告は動画広告の長さが5秒を超えるとスキップ可能です。

参考:Think with Google

WEBサイト

WEBサイト上の動画広告は、主にGoogleとYahoo!によって配信されます。Googleは世界中、Yahoo!は日本国内で幅広い層に配信できるのが特徴です。

GoogleとYahoo!ではターゲティングの方法が異なります。Googleは「コンテンツターゲティング」と呼ばれる方法で、キーワードやトピックを設定し、そのキーワードに関連したWEBサイトに広告が流れる仕組みです。一方、Yahoo!は以前検索したキーワードを分析して関連した広告が流れる「サーチターゲティング」という方法をとっています。

ターゲティングはすでに検索している購買意欲の高い人にアプローチできます。それぞれの特徴を押さえて、適切な方を選びましょう。

SNS

SNSでは不特定多数のターゲットにアプローチでき、以下のようなさまざまなプラットフォームで動画広告を掲載できます。

プラットフォーム 動画広告が掲載される場所
Instagram フィードとストーリーズ機能
Facebook フィードとストーリーズ機能
Twitter フィードのコンテンツの間
LINE ニュースやトークアイコンの一番上、ホームなど
TikTok フィード

TikTokの場合はアプリを起動させると自動的にフィードに広告が流れるため、必ずユーザーの目に留まります。フィードに動画広告が流れるタイプは、フィードをスワイプしながら気になる広告を手軽にクリックできるのが特徴です。

アプリ

アプリ内で動画広告が流れる場合もあり、とくに無料アプリに掲載されています。たとえばマンガアプリのコンテンツの間に表示されたり、ホーム画面をスクロールする時に表示されたりします。

アプリはゲームアプリであればゲームに関連した商品やサービスをアピールできるといったように、ユーザーの興味を特定しやすい点が特徴です。しかしアプリを楽しんでいる際に動画広告が頻繁に出てくるとユーザーに不快感を与えてしまうため、広告のタイミングや回数に注意する必要があるでしょう。

【事例あり】動画広告の種類

動画広告の種類

動画広告には主に以下の3つの種類があります。ここではそれぞれ事例を用いて解説していきます。

  • インストリーム広告
  • インバナー広告
  • インリード広告

インストリーム広告

インストリーム動画広告は主にYouTubeのような動画配信サイトで用いられる広告です。 動画の再生中に表示されるため、多くの人の目に留まりやすくなっています。自分が見ていた動画と同じように音声も流れるので、静止画の広告より商品やサービスの魅力が伝わりやすい点が特徴です。

インストリーム広告の中は以下の3つの種類があり、動画が流れるタイミングによって種類が変わります。

  • プレロール広告:動画が始まる前に流れる広告
  • ミッドロール広告:動画の間に流れる広告
  • ポストロール広告:動画が終了した後に流れる広告

プレロール広告とミッドロール広告は動画の視聴前と視聴中に流れるため、比較的ユーザーの離脱率が低くなります。ポストロール広告は動画視聴後に流れるため視聴率は下がりますが、興味を持ったユーザーが商品購入に至るアクションを起こす「コンバージョン」を獲得しやすいのが特徴です。

下記の動画はシャンプーの動画広告で、15秒間で商品の魅力を伝えています。冒頭に商品名を掲載し、さらに有名女優を起用することで動画への注目度を高めています。

引用:中条あやみ 笑顔でさらさらヘアをなびかせて登場! 花王「PYUAN(ピュアン)」新CM

インバナー広告

インバナー広告はYahoo!のようなWEBサイトで使われる広告のことです。ページのディスプレイ広告枠の部分に掲載されます。以下の写真の黄色い線で囲われた部分がインバナー広告です。

インバナー広告はYahoo!のようなWEBサイトで使われる広告のこと

引用:Yahoo! JAPAN

インバナー広告は、YouTubeのような動画メディアを利用しないユーザーにもアプローチできる点が特徴です。インバナー広告はサイトを開くと自動で流れることが多いですが、音声は画面をクリックしないとオンになりません。またサイトによってはページの一定の場所までスクロールしないと流れない場合もあります。テロップをつけて、音声がなくても理解しやすいように工夫しましょう。

インリード広告

インリード広告とは、TwitterやInstagramといったSNSやWEB記事で流れる広告のことです。SNSをよく利用する若年層をターゲットにしやすく、拡散力があります。

コンテンツとコンテンツの間に挿入され、スクロールして広告が表示されると動画が流れる仕組みになっています。SNSコンテンツやWEB記事のメインコンテンツと同じ枠に自然な形で広告を流せるのが特徴です。

インリード広告とは、TwitterやInstagramといったSNSやWEB記事で流れる広告のこと

引用:BBC News

上記の写真はニュース記事の間に掲載されたインリード広告で、画面をこの広告の位置までスクロールすることで自動的に動画が再生されます。音声はオフになっており画面をタップすると音声が流れる仕組みのため、テロップを付けて音声がなくても理解できるようになっています。

動画広告の3つのメリット

動画広告のメリット

動画広告には以下の3つのメリットがあり、有効な宣伝手段として使われています。

  • ストーリーに共感することで購買意欲を高められる
  • コストパフォーマンスがよい
  • データによる客観的な効果測定ができる

文字だけの広告との違いや動画広告のメリットを押さえておきましょう。

ストーリーに共感することで購買意欲を高められる

動画広告は文字だけでは伝わらないストーリーを描けるため、人の心に残りやすく商品に親近感を持ちやすくなります。ストーリーに共感して商品を身近に感じられると、購買意欲も高まるでしょう。スタンフォード大学の研究によると「物事を説明するときにストーリーを共有すると、通常より22倍も記憶に残りやすい」ことがわかりました。

参考:スタンフォード大学の研究

たとえば化粧品の広告で、自分に自信がなかった女性が商品を使って周りの人から褒められるというストーリーを描くと共感を得やすく、商品への興味も高まります。商品の効能を羅列するより、ストーリーがあることで視聴者の心を動かして商品の購入に誘導できます。

コストパフォーマンスがよい

動画広告は一度制作すれば、ホームページや各種SNSなどさまざまな媒体で使いまわせる点が特徴です。さまざまなプラットフォームで配信できると多くのターゲットにアプローチできるため、コストパフォーマンスの良い宣伝手段と言えます。また動画広告の課金方法によっては動画内のリンクをクリックしないと課金が発生しないものもあるため、無駄な費用を抑えられます。

短い動画やアニメーション動画であれば、動画広告の制作費用を抑えることが可能です。商品・サービス紹介動画の相場は約10万円から制作できます。動画広告の制作費用に関しては以下のページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

データによる客観的な効果測定ができる

動画広告は広告の効果を客観的に計測できる点も大きなメリットです。動画の再生数や再生時間、クリック数やコンバージョン率(実際に購入に至った数)などが数値として現れるため、客観的に効果測定ができます。動画広告はワンクリックで商品ページに飛べるため、紙の広告に比べてコンバージョン率がわかりやすいのが特徴です。

再生数やコンバージョン数が高い動画を分析し、消費者の好みや興味のあるトピックを絞り込むことで、より効果的な動画広告を制作できます。

効果的な動画広告を作るポイント

動画広告を作るポイント

動画広告を制作する時は以下のポイントを押さえて、より効果的な動画広告を作りましょう。

  • インパクトのある演出にする
  • アニメーションを活用する
  • 動画を掲載する媒体を最初に決めておく

インパクトのある演出にする

広告動画は動画の冒頭に一番アピールしたい内容を持ってきて、その後に説明を加える流れが効果的です。動画広告は最初がつまらないとスキップされてしまうため、最初に必要な情報を持っていきます。

とくに6秒の短い動画やスキップ可能な広告は、視聴者の興味を引くインパクトのある演出を意識しましょう。たとえば動画で有名人を起用したり、ユニークなイラストを使ったりすると注目度を高められます。

アニメーションを活用する

動画広告を制作する際はアニメーションを活用するのもおすすめです。アニメーションは無形のサービスや実写化が難しい商品もわかりやすく説明でき、イラストやキャラクターを使うことで親近感が湧くという特徴があります。

また実写動画に比べて制作費用が安く、制作期間も短いといったメリットも挙げられます。低価格で高クオリティのアニメーションを制作するならムビサクがおすすめです。

動画広告制作の詳細はこちら

ムビサクでは動画広告・SNS動画広告の制作実績があり、制作した動画広告は各種SNSや街中のデジタルサイネージ広告などさまざまな場所で配信できます。無料相談を行っているので、気になる方はぜひお問い合わせください。

動画を掲載する媒体を最初に決めておく

動画広告は掲載する媒体によって動画の長さやフォーマットが変わります。掲載する媒体によってアプローチできるターゲット層も異なるため、事前に掲載する媒体を決めておきましょう。たとえばInstagramやTikTokは若年層をターゲットにでき、FacebookやYouTubeは幅広い年代にアプローチが可能です。

またスマホとパソコンでは動画の解析度や縦横比が異なる場合があります。TwitterやInstagram、TikTokなどはスマホでの閲覧が多いですが、YouTubeやWEBサイトはパソコンで閲覧するケースも考えられます。端末によって動画の表示に違いがないか事前に確認しておきましょう。

マーカー

動画広告のよくあるご質問

動画広告についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

オンライン動画広告とは何ですか?
オンライン動画広告とは、インターネット上で配信される映像コンテンツを活用した広告です。YouTubeなどの動画プラットフォームやSNS、ウェブサイト上で視聴者に向けて宣伝やメッセージを伝えるために活用されます。
一方でオフライン動画広告としては、テレビCMやデジタルサイネージに映し出された看板広告、電車広告、タクシー広告などが挙げられます。
動画広告の市場規模はどれくらいですか?
株式会社サイバーエージェントの調査によると、2022年の動画広告における市場規模は5,601億円であり、昨年比で133.2%と成長を続けている市場です。今後動画広告の市場はさらに拡大し、2026年には年間広告出稿額が1兆2,451億円に達すると予想されています。 参考:株式会社サイバーエージェントの調査
動画広告の課題は何ですか?
動画広告の課題は、視聴者の注意を引きつけるコンテンツの競争激化、視聴者のスキップや広告ブロッカーの使用による視聴されづらい状況、適切な動画尺やフォーマットの選択が難しいことが挙げられます。また、動画広告の制作にも、時間やコスト、ノウハウがないなどの課題があります。

まとめ

動画広告は多くのターゲットに効率よくアプローチできる宣伝ツール

動画広告は多くのターゲットに効率よくアプローチできる宣伝ツールです。YouTubeやWEBサイト、SNSなどさまざまなプラットフォームを使って配信できます。配信するプラットフォームによって動画広告の種類が異なるため、ターゲット層に合わせた媒体を選びましょう。

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