動画広告・SNS広告コラム

縦型動画のメリットとは?横動画との違い・おすすめ配信先・制作事例も紹介

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船木 佑哉

<動画事業部 部長>

縦型動画のメリットとは?横動画との違い・おすすめ配信先・制作事例も紹介

縦型動画はスマホに最適であり、多くのSNSが縦型動画に対応しています。SNSはさまざまな年代のユーザーをターゲットにできるため、商品やサービスの宣伝にも効果的です。

効率的に商品の宣伝をするための手段としてSNS広告を検討しているなら「縦型動画」を活用しましょう。縦型動画は片手で手軽に操作でき、フルスクリーンで視聴できるため注目度も高まります。

本記事では縦型動画の制作を検討している方に向けて、横型動画との違いやメリットを解説します。縦型動画が活用されているSNSや活用事例も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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  • 縦型動画と横型動画の違いとは?
  • 縦型動画が活用されているSNS
  • 縦型動画を活用した事例と制作のポイント

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縦型動画とは?

縦型動画とは縦長の動画

縦型動画とは縦長の動画を指し、主にスマホやタブレットで視聴されます。縦型動画のサイズは横と縦の比率が9:16で構成されており、スマホを横にする必要がなくそのまま見られる点が特徴です。

動画制作会社のモバーシャル株式会社の調査では、20代〜50代の男女700名にアンケートを行いました。スマホでWEB動画を視聴する時のスマホ端末の向きについての質問では、以下のような結果となり、横向きより縦向きの方が多いことがわかりました。

動画の向き 縦向きのみで視聴 横向きのみで視聴 両方で視聴
割合 32.6% 29.9% 37.6%

また年代別で見ると縦向きのみで視聴する割合は20代が39.2%ともっとも多く、SNSの普及が要因のひとつと考えられています。

参考:動画制作会社のモバーシャル株式会社の調査

縦型動画と横型動画の違いとは?

D縦型動画と横型動画の大きな違いは動画のサイズ

縦型動画と横型動画の大きな違いは動画のサイズで、縦型動画の横と縦の比率は9:16、横型動画の比率は16:9となっています。サイズの違いから、向いている媒体や動画の内容が異なります。それぞれの特徴をまとめた以下の表を参考にしてください。

テキスト

縦型動画 横型動画
サイズの比率(横:縦) 9:16 16:9
向いている媒体 スマホやタブレット パソコンやテレビ
向いている動画の内容 人やモノに焦点を当てる動画 背景や動画全体に焦点を当てた動画
動画の長さ 1分程度の短い動画 YouTubeや映画などの長時間の動画(3分以上)

モバーシャル株式会社の調査では、スマホで動画を視聴する時の端末の向きごとに視聴する動画の長さを比較しています。「縦向きのみ」で動画を視聴する人は1分以内の動画を視聴する傾向が見られ、「横向きのみ」で動画を視聴する人は3分以上の動画を視聴する傾向が強いことがわかりました。

動画の長さや内容に合わせて、適切な向きを選びましょう。

参考:モバーシャル株式会社の調査

縦型動画の4つのメリット

縦型動画のメリット

縦型動画には、横型動画にはない以下のようなメリットがあります。

  • 手軽に見られるため視聴率が上がりやすい
  • フルスクリーンで注目されやすい
  • エンゲージメント率が上がりやすい
  • 若年層にアプローチしやすい

縦型動画は広告でも活躍するので、上記のメリットを押さえて効果的に活用しましょう。

手軽に見られるため視聴率が上がりやすい

縦型動画は片手でスクロールしたまま視聴できるため、手軽に動画を視聴できる点が特徴です。一方横画面で動画を視聴にするには「画面縦向きロック」の解除を行い、スマホを横にするという手間がかかります。

縦型動画は片手でスマホを操作している時でも気軽に見られることから、横型動画より視聴率が上がりやすくなります。たとえば移動中の電車の中や狭いスペースでスマホを利用する時は、片手でスムーズに視聴できる縦型動画の方が利用しやすいでしょう。

フルスクリーンで注目されやすい

縦型動画はフルスクリーンで視聴できるため、横型動画の向きを変えずに視聴する時と比較して縦型動画の表示面積は約3倍です。大きな画面だとインパクトも大きく動画への没入感も高まり、動画への注目度も上がります。

スクリーンが大きいと、動画の細かい部分やインパクトのある演出を存分に楽しめます。横画面に比べて縦型動画は人やモノをアップで映せるため、人の目を引く演出をしやすい点も特徴です。

エンゲージメント率が上がりやすい

縦型動画はそのまま気軽に視聴できることから、動画を最後まで見てもらう「完全視聴率」やコメントやシェアといった「エンゲージメント率」が高い点も特徴です。アメリカのマガジンUSA TODAYの調査によると「縦型動画は横型動画に比べて完全視聴率が9倍以上になる」ことがわかりました。

気軽に視聴できるという理由以外に、縦型動画は動画の長さが短いものが多いため最後まで見てもらいやすく、コメントやシェアなどの行動にもつながりやすいという要因も考えられます。縦型動画は視聴時の動作も視聴時間も視聴者に負担を与えにくいため、完全視聴率やエンゲージメント率が高まりやすくなります。

参考:アメリカのマガジンUSA TODAYの調査

若年層にアプローチしやすい

縦型動画は、特に若年層へのアプローチに非常に効果的です。スマホの普及に伴い、中高生から20代を始めとした若者の間で縦向きのコンテンツを視聴する習慣が生まれました。

TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートをはじめとしたSNSプラットフォームでは、短時間でインパクトのある情報を提供できる点が魅力です。

また、若者は情報の消費が速く、手軽に視聴できるコンテンツを好む傾向にあります。そのため、画面を回転させる手間なく視聴できる縦型動画は、若年層に自然にアプローチできる手段として、マーケティングのトレンドとなっていくでしょう。

縦型動画がおすすめなシーン

縦型動画がおすすめなシーン

SNSは主に縦型動画が使われているため、縦型動画はSNS広告と相性がいい点が特徴です。SNSは若年層を中心に不特定多数の人に認知されやすく、商品やサービスの宣伝にも効果的です。

縦型動画は画面をスクロールしながらそのまま気になる動画広告を視聴できるので、ネットサーフィンをしながらでも見てもらいやすくなります。SNS広告を作る時のポイントは、短時間で視聴者の記憶に残る動画を制作することです。縦型動画なら大画面でインパクトのある動画を作りやすいため、SNS広告に向いています。

縦型動画が活用されているSNS

縦型動画が活用されているSNS

ここでは以下の縦型動画が活用されているSNSを紹介します。

  • TikTok
  • Instagram
  • YouTube
  • Facebook

それぞれ特徴やターゲット層が異なるので、動画の内容に適したプラットフォームを選びましょう。

TikTok

若年層に人気のTikTokは、博報堂の「コンテンツファン消費行動調査」によると10代から20代のユーザーが全体の約50%を占めています。TikTokは上下にスワイプして動画を視聴できる縦型動画に対応したアプリです。15秒〜3分間(一部ユーザーのみ)の長さの縦型動画を投稿できます。動画の撮影機能もついており、簡単に動画の撮影や編集ができる点も特徴です。

TikTokはアプリを開くと自動的に動画広告が再生される仕組みになっており、ユーザーの目に必ず留まります。さらに「おすすめ機能」がついており、ユーザーの興味に合わせて同じトピックの動画がフィードに流れるため、潜在的なターゲットに訴えかけることが可能です。

参考:コンテンツファン消費行動調査

Instagram

Instagramも若年層に人気の高いSNSです。総務省が発表した「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、Instagramの利用者は20代がもっとも多く、次に10代が多い結果となっています。

Instagramでは15秒のストーリーズ、30秒のリール、15分の長い動画を投稿できるIGTVなどさまざまな縦型動画の種類があります。ストーリーズの広告は簡単にスキップできるため、視聴者の離脱を防ぐためには冒頭にインパクトのある構成にするといいでしょう。

参考:令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

YouTube

YouTubeは比較的幅広い年齢層に利用されている動画配信プラットフォームです。総務省が発表した「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、10代〜60代のすべての年齢層で60%以上の利用率を誇っています。

YouTubeの通常の動画は横型が採用されていますが、ショート動画は縦型に対応しており最大60秒の動画を投稿できます。横型動画が多い中で縦型動画は注目度も高く見やすいため、視聴率を高めやすい点が特徴です。

またInstagramのストーリーズに似た「ストーリー機能」も搭載されています。チャンネル登録者数1万人以上のクリエイターのみが使える機能で、配信日から7日間の期限がすぎると動画が自動的に消える仕組みとなっています。

参考:令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

Facebook

Facebookは他のSNSに比べて年齢層が高めの人たちをターゲットにできる点が特徴です。総務省が発表した「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、Facebookを利用する年代は30代がもっとも多く、次が40代となっています。その次の20代と50代の利用率も大差なく、他のSNSより利用者の年齢層が高いと言えます。

Facebookはストーリーズ機能で縦型動画に対応しており、Instagramと同様に24時間で自動的に動画が削除される仕組みです。

参考:令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

縦型動画を活用した事例

縦型動画を活用した事例

縦型動画は商品やサービスの宣伝に有効なツールです。ここでは実際に縦型動画を活用した以下の事例を紹介します。

  • GUCCI(YouTube公式)
  • ドミノ・ピザ(TikTok公式)
  • New Balance(Instagram公式)

GUCCI(YouTube公式)

GUCCIのYouTube公式アカウントは、チャンネル登録者数82.8万人(2022年11月時点)を誇る大きなチャンネルです。以下の動画はGucci Savoyコレクションのバッグを紹介したYouTubeのショート動画です。

引用:GUCCI(YouTube公式)

バッグが作られる過程をテンポよく編集し、コミカルなBGMを合わせた動画になっています。実際の動画は45秒間ですが、YouTubeのショート動画用に15秒間の動画に編集されています。縦型動画は大画面で「人やモノ」に焦点を当てやすいため、このような商品にフォーカスした動画が作りやすいのが特徴です。

ドミノ・ピザ(TikTok公式)

ピザチェーン店のドミノ・ピザはSNSを活かして商品の宣伝を行っています。以下の動画はドミノ・ピザ公式サイトによるTikTok動画で、5万8千のいいね(2022年11月時点)がつく人気動画です。

引用:ドミノ・ピザ(TikTok公式)

ユーモアのある内容と流行りの音源を組み合わせた話題性のある動画です。7秒間と動画の長さは短いものの、人目を引くピザのビジュアルを活かしてユーザーの興味をそそる動画となっています。ドミノ・ピザのアカウントでは新作商品や期間限定商品の宣伝を行っており、インパクトのある縦型動画が使われています。

New Balance(Instagram公式)

New Balanceの公式Instagramは660万人のフォロワー(2022年11月時点)をもつ大手のアカウントです。以下の動画は有名芸能人を起用したポップな広告動画です。以下の動画はYouTubeの動画ですが、Instagramではリールとストーリーズで縦型動画として配信されています。

引用:New Balance(YouTube公式)

New Balanceの公式Instagramでは、30秒間の動画を15秒ずつに分けてストーリーズで配信しています。縦型動画では人やモノがアップで映るため、芸能人がダンスする姿はユーザーの目を引き、ブランドの認知度を高めるのに効果的です。さらに縦型動画で人がアップになった際にもNew Balanceのロゴが見えるよう、工夫して撮影されています。

縦型動画を作る際のポイント

縦型動画を作る際のポイント

縦型動画はただ投稿するだけでなく、再生回数を増やすことが大切です。縦型動画を制作する時は以下のポイントを押さえて、思わず見てしまうような動画を作りましょう。

  • 冒頭で興味を引く
  • 必要な情報をコンパクトにまとめる
  • ターゲット層に合わせた演出を考える

冒頭で興味を引く

縦型動画を制作する際、冒頭で視聴者の興味を引くことがポイントです。特に、SNSやスマホでのコンテンツ消費が主流の現代では、ユーザーは短時間で大量の情報を受け取るため、最初の数秒で注意を引けないとすぐにスクロールされてしまいます。

そのため、動画の冒頭にインパクトのある映像やキャッチーなメッセージで、視聴者に「もっと見たい」と思わせる工夫が必要です。

また、疑問を投げかける、驚きを与える、共感を呼び起こすようなストーリー展開も効果的です。視聴者の関心を引き付けることで、離脱率を下げ、最後まで視聴される可能性が高まります。

ただし、冒頭で興味を引くために、過激すぎる表現をしてしまうのは注意が必要です。縦型動画は拡散されやすい点はメリットですが、炎上の懸念があるという点はデメリットになります。そのため、面白さだけを求めず、やりすぎないようにしましょう。

必要な情報をコンパクトにまとめる

縦型動画は比較的長さが短いため、必要な情報だけを盛り込むようにしましょう。長尺の動画を短く編集して他のSNSに投稿できます。たとえば3分ほどのYouTube動画の必要な部分だけ抜き取って30秒ほどの動画に編集し、他のSNSに載せて宣伝することも可能です。

とくにインパクトのある部分を抜き取れば、視聴者に興味を持ってもらえて長尺動画に誘導できます。動画を投稿するプラットフォームの投稿可能な動画の長さを確認し、その長さの中で必要な情報を伝えるようにしましょう。

ターゲット層に合わせた演出を考える

ターゲットによって動画を掲載するプラットフォームや演出が変わるため、最初にターゲット層を明確にしましょう。上記で紹介したようにSNSによってユーザーの年齢層が変わります。

たとえばTikTokやInstagramは若年層に人気のため、流行りの音源やダンスなどを利用すると視聴者の興味を引けるでしょう。一方Facebookはユーザーの年齢層が高めなので、落ち着いた演出で商品の価値をしっかりと伝えられる動画構成が向いています。最初にターゲットを明確にし、ターゲット層に合わせたプラットフォームを選んで演出を考えましょう。

縦型動画のよくあるご質問

縦型動画についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

動画は縦と横どちらがよいですか?
動画の縦か横かは、視聴環境や動画配信プラットフォームによって異なります。縦はスマホでの閲覧に適しており、SNSやショート動画に適しています。一方、横はPCやテレビでの視聴に適しており、詳細な情報や映像表現に適しています。目的やターゲットに合わせて選択することが重要です。
縦動画のサイズはどれくらいですか?
縦動画のサイズは9:16のアスペクト比で、最適なサイズはプラットフォームのガイドラインにより異なります。一般的なおすすめのピクセル数は1080×1920または720×1280で、スマホの画面に合わせたクリアな映像品質を提供します。各プラットフォームのガイドラインを確認することが重要です。
縦動画はなぜ人気ですか?
縦動画は、スマホの普及やSNSの急速な成長により、ユーザーがスマホで縦方向にコンテンツを視聴する機会が増えたため人気です。縦型は視聴者の操作性や利便性に合致し、SNSストーリーズやモバイル向けの広告など、ユーザーの注意を引く効果的な形式となっています。

まとめ

縦型動画は主にSNSで使われる動画

縦型動画は主にSNSで使われる動画で、商品やサービスの宣伝にも効果的です。縦型動画は動画の時間が短く片手で気軽に操作しながら視聴できるため、最後まで見てもらいやすいという特徴があります。動画を投稿するSNSはさまざまな年代をターゲットにできるので、動画の目的に合った適切なプラットフォームを選びましょう。

実写動画が多い縦型動画ですが、差別化を図るならアニメーションがおすすめです。アニメーションならイラストを使ってキャッチーなSNS動画広告を作れます。ムビサクではSNS動画広告の制作実績があり、オリジナルのイラストを制作することも可能です。

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