企業や商品を紹介する方法の中でも、インタビュー動画はリアルな声を伝えられるコンテンツです。経営者に会社について詳しく聞いたり、従業員にやりがいをインタビューしたりした様子を発信することで、企業のブランディングや人材採用への良い影響を期待できます。
効果的なインタビュー動画をつくるためには、撮影や編集が重要です。ポイントを押さえた撮影・編集によって、視聴者に伝えたいことを的確に発信できます。
本記事ではインタビュー動画の作り方や撮影・編集のポイントを詳しくまとめました。インタビュー動画制作を外注するメリットや費用にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
動画制作サービス「ムビサク」ではインタビュー動画の豊富な制作実績があります。動画制作を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。
ムビサクのインタビュー動画制作について詳しく知りたい方はこちら
- インタビュー動画の種類と事例
- インタビュー動画の作り方
- インタビュー動画制作で役立つ編集のコツ
目次
動画制作でこんなお悩みありませんか?
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- 急いで動画を作りたいが方法がわからない
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無料で相談・問い合わせるインタビュー動画の種類・事例
インタビュー動画は、3つの種類に大きく分けられます。
- 社員インタビュー|人材採用
- 経営者インタビュー|企業・商品のブランディング
- 顧客インタビュー|購買促進・認知度アップ
それぞれのインタビュー動画の特徴やメリットを詳しく解説します。
社員インタビュー|人材採用
社員インタビューは、社員に対してインタビューを実施し、新卒採用や中途採用といった人材採用を目的に活用されます。
担当している仕事ややりがいなどをインタビューすることで、ホームページやネットの情報だけではわからない仕事内容や職場の雰囲気などをリアルに伝えられるのがメリットです。
なお、採用動画のメリットや効果については、以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
事例1:ソニー株式会社
引用:若手社員インタビュー ~やりたいことを実現する ソニーへの情熱~ 【ソニー公式】
ソニー株式会社(SONY)が発信した社員インタビュー動画では、若手社員に対してインタビューを実施し、若手がチャレンジできる職場環境やグローバルな人材が活躍している様子などを伝えています。
動画では、情熱をテーマに若手社員が語っていく構成です。さまざまな部署で働く社員にフォーカスすることで、求職者が自分事化しやすい映像作品に仕上がっています。
なお、新卒採用のための動画活用事例は、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
事例2:全日本空輸株式会社(ANA)
引用:社員インタビュー/ANA客室乗務職
全日本空輸株式会社(ANA)では、客室常務職にフォーカスをした社員インタビュー動画を配信しています。実際に働く社員がどのような意志を持って入社を決めたのか、具体的な内容が語られています。
また複数の社員へインタビューを行うことで、ANAが掲げる「一人ひとりの人間性を活かすこと」や「お客様の立場にたつこと」や「クルーの気づきを大切にしてチームでフライトすること」が映像で表現されています。
事例3:豊友工業株式会社
引用:【採用動画】豊友工業株式会社 | 社員インタビュー動画【RECRUIT VIDEO】
プラントにおける配管工事や製缶工事を事業展開している豊友工業株式会社も社員インタビュー動画を制作しています。豊友工業株式会社が掲げる「信用」、「信頼」、「丁寧」、「迅速」というキーワードがインタビュー動画全体をまとめています。
また、溶接に関わる作業員にフォーカスした内容ですが、工場の外観や実際の作業の様子も撮影しているので、入社後の環境をイメージしやすい動画です。
事例4:株式会社すかいらーくホールディングス
引用:すかいらーく社員インタビュー「アシスタントマネジャー編」~入社1年目の想い~
ガストやバーミヤンなど外食産業を店舗展開する株式会社すかいらーくホールディングスでは入社1年目の社員にフォーカスした社員インタビュー動画を制作しています。
動画の前半では、入社1年目の社員が一人ひとり自己紹介をしていく形式で進みます。そして、動画の後半では、4人の社員が会話形式で雑談をしながら進む、和やかな動画です。
事例5:株式会社五十鈴製作所
引用:2022年入社 新入社員インタビュー
低圧鋳造機にてトップクラスのシェアを占める株式会社五十鈴製作所では、2017年から毎年新入社員へのインタビューを行っています。
動画の冒頭は約1分間の会社紹介から始まります。その後、入社を決めた理由や現場研修の感想などを伝えた構成です。製造工場や事業所など室内のシーンが多い動画ですが、明るいコントラストで前向きな印象に仕上げています。
経営者インタビュー|企業・商品のブランディング
経営者インタビューは、経営者がインタビューに応じ、自社や商品への思いを語る動画コンテンツです。
企業を立ち上げたきっかけや人気商品の開発秘話などは、視聴者の共感を得やすく、事業に真剣に向き合っている姿によって企業や商品のブランディングを実現できます。消費者から企業への信頼を得たり、求職者が「この社長の元で働きたい」と就職を希望したりするなど、さまざまな効果を期待できるのも特徴です。
事例1:株式会社ジャパネットホールディングス
引用:採用担当が社長にインタビュー!?社長の考える「ジャパネット」とは?【ジャパネット新卒採用】
通信販売大手の「ジャパネットたかた」で有名な株式会社ジャパネットホールディングスでは、経営者インタビュー動画を配信しています。若手の新卒採用担当がジャパネットグループの社長に直接インタビューした様子をまとめた動画で、社長の考え方や思いを質問しています。社長目線でのモチベーションを維持する方法や経営で大切にしていることなどを若者に向けて伝え、新卒採用の活性化を目的に構成しているのが特徴です。
経営者インタビューをはじめとした企業PR動画の作り方は、以下の記事で解説しています。制作するメリットやコツ、事例も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
事例2:株式会社ビービット
引用:【beBit】社長インタビュー
企業のコンサルティングを事業展開する株式会社ビービットでは、経営者インタビューを実施しています。ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上を支援する企業であることを、社長の言葉で伝えています。
仕事の目的を「幸せとは、役に立つこと」というメッセージを掲げて、企業が進んでいくビジョンを情熱的に語った力強い動画です。
事例3:株式会社カービューティーアイアイシー
引用:【社長インタビュー】舊役哲史|株式会社カービューティーアイアイシー|ガラスコーティング・カーコーティングなら東京 神奈川 CAR BEAUTY IIC
東京都・千葉県・神奈川県を中心に車コーティングを専門に事業展開する株式会社カービューティーアイアイシーの経営者インタビュー動画です。
代表取締役の方が、父親から会社を引き継いだ経緯から始まり、どのような想いで仕事をしているかを伝えています。インタビューの合間には実際にカーコーティングの作業を進めるシーンを挿入することで、安心して依頼できる企業であることを表現しています。
事例4:Karakami HOTELS&RESORTS株式会社
引用:【カラカミ観光】社長インタビュー企業紹介
リゾートホテルやビジネスホテルを事業展開するKarakami HOTELS&RESORTS株式会社の経営者インタビュー動画です。「まごころのおもてなし」をテーマにホテル業を提供していきた会社であることを社長自ら誠実に語られています。
インタビューを受けている社長ではなく、運営するホテルのイメージを豊富に取り入れた映像である点が特徴的です。お客様には「実際に泊まってみたい」と思わせ、求職者には「一緒に働いてみたい」と思わせる映像作品です。
事例5:株式会社ベイス
引用:会社紹介動画_社長インタビュー
中小企業を中心にデジタルマーケティングの支援を提供している株式会社ベイスは経営者インタビュー動画を配信しています。
動画の前半では、会社概要や沿革について社長自ら語られています。データだけではなく、会社のビジョンや社員の人物像などに触れることで、説得力がありながらも前向きな動画に仕上がっています。
顧客インタビュー|購買促進・認知度アップ
顧客インタビューは、自社の商品・サービスを利用したお客様へのインタビューです。実際に使用・利用してみた感想や満足している点などを語ってもらうことで、生の声を広く発信できます。
顧客は感想や口コミを参考にする傾向があるため、顧客インタビューによって購買意欲を促進し、購入につなげることが可能です。
また、提供を始めたばかりの商品・サービスの認知度拡大にも、インタビュー動画が役立ちます。無料体験やモニターに対してインタビュー動画を制作すれば、新商品のPRを効果的に実施でき、認知度アップを実現可能です。
事例1:株式会社ピースホーム
引用:【お施主様インタビュー】家づくりのきっかけ・こだわり・住み心地を本音インタビュー!|ピースホーム | 宮崎県の工務店
注文住宅を手掛ける株式会社ピースホームでは、顧客インタビュー動画を配信しています。実際に家を購入した家族へ顧客インタビューを実施して、住んでみて感じた家の印象や感じたことを伝えています。
住みやすさや特徴などをアピールすることで、視聴者が株式会社ピースホームで住宅を購入したいと想起させる内容です。
事例2:Greedy Cat Japan 株式会社
引用:【Mr.Menu】導入お客様インタビューお客さまもスタッフにも非常に使いやすいツールで、導入前により満足度を高くなる
Greedy Cat Japan 株式会社では、モバイルオーダーサービスである「Mr.Menu」を提供しています。際に導入されている飲食店に取材へ行き、顧客インタビュー動画を撮影しています。
動画では、サービスを導入した経緯や、実際に使ってみた感想がお客様の声として語られています。そのため、動画を視聴したユーザーが安心して導入することにつながります。
事例3:スターツコーポレートサービス株式会社
引用:【安全・安心・快適な寮環境!お客様インタビュー】JFE物流株式会社様
スターツコーポレートサービス株式会社では、法人向けの不動産サービスを提供しています。この動画では、寮や社宅の運営管理をサポートするサービスにおける顧客インタビューになっています。
寮制度を導入したお客様の声を動画化することで、スターツコーポレートサービス株式会社を選んだポイントなどがわかりやすく伝わります。
事例4:カワナミゴルフ株式会社
引用:お客様インタビュー
カワナミゴルフ株式会社では、ゴルフスクール事業を運営しています。顧客インタビュー動画では、実際に入会した会員の方が出演して「カワナミゴルフスクール」を選んだきっかけから、今後の目標について語っている点が特徴的です。
等身大の会員の方が登場することで同じような悩みを抱えている人の入会を後押しすることにつながります。
事例5:株式会社 OJTソリューションズ
引用:【お客様の声】伍魚福様 × OJTソリューションズ
株式会社 OJTソリューションズは「『強い現場』への変革。」をコンセプトに、成果を上げ続ける組織づくりを支援する会社です。顧客インタビュー動画では、食料品メーカーであるお客様の声をまとめています。
お客様の経営課題を株式会社 OJTソリューションズがどのように解決していったのか、お客様が自ら語られていることが特徴です。お客様の働くシーンを動画内に散りばめることで、最後まで興味を持って視聴してもらえる動画です。
なお、弊社が提供するムビサクでは、顧客インタビューをはじめとした、多種多様なインタビュー動画の依頼が可能です。
また、動画制作に関する無料相談を実施しています。サービス内容や費用などが気になる方は、気軽にご相談ください。
インタビュー動画の作り方
インタビュー動画を制作する流れは、以下の通りです。
- 動画の目的やターゲットを検討する
- 動画のシナリオを決める
- 必要な機材や撮影場所を決定しスケジュールを組む
- スケジュールに合わせて撮影をする
- 撮影した動画を編集する
インタビュー動画の作り方を5つのステップで詳しく解説します。
動画制作の流れは以下の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
1.動画の目的やターゲットを検討する
動画を制作する前に、「動画によってどのような行動を促したいか」「誰に見てほしいか」を検討しましょう。目的やターゲットによって動画の内容が変わるため、目的やターゲットが定まると一貫性のある動画を制作できます。
たとえば、新卒採用の応募者増加が目的とするなら、新卒の求職者がターゲットになるはずです。「新卒者が自社に興味を持ち、会社説明会に来てもらったり、求職サイトで応募したりしてもらう」というゴールが明確になり、動画の内容を検討しやすくなります。
売上や認知度のアップを目的にした顧客インタビュー動画を制作する際は、ターゲットの分析が必要です。自社の商品・サービスに興味があるユーザーを顧客層や購買実績から分析し、動画を見てもらいたいターゲット像を決めましょう。
2.動画のシナリオを決める
動画の目的・ターゲットが決まったら、動画のシナリオ・構成を作成します。目的に合った動画を円滑に制作するためには、インタビューの流れや撮影する構図などをあらかじめ決めることが大切です。
インタビュー動画制作では、インタビュアー(質問する側)がインタビュイー(答える側)に質問する内容や流れを決めると、順序良くインタビューを進められます。
社員インタビューや経営者インタビューは、以下の構成が一般的です。
- 動画の趣旨を簡単に説明する
- インタビュイーへ質問する
- インタビュイーからターゲットに向けて伝えたいことを話す
- まとめの言葉や映像で動画を締める
顧客インタビューは、商品・サービスを利用したきっかけやその後の感想などのストーリー性を持たせて構成するのがおすすめです。視聴者に興味を持ってから購入し、使用して得られるメリットまでの流れを伝えられ、より購買のイメージを膨らませやすくなります。
動画構成の作り方や構成に役立つフレームワークは下記の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみましょう。
3.必要な機材や撮影場所を決定しスケジュールを組む
動画のシナリオが決まったら、構成に合わせて撮影する場所や必要な機材などを検討しましょう。
撮影場所は、インタビュー内容に合ったロケーションを選ぶのがポイントです。動画内容別の主な撮影スポットは、以下を参考にしてみてください。
動画の内容 | 主な撮影場所 |
---|---|
社員インタビュー |
・オフィス ・実際に働いている現場(ラボや工場など) |
経営者インタビュー |
・社長室 ・応接室 ・会議室 |
顧客インタビュー |
・商品に関連する場所(住宅など) ・身近な場所(カフェや公園など) |
インタビュー動画撮影に必要な機材は、以下の通りです。
- カメラ
- 三脚
- マイク
- 照明
カメラは複数台用意するのがおすすめで、複数のアングルで動画に動きをつけられるようにしましょう。画角を固定するための三脚も欠かせません。
音声をしっかり拾うために、マイクの準備も必要です。集音性が高く目立たないピンマイクは、インタビュー動画との相性が良いので、優先して用意すると良いでしょう。
照明は、映像の画質を向上するために活用します。画面全体が明るくなり、インタビュイーの表情も映えるため、良い印象を与えられる映像の撮影が可能です。
4.スケジュールに合わせて撮影をする
撮影当日は、事前に決めた構成を元に撮影を進めます。いきなり撮影に入るのではなく、音声や明るさなどのチェックを行う時間を確保しましょう。
機材チェックと合わせて、インタビュイーとコミュニケーションを取る時間も必要です。経営者や社員の場合は距離が近いため緊張が少ないですが、顧客インタビューの場合は緊張している場合があります。簡単な会話で緊張をほぐしてから撮影に入れるように、スケジュールに余裕を持ちましょう。
また、周囲の環境にも注意が必要です。オフィスの音が入ったり、背後で人の出入りがあったりすると、インタビューに集中できず、撮影後不備に気づく場合があります。特に経営者インタビューや社員インタビューを行う際は、撮影スケジュールを社内で共有し、環境を整えることが大切です。
なお、インタビュー動画の撮影方法については、こちらの記事も参考にしてください。
5.撮影した動画を編集する
インタビュー動画の撮影が完了したら、動画の編集作業に着手します。
まず、テンポ良く内容が伝わるように不要な箇所を削除しましょう。答えを考えているときの無音部分、「えー」といった間などをカットし、インタビュイーが話している部分だけを残すのがポイントです。
また、目でも内容がわかるように必要に応じてテロップを入れましょう。内容を要約したり、重要なポイントを強調したりすると、視聴者の印象に残りやすくなります。
編集は、インタビュー動画制作で重要な工程です。素材を生かしながら企業や商品の魅力が伝わるように編集を加え、魅力的なインタビュー動画に仕上げましょう。
インタビュー動画の作り方で押さえたい5つのポイント
インタビュー動画の作り方で押さえたいポイントは、以下の5つです。
- ターゲットを明確にする
- 話し方や表情に気を配る
- 緊張をほぐしてから撮影を始める
- 音声を拾いやすい場所をセッティングする
- 複数の構図で撮影する
ターゲット設定や話し方などに気を付けて、質の高いインタビュー動画を作りましょう。
動画制作のコツは以下の記事で初心者向けにわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ターゲットを明確にする
インタビュー動画制作のスタートであるターゲット設定は、特に力を入れたいポイントです。誰に見てもらいたいかを明確に定めることによって、動画で伝えるべき内容を決めやすくなります。
ターゲット設定では、まず動画の目的に合った人物像を想像しましょう。たとえば、人材採用を目的にするなら、新卒者や中途採用を目指す人がターゲットになります。
大まかなターゲット像が決まったら、ターゲットが知りたい情報をピックアップしましょう。職場の雰囲気や社員に感じているやりがいなど、気になる情報を盛り込むことで、ターゲットに刺さる動画を制作できます。
話し方や表情に気を配る
インタビューの構成や質問内容が適切でも、伝え方によってはうまく魅力が伝わらないことがあるため、話し方や表情にも気を配りましょう。
インタビューの雰囲気に合わせて、笑顔で話したり、トーンを明るくしたりすると、より企業や商品の魅力が伝わりやすくなります。撮影前にインタビュワーとインタビュイーに話し方や表情について共有し、動画のコンセプトに合った伝え方を心がけましょう。
緊張をほぐしてから撮影を始める
インタビュー動画を撮影する際にインタビュイーが緊張している場合は、まず緊張をほぐすところから始めましょう。
自己紹介や雑談などで緊張を和らげると、撮影に入りやすくなります。適度にリラックスできていると、自然体でインタビューに答えられ、ありのままの空気感を伝えやすくなるのもメリットです。
緊張をできるだけ抑えるためには、インタビュイーに質問への回答を準備してもらうのも良いでしょう。話す内容や話し方をあらかじめ練習してもらえれば、より自然な姿を撮影できます。緊張によるミスでのやり直しが少なくなり、動画制作の負担を減らせるのも嬉しいポイントです。
音声を拾いやすい場所をセッティングする
インタビュー動画では、話している内容を正しく伝えるために音声が非常に重要です。撮影後に音声が小さかったりこもっていたりすると、撮り直しによって工数が増えてしまうので、音声を拾いやすい撮影場所を用意しましょう。
周囲の音が少ない場所を選び、インタビュワーとインタビュイーにピンマイクをつけると音声を拾いやすいです。空調の音が入る可能性があるので、撮影前に室内の騒音を細かく確認しましょう。
複数の構図で撮影する
インタビュー動画を飽きずに見てもらうためには、複数の構図・アングルで撮影しましょう。アングルがひとつだと単調な動画になりますが、さまざまな角度から撮影すると、動きがあるメリハリのついた映像を制作できます。
たとえば、インタビュイーを左右のアングルを撮影したり、インタビュワーが質問する様子や相づちのシーンに映像を切り替えたりすると、映像に変化が出やすいです。
ただし、アングルの切り替えが多くなりすぎると、見にくい動画になってしまいます。シーンを基準にアングルを切り替えて、ほどよく映像に変化が出る動画を撮影しましょう。
インタビュー動画活用のメリット
インタビュー動画は、自社の商品やサービスを利用したお客様や、自社で働く社員の声を動画として活用されています。インタビュー動画を活用することには、以下のようなメリットがあります。
- 利用者の声を収録して集客数がアップ
- 求職者に現場感を伝えることができる
- 自社のブランディングにつながる
利用者の声を収録して集客数がアップ
インタビュー動画では、実際に自社の商品やサービスを利用したお客様の感想や満足度を伝えることができます。これにより、見ている人に信頼感や安心感を与えることができます。
たとえば、美容院のインタビュー動画では、施術前後のヘアスタイルや、スタイリストの対応や技術についてのお客様の声を聞くことができます。そのため、口コミや写真よりもリアルな印象を与えることができるので、新規のお客様を集める効果が高まります。
求職者に現場感を伝えることができる
インタビュー動画では、自社で働く社員の仕事内容や職場の雰囲気、働きがい、やりがいについても紹介することができます。そのため、求職者に対して、自社の魅力や特徴を伝えることができます。
たとえば、IT企業のインタビュー動画では、社員のスキルやプロジェクト、チームワーク、風土などについて実際に働く社員の声を紹介できます。求職者にとって、自分がどんな仕事をするのか、どんな人と働くのか、どんな成長ができるのかなどをイメージしやすくなり、応募のモチベーションを高める効果があります。
自社のブランディングにつながる
インタビュー動画では、自社の商品やサービスの価値や、自社のビジョンやミッション、自社の文化や理念などを表現することができます。これにより、自社の存在感や差別化をアピールすることができます。
たとえば、環境問題に取り組む企業のインタビュー動画では、自社の商品やサービスがどのように社会に貢献しているか、自社の社員がどのように環境問題に関心を持っているか、自社の理念や目標は何かなどについての社員の声を聞くことができます。その結果、自社のブランドイメージを高めるとともに、自社に共感や応援する人を増やす効果があります。
インタビュー動画制作で役立つ編集のコツ
インタビュー動画制作では、撮影はもちろん、編集も動画の質に関わる重要な作業です。インタビュー動画を作る際に、編集で取り入れたいコツは主に4つあります。
- 内容がわかるようにテロップを入れる
- BGMや効果音で雰囲気を演出する
- 資料や画像などのインサートを挿入する
- 適切なカットで動画をコンパクトにまとめる
どれもちょっとした手間で動画の質が変わるコツであるため、ぜひ実践してみてください。
内容がわかるようにテロップを入れる
テロップとは動画に入れるテキストのことで、適度に挿入することで音声がなくても視覚で内容を理解できるようになります。
スマホの普及によって外出先や公共交通機関の中などで動画を視聴する人が増えているため、無音でも理解できるテロップ入りの動画は効果的です。
特に伝えたい内容をテロップで入れ、フォントやカラーで強調すると、より内容が伝わりやすくなります。
BGMや効果音で雰囲気を演出する
BGMや効果音は、動画全体の雰囲気を演出するために役立ちます。BGMはイメージを誘導する効果があり、シーンに合ったBGMによって明るさや楽しさなどの印象を与えられるのが特徴です。
効果音は、重要なポイントを強調するときに役立ちます。たとえば、インタビューで最も伝えたいポイントで効果音を入れると、視聴者の印象に残りやすくなるでしょう。
ただ、BGMや効果音を入れすぎると、肝心のインタビュー内容に集中できなくなります。見やすさや聞きやすさを重視した上で、効果的に音声の編集を行いましょう。
資料や画像などのインサートを挿入する
インサートとは動画に挿入する資料画像や映像で、話している内容を補足する役割があります。専門用語を話すとき、言葉だけでは理解しにくい内容を説明するときなどに、インサートを挿入しましょう。
たとえば、顧客インタビューで商品の詳細を説明したり、アンケートを紹介したりするときに、インサートで図表を挿入するとデータをわかりやすく伝えられます。
適切なカットで動画をコンパクトにまとめる
インタビュー動画で伝えたい内容を的確に伝えるために、動画をコンパクトにまとめましょう。尺が長くなると内容が伝わりにくくなり、視聴者が途中で飽きて離脱するリスクが高くなる点に注意が必要です。
インタビュワーやインタビュイーが話している部分を残すように、不要な間をカットすると、要点が伝わるすっきりした動画になります。
なお、要点がまとまったインタビュー動画は、動画広告にも適しています。動画広告の作り方については以下のコラムを参考にしてください。
インタビュー動画制作を外注するのも方法のひとつ
自社にインタビュー動画制作のノウハウやリソースが足りない場合には、制作会社への外注も選択肢のひとつです。
インタビュー動画を外注するメリットと費用相場を押さえて、動画制作のアウトソーシングを検討してみましょう。
インタビュー動画制作の効果や利用シーンを詳しく知りたい方は、以下のページも参考にしてみてください。
弊社では、動画制作に関する無料相談を実施しています。サービス内容や費用などが気になる方は、気軽にご相談ください。
外注するメリット
インタビュー動画を外注するメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・プロによって質の高い動画を制作できる ・撮影や編集などの工程を任せられる |
・外注コストがかかる ・制作イメージをすり合わせるコミュニケーションが必要になる |
インタビュー動画を制作会社に依頼すると、自社にノウハウやリソースがない場合でもプロによる高品質なインタビュー動画を制作できます。動画のクオリティが担保されるため、ブランディングや集客などの効果を期待しやすいです。
一方で、外注コストがかかり、求めるクオリティによって費用は上がる傾向があります。予算の確保が必要になるため、費用対効果に合ったサービスを選ばなくてはいけません。また、動画のイメージを伝えるためにコミュニケーションを取る必要があり、やり取りの手間が発生します。
外注にはコストがかかりますが、インタビュー動画制作にはスキルや機材など必要なものが多いため、それらを持ち合わせていない場合は制作会社に依頼するのがおすすめです。
外注費用の相場
インタビュー動画制作を外注する際に気になる費用は、制作会社の規模や求めるクオリティなどで変わるため、相場には幅があります。
インタビュー動画制作は、約20万円~200万円で依頼できる場合が多いです。撮影内容によっては相場より安くなることも高くなることもあるため、依頼を検討している制作会社の見積もりをチェックした上で外注を検討しましょう。
動画制作の費用相場や安く抑えるポイントは以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
インタビュー動画の作り方に関するよくあるご質問
インタビュー動画の作り方についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
- インタビュー動画の目的は何ですか?
- インタビュー動画の目的は、インタビュー対象者の考えや経験を、視聴者に伝えることです。インタビュー対象者の生の声を伝えることができるため、視聴者は、インタビュー対象者の考えや経験をより深く理解することができます。また、視聴者の興味や関心を引きやすいため、企業や商品の認知度を高める効果も期待できます。
- インタビュー動画を作るのに必要なものは何ですか?
-
インタビュー動画を作るのに必要な機材は以下の4点です。
・カメラ:映像を撮影する
・三脚:カメラを固定する
・マイク:音声を収録する
・照明:暗い場所を明るくする
インタビュー動画を制作する際には、目的やターゲットに合わせて、必要な機材や準備を整えましょう。 - インタビュアーとは何ですか?
- インタビュアーとは、インタビューを行う人のことを指します。インタビューは、質問をすることで情報を得る行為であり、インタビュアーは、その質問をするのが役割です。一方で、インタビューされる人をインタビュイーと呼びます。インタビュアーになるには、質問力や聞き上手なコミュニケーション能力が求められます。
まとめ
インタビュー動画には社員インタビューや経営者インタビュー、顧客インタビューなどの種類があり、人材採用や企業・商品のブランディングなどに活用できます。
インタビュー動画を制作する際は、ターゲットを明確にした上で、動画の構成や機材・場所の準備などステップを一つひとつクリアすることが大切です。複数のアングルで撮影し動きをつけたり、緊張をほぐしてから撮影を始めたりすると、より効果的なインタビュー動画を制作できます。
インタビュー制作では撮影した動画の編集も重要です。テロップやBGM、インサートなどを効果的に取り入れ、魅力的な動画に仕上げましょう。
インタビュー動画制作を自社で行うのが難しい場合は、制作会社に外注するのがおすすめです。弊社では、企画やアイデア出しから提案し、徹底した事前ヒアリングによってお客様のイメージに合ったインタビュー動画を制作しています。
弊社では、無料相談にも対応しているので、サービス内容が気になる方はまずは気軽にご相談ください。