コラム

採用動画に効果はある?活用のメリットや工夫点、事例5選を紹介

採用動画に効果はある?活用のメリットや工夫点、事例5選を紹介

コロナ禍により対面式の説明会が難しくなった現在、企業の採用活動で欠かせないのが「採用動画」による情報発信です。

株式会社ZENKIGENの2020年調査によれば、9割の企業がオンライン採用を導入しています。そしてオンライン採用導入企業の75%が、2021年度以降もオンライン採用を継続していく予定とのことです。

参考:企業による新卒者の採用活動に関する指導動向調査

就活生もこの現状に合わせ、企業の採用動画を視聴することが当たり前になりつつあります。このように、今では採用活動における「採用動画」は、欠かせないコンテンツだと言えるでしょう。

そこで本記事では、採用動画の種類やその効果、制作のポイントについて解説します。
あなたの企業でも採用動画を活用し、自社の魅力発信やコストダウンを行いませんか。

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採用動画の役割と内容

採用動画の役割と内容

採用動画には、自社の魅力を求職者にアピールしてエントリーにつなげる役割と、採用コストを下げるという2つの役割があります。自社の魅力アピールについてはさまざまな内容が考えられ、その中でもオーソドックスな例を以下に挙げます。

動画の種類 目的
企業紹介 自社の仕事内容や、企業理念を説明する
社員インタビュー 実際に働く社員へのインタビュー、リアルな声を発信する
オフィスツアー オフィスや作業場、働いている様子を見せる

これらの種類を組み合わせ、5分〜10分の動画を制作することで、自社の魅力をアピールしていきます。いずれも求職者にとって企業の理解が深められる内容であり、求職者の就職活動に大きな影響を与えるはずです。

また採用コストを抑えるという役割もあります。
コロナ禍以前は対面式での説明が主流でしたが、2020年以降はオンラインでの採用動画の配信が一般的となってきました。オンラインでの採用活動が一般化され、対面式よりも採用にかかるコストが下がってきています。この点については、のちほど詳しく解説します。

なお採用動画の種類については、以下の記事でも詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。

採用動画の活用で得られる3つの効果・メリット

採用動画の活用で得られる3つの効果・メリット

採用動画を活用することで、次のメリットが得られるでしょう。

  • 圧倒的な情報量が伝えられる
  • 求職者に印象づけられる
  • コスト削減につながる

それぞれ解説します。

1:圧倒的な情報量が伝えられる

動画は音声・映像・テキスト・図解など多様な情報を一度に伝えられるため、採用活動において有利に働きます。

たとえば採用動画では、会社の雰囲気や社員のインタビューを映像や音声で配信が可能です。また仕事内容や募集要項などのテキスト情報を映像とともに表示することで、わかりやすく求職者に伝えられます。

求職者は動画を通して、自分が働いたときのイメージが想像でき、会社に対する理解も深まるでしょう。

2:求職者に自社を印象づけられる

動画で自社の魅力を伝えることは、情報だけでなく「感情」も伝えることが可能です。

映像には話している役員や先輩社員の表情・声のトーン、そして音楽なども含まれるため、求職者に対して感情的な訴求を行えます。企業理念やビジョンを伝える動画であれば、アップテンポな音楽を使うことで「活気のある企業」という印象づけができるでしょう。

動画は情報量だけでなく、より感情的な訴求ができるという面でも、採用活動において有効なツールとなります。

3:コスト削減につながる

採用動画は一度制作すれば繰り返し活用できるため、コスト削減につながります。 対面式の会社説明会では、以下のようなコストが発生していました。

  • 会場使用費
  • 資料の印刷費
  • 運営スタッフの人件費
  • 参加者の交通費

上記のようなコストが不要になるため工数が削減され、コストカットにつながるのです。

また動画を活用すると、採用コストの削減にも役立ちます。

採用動画は繰り返し視聴できるため、社内の雰囲気や社員が働く様子を正しく理解してもらえるはずです。何度も動画を視聴し、慎重に検討したうえでエントリーしてもらえば、早期退職の可能性も減らせます。結果としてミスマッチが減り、採用コストの削減にもつながるでしょう。

ミスマッチの予防は採用コストだけでなく、採用後の社員教育費や福利厚生費のムダも省けるため、大きなコストカットにつながります。

なお動画による採用コストの削減については、以下の記事でより詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。

採用動画の効果をデータをもとに解説

採用動画の効果をデータをもとに解説

採用動画は企業側にとってメリットが大きい一方、求職者にとって本当に「効果的な訴求」となっているのでしょうか。

ここでは採用動画の効果を「視聴数」「志望決定への影響度」の2つの観点で見ていきます。

就活生は採用動画を視聴している

転職エージェントサイトの「career ticket」が就活生300人にアンケートを行った結果、70.7%(212人)が「就職活動で採用動画を視聴したことがある」と回答しています。

参考:career ticket「就職活動におけるスマートフォン活用と採用動画に関する調査」

また視聴した動画の内容の上位3つは、以下のとおりでした。

  1. 会社紹介・事業説明
  2. 職種紹介
  3. 社員インタビュー

この結果から、就活生の多くが「どのような会社か知りたい」と採用動画を参考にしていることがわかります。

一方で、就活生が「視聴したいと思う採用動画の内容」の上位3つは以下となっています。

  1. 会社紹介・事業説明
  2. 職種紹介
  3. 社員1日の流れ

3位の「社員の1日の流れ」が「視聴した内容にはないが、見てみたい内容」であるとわかります。自社の魅力を伝えるためにも、ぜひ動画に取り入れたい内容です。

就活生は採用動画を視聴している

前述した、採用動画による志望度の変化についての調査では、動画視聴後に「志望度がかなり高まった」「高まった」と回答した学生は、69.4%です。

また「採用動画が選考参加や内定承諾の決め手になった」と回答した学生は、45.3%となっています。「決め手とならなかった」が24.5%であることから、採用動画は一定の効果があると言えるでしょう。

これらの結果から、就活生は採用動画を見て志望度を高め、会社説明会やエントリーを行うと考えられます。

採用動画の効果をさらに高める3つの工夫点

採用動画の効果をさらに高める3つの工夫点

効果的に採用動画を制作するためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • 盛り込む内容を事前に精選する
  • リアルな側面も伝える
  • SNSで拡散しやすい動画にする

それぞれ解説していきます。

工夫点1:盛り込む内容を事前に精選する

まず大切なことは「求職者が求めている内容と、自社がアピールしたいポイントを選別する」ことです。

求職者の求める内容が入っていなければ、動画を最後まで見てもらえません。よくある失敗が「経営者の信念」に動画時間の多くを割いた結果、すぐに離脱されるケースです。

もちろん経営理念は大切な情報ですが、求職者にとっては「仕事内容」や「社員の働き方」も重要であり、欠かせない内容となります。

反対に求職者の求める内容だけにしてしまうと、ミスマッチにもつながる可能性があります。動画を制作する前に、求職者が知りたい内容と自社のアピールポイントを整理して、構成を決めておきましょう。

動画制作の目的と構成が決まれば、スムーズな動画制作に移れるはずです。

工夫点2:魅力だけでなくリアルな面も伝える

自社の魅力を伝えて動画を終えたいところですが、自社の持つ課題も伝えることで、誠実さや情報の信頼性が増します。

たとえば「現在はオンラインでの個人向け販売はしていませんが、ECサイトの構築向けてプロジェクトに着手しています」といった内容があれば、発展性が感じられます。

社員がどれだけ「すばらしい会社です」と言っていたとしても、中には「言わされているのでは?」と感じる求職者もいるでしょう。しかしリアルな側面も伝えることで、求職者も「本当のことを伝えてくれている」と感じるはずです。

工夫点3:SNSで拡散しやすい動画にする

SNSによって拡散されれば、より多くの求職者にリーチできます。

たとえば以下のような工夫が考えられます。

  • 縦型動画を制作する
  • エッセンスを抜き出したショート動画を制作する
  • 熟練した社員のスキルが見える動画を制作する

制作した採用動画にひと工夫を加え、SNSでの拡散を狙いましょう。なおSNSを活用した動画については、以下の記事でも解説しています。

採用動画の事例5選

採用動画の事例5選

ここでは、実際に採用動画がどのように制作されているか、以下5つの事例をとりあげます。

  • 事例1:クックパッド株式会社
  • 事例2:GMOインターネットグループ株式会社
  • 事例3:株式会社UZUZ
  • 事例4:株式会社くらコーポレーション
  • 事例5:株式会社アズ企画設計

なお事例1〜4は弊社制作の事例ではありませんが、採用動画の参考となりますのでご覧ください。

事例1:クックパッド株式会社

クックパッド株式会社は、企業のイメージである「料理」のシーンをベースにしながら、働く社員のインタビューを動画にしています。

引用:Cookpad 2018新卒採用ムービー/クックパッド株式会社

役員のインタビューでは、会社が大切にしている企業理念が語られるため、方向性が明確に伝わります。

また若手社員のインタビューもあり、なぜクックパッド株式会社で働こうと思ったか、どのような働き方をしているかがわかります。
社内の雰囲気が伝わってくるので、就活生にとって「自分が働いた時のイメージ」が湧きやすいでしょう。

事例2:GMOインターネットグループ株式会社

GMOインターネットグループ株式会社は、採用動画のひとつとしてオフィスツアーの動画を公開しています。

引用:GMO kitaQ(北九州オフィス)|GMOインターネットグループ株式会社

この採用動画はオフィスツアー形式になっており、会社がある北九州の雰囲気や社内の設備が細かく映し出されます

実際に働いている社員の様子からは、自由な服装で楽しそうに仕事をする姿が伝わるため、働きやすさが感じられるはずです。

また求職者の働くメリットが具体的に提示されています。
たとえば、オフィスで本格的なドリンクや出来立てのランチが提供され、無料で利用できることがわかります。やりがいだけでなく、働きやすさも企業の魅力のひとつなので、このような魅力紹介も入れたいところです。

事例3:株式会社UZUZ

株式会社UZUZは、ひとりの社員にフォーカスした採用動画を公開しています。

引用:株式会社UZUZ

入社9年目の女性社員へのインタビュー形式動画です。

当時の副社長との出会いから、ニューヨークでのリモートワークをしている現在まで、仕事のやりがいや様子をリアルに知ることができます。

メリットだけでなく、大手企業と比較した場合の「福利厚生面の弱さ」も隠さず話しており、内容の信頼性がアップします。テロップも挿入されていて、求職者の環境によらず視聴できる工夫にも注目です。

事例4:株式会社くらコーポレーション

くら寿司として知られる、株式会社くらコーポレーションの仕事紹介動画です。

引用:くら寿司 動画 『仕事紹介』

こちらは全編アニメーションで、セリフもなく躍動感のあるBGMで演出されています。

新入社員を主人公にして、入社から働く中で成長していく姿を描いており、アニメーションならではのテンポのよいストーリーです。アニメーションなので属人性がないため、主人公に感情移入がしやすく、誰でも「自分もこのような成長ができるかも」と想像するはずです。

事例5:株式会社アズ企画設計

株式会社アズ企画設計の新卒・中途採用むけの採用動画です。

事例:新卒・中途採用動画アニメーション

こちらはくら寿司と同様、アニメーションで制作した採用動画です。

プレゼンテーション形式の構成になっており、具体的な仕事内容をイメージできるように仕上げています。弊社が制作した動画で、自社の魅力が伝わるようムダを省いたシンプルな演出となっています。

また採用動画の制作については、以下でも詳しく解説しています。

弊社では企画から構成案まで無料で提供が可能ですので、興味がある担当者の方は下記よりお問い合わせください。

また、ムビサクでは動画制作に関する無料相談も実施しています。自社の予算に合った最適な企画内容を提案しますので、制作コストにお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

まとめ

採用動画は情報量が多くて効果的

ここまで採用動画が企業と求職者いずれにとってもメリットが大きいことを見てきました。
もう一度、採用動画の効果についてまとめておきます。

  • 圧倒的な情報量が伝えられる
  • 求職者に印象づけられる
  • ミスマッチが防止できる
  • コスト削減につながる

情報量が多い動画は、テキストと比べて感情が伝わるというよさもあるため、求職者に強く印象付けられます。自社の魅力アピールの方法としては、非常に有効な手段となるでしょう。ミスマッチの予防にもつながるため、総合的に見てコスト削減につながるというメリットもあります。

なお、採用やリクルートにおける動画の効果について、もう少し詳しく知りたい方は以下でも解説していますので、ご覧ください。

また、自社での採用動画作成が難しいと感じる場合は、弊社でも採用動画の制作が可能です。
無料で見積もりができますので、ぜひ以下よりお問い合わせをお願いします。

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