新卒採用や中途採用などでは企業に多くの人が新しく加わります。そのような状況のなかで、新人研修を任される方も多いのではないでしょうか。
今までは、新人研修というと1対1で新しい社員やアルバイトの方を教育していくという流れが主流でした。しかし最近では、新人研修に動画を活用する企業も増えてきました。
この記事では新人研修に動画を活用する目的やよくある失敗例を紹介します。
また、新人研修に動画を活用するメリット・デメリットと成功事例や制作のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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- 新人研修動画でよくある失敗例
- 新人研修に動画を活用するメリット・デメリット
- 新人教育に動画を活用した事例
目次
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無料で相談・問い合わせる新人研修に動画を用いる目的とは?
新人研修に動画を用いる主な目的は、大きく以下の3つがあげられます。
- 効率的な研修の実施
- 高い学習効果の実現
- 企業文化の浸透
動画研修は、時間や場所を選ばずに視聴できるため、受講者が自分のペースで学習を進めることができます。また、一度作成した動画は繰り返し利用できるため、新入社員の入社時期に関係なく、効率的に研修を実施することができます。
さらに、動画は視覚的な情報と音声を組み合わせて伝えることができるため、受講者の理解を促進し、高い学習効果を期待できます。また、動画であれば、難しい内容や抽象的な内容を、わかりやすく伝えることも可能です。
加えて、動画は、企業の理念やビジョン、社風などを、効果的に伝えることができます。そのため、新入社員に企業文化を浸透させ、早期に戦力化するために、動画研修が活用されています。
新人研修動画でよくある失敗例
新人研修動画は、効率的に効果的な研修を実施するための有効な手段ですが、制作や運用を誤ると、以下のような失敗につながる可能性があります。
- 研修の内容が実践的ではない
- 情報量が多くて伝わらない
- アフターフォローができていない
それぞれの失敗例について詳しく見ていきましょう。
研修の内容が実践的ではない
新人研修動画は、新入社員が業務に即して必要な知識やスキルを身に付けるためのものです。そのため、研修の内容が実践的でなければ、新入社員が現場ですぐに役立てることができず、研修効果が薄れてしまいます。
実践的な研修内容にするためには、以下の点に注意が必要です。
- 現場で実際に行われている業務を参考にする
- 新入社員が抱きやすい疑問や不安を想定した内容にする
- ロールプレイングや実習を取り入れて学べる機会を設ける
とくに、新人研修に動画を使う際には、ロールプレイングや実習を取り入れて実践的に覚えてもらうことが効果的です。
情報量が多くて伝わらない
動画は、視覚的な情報と音声を組み合わせて伝えることができるため、多くの情報を短時間で伝えることができます。しかし、情報量が多すぎると、新入社員が理解できずに、研修効果が低下してしまう可能性があります。
情報量を適切にするために、以下の点に注意が必要です。
- 研修の目的やターゲットを絞り込む
- 視覚的な情報や音声で理解を促進する
- 難しい内容は繰り返し説明する
情報量が多くて伝わりづらくなってしまう場合は、シンプルなアニメーション動画でまとめておくことも効果的です。
アニメーション動画の作り方についてはこちらの記事を参考にしてください。
アフターフォローができていない
動画研修は、受講者が自分のペースで学習を進めることができるため、一方通行になりやすく、受講者の理解度を把握しづらいというデメリットがあります。そのため、アフターフォローを実施して、受講者の理解度を把握し、必要に応じてフォローを行うことが重要です。
アフターフォローを行うためには、以下の点が有効です。
- 研修後アンケートを実施して理解度を把握する
- 質問や疑問に答える機会を設ける
- フォローアップ動画や研修資料を提供する
新人研修動画を効果的に活用するためには、上記の失敗例を踏まえて、適切な制作と運用を行うことが重要です。
新人研修に動画を活用するメリット
新人研修に動画を活用することで、以下のようなメリットをもたらします。
- 時間や場所を選ばずに学習できる
- 繰り返し視聴して理解を深められる
- テキストや図解で理解度を高められる
それぞれのメリットについて詳しく確認していきましょう。
時間や場所を選ばずに学習できる
新人研修動画は、インターネット環境があれば、いつでもどこでも視聴することができます。そのため、新入社員は、通勤や休憩時間、自宅など、自分のペースで学習を進めることができます。新入社員にとっては、学習の負担を軽減して効率的に学習を進めることができる大きなメリットです。
例えば、通勤時間は、新入社員にとって学習に時間を割くことが難しい時間帯です。しかし、動画研修であれば、通勤時間を利用して企業理念やビジネスマナーなどの基礎知識を学ぶことができます。また、休憩時間や自宅では、業務知識やスキルを習得するために、動画研修を活用することができます。
また、ビジネスマナーを守ることで、社内外からの信頼につながり、会社や自分自身の価値を高めるため、新人研修には大切です。
参考:新社会人のビジネスマナーとは? – オーダースーツSADA
繰り返し視聴して理解を深められる
動画は、繰り返し視聴することで、理解を深めることができます。これは、動画の視覚的な情報と音声を組み合わせることで、理解を促進できるためです。また、動画は、好きなタイミングで停止したり、巻き戻したりすることができるため、理解が難しい部分を繰り返し視聴することが可能です。
新入社員は、業務知識やスキルを習得する際に、どうしても理解できない部分が出てくるものです。動画研修であれば、そのような部分を繰り返し視聴することで、理解を深めることができます。
効果的な新人研修動画にするための動画構成についてはこちらの記事も参考にしてください。
テキストや図解で理解度を高められる
動画は、視覚的な情報と音声を組み合わせることで、多くの情報を短時間で伝えることができます。しかし、動画だけでは伝えきれない情報もあります。テキストや図解は、そのような情報を補足することで、理解度を高めることにつながります。
例えば、業務知識を習得する際には、動画で基本的な流れを理解した後に、テキストや図解で詳細を理解することで、より深い理解を身に付けることができます。また、ビジネスマナーを習得する際には、動画でロールプレイングを見た後に、テキストでマナーの解説を読むことで、より理解を深めることができます。
理解度を高めるには、動画に図などのアニメーションを加えた、インフォグラフィック動画にすることもおすすめです。インフォグラフィック動画については、こちらの記事を参考にしてください。
新人研修に動画を活用するデメリット
新人動画研修は、効率的かつ効果的な新人研修を実現するための有効な手段ですが、以下のようなデメリットもあります。
- 受講者の集中力を維持するのが難しい
- 双方向のコミュニケーションが取りづらい
- 制作や配信にコストがかかる
それぞれのデメリットについて注意していきましょう。
受講者の集中力を維持するのが難しい
新人研修向けの動画は、視覚的な情報と音声を組み合わせて伝えるため、受講者の注意を引くことができます。しかし、長時間の動画になると、受講者は視覚的な情報や音声に飽きてしまい、集中力が途切れやすくなります。
例えば、2時間ぐらいの長い動画で研修があると、受講者は途中で飽きてしまい、集中力が途切れやすくなります。
双方向のコミュニケーションが取りづらい
新人研修を動画で行うと、一方通行のコミュニケーションになるため、受講者は講師や他の受講者からの刺激を受けることができません。そのため、受講者はモチベーションを維持することが難しくなり、集中力が途切れやすくなります。
例えば、講師や他の受講者とのやり取りがないため、受講者はモチベーションを維持することが難しくなります。
オンライン上で研修を行うデメリットや成功のポイントについては、こちらの記事も参考にしてください。
制作や配信にコストがかかる
動画で新人研修を実施するためには、動画の制作や配信にコストがかかります。
動画の制作には、カメラや編集ソフトなどの機材やスキルが必要です。また、動画の配信には、動画配信プラットフォームやサーバーなどの費用が必要です。
新人研修動画の制作や配信のコストを抑えるには、内容を絞って動画の長さを短くすることがおすすめです。加えて、動画配信プラットフォームも低コストのものを利用することで、配信コストの削減にもつながります。
また、低コストで効果的な新人研修にするのであれば、弊社の提供するムビサクもおすすめです。ムビサクでは新人研修をはじめとした様々な教育・研修動画の制作実績があります。
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新人研修に用いる動画の種類
新人研修に用いる動画の種類は、大きく分けて以下の4つに分けることができます。
- マニュアル動画
- 商品・サービス紹介動画
- トップメッセージ動画
- マナー研修動画
それぞれの種類の特徴について詳しく見ていきましょう。
マニュアル動画
マニュアル動画は、業務の流れや手順を解説する動画です。新入社員は、業務を開始する前に、必ずマニュアル動画を視聴して、業務の基本を身につける必要があります。
マニュアル動画には、視覚的にわかりやすいというメリットがあります。例えば、業務の流れを図解で示したり、実際の作業シーンを映像で撮影したりすることで、視覚的にわかりやすく伝えることができます。また、動画化することで、わからない部分は、何度でも繰り返し視聴することで、理解を深めることにもつながります。
マニュアル動画の制作ポイントについては、以下の記事も参考にしてください。
商品・サービス紹介動画
商品・サービス紹介動画は、自社の商品やサービスを新入社員に紹介する動画です。新入社員は、自社がどのような商品・サービスを提供しているのか、その特徴や強みなどを理解する必要があります。
商品・サービス紹介動画を活用することで、自社の商品・サービスへの理解が深まるというメリットがあります。例えば、商品やサービスの特徴や強みを、わかりやすく説明したり、実際に商品やサービスを利用するシーンを映像で撮影したりすることで、新入社員の商品やサービスに対する理解を深めることができます。
また、自社の商品・サービスに誇りを持ってもらうことで、新入社員のモチベーション向上にもつながります。
商品・サービス紹介動画の活用方法や作り方については、以下の記事でも触れています。
トップメッセージ動画
トップメッセージ動画は、経営トップからのメッセージを新入社員に伝える動画です。企業の理念やビジョン、新入社員への期待などを、経営トップの口から直接聞くことで、新入社員は企業の一員としての自覚を高めることができます。
新人研修にトップメッセージ動画を活用することで、企業への帰属意識を高めるというメリットがあります。例えば、経営トップのメッセージを直接聞くことで、新入社員は企業の一員としての帰属意識を高めることができます。また、企業の理念やビジョンを理解することで、新入社員は企業文化を深く理解することにもつながります。
研修や採用に向けて企業紹介などを目的とした動画として企業VPがあります。企業VPについての詳細はこちらを参考にしてください。
マナー研修動画
マナー研修動画は、ビジネスマナーや接客マナーなどを身につけるための動画です。新入社員は、社会人として必要なマナーを身につけて、円滑な人間関係を築く必要があります。
新人研修では、マナー研修に動画だけではなく、ロールプレイングなどを取り入れることで、実践的なスキルを身につけることができます。また、適宜質問や回答コーナーを設けることで、不安や疑問を解消することも可能です。
新人研修に動画を用いて成功させるポイント
動画を用いた新人研修は、視覚や聴覚を同時に刺激することで、受講者の理解度を高めることができます。しかし、効果的に活用するためには、以下のポイントを意識する必要があります。
- 動画の長さやテンポを意識する
- 重要なポイントを繰り返し説明する
- 受講後にアンケートやテストを設ける
それぞれのポイントを意識して動画を制作しましょう。
動画の長さやテンポを意識する
動画の長さやテンポは、受講者の集中力や理解度に大きく影響します。動画が長すぎると、受講者の集中力が途切れてしまい、効果が半減します。また、テンポが遅すぎると、退屈さを感じさせてしまいます。
動画の長さは、10~20分程度を目安に設定しましょう。短すぎると、内容を十分に理解できない可能性があります。また、長すぎると、受講者の集中力が途切れてしまいます。
テンポは、明確な結論やメッセージが伝わるよう、意識的に調整しましょう。動画の冒頭で、動画の目的やゴールを明確に伝えることで、受講者の理解を深めることができます。
重要なポイントを繰り返し説明する
新人研修で動画を用いる場合では、重要なポイントを繰り返し説明することで、受講者の理解を深めることができます。例えば、重要なポイントを強調するような字幕やナレーションを挿入したり、クイズやゲームを取り入れて、受講者に考えさせるようにしたりするとよいでしょう。
字幕やナレーションを挿入することで、受講者の視覚や聴覚に同時に刺激を与えることができます。また、クイズやゲームを取り入れることで、受講者の注意を引きつけ、理解を深めることにもつながります。
受講後にアンケートやテストを設ける
受講後にアンケートやテストを設けることで、受講者の理解度を把握することができます。アンケートでは、動画の内容やわかりやすさ、受講者の感想などを質問するとよいでしょう。また、テストでは、動画で学んだ内容を問う問題を用意することも効果的です。
アンケートやテストを実施することで、動画の改善点や受講者のニーズを把握することができます。また、受講者の理解度を把握することで、フォローアップの必要性を判断することも可能になります。
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新人教育に動画を活用した事例
新人教育に動画を活用している企業は多くあります。そのなかでも、今回は以下の企業の事例を紹介します。
- マーケティングアソシエーション株式会社
- 近畿生コン関連協議会
- 株式会社NMR流通総研
- 株式会社ブレイン・サプライ
- 株式会社カイラボ
なお、弊社の事例はありませんが、ぜひ制作の参考にしてください。
マーケティングアソシエーション株式会社
引用:新入社員研修の説明動画
ネットショップ運用代行事業やコールセンター代行事業を提供するマーケティングアソシエーション株式会社の新入社員研修の説明動画です。
8日間の新入社員研修の流れを黒板風のアニメーション動画で表現しています。手書き風で柔らかいイラストは不安でいっぱいの新人にとって、安心して働けるイメージをつけてもらうことにつながります。
近畿生コン関連協議会
引用:KURS新人研修ビデオマニュアル「生コンワーカーの仕事」
KURS(近畿生コン関連協議会)が運営する結チャンネルでは、新人研修向けのマニュアル動画を配信しています。
新しく生コン業界に入る方や、生コン業界に興味のある方が仕事内容について学べる内容になっています。
株式会社NMR流通総研
引用:アルバイト・パート・新入社員研修のオリエンテーション
大阪市に拠点をおくコンサルティング会社である、株式会社NMR流通総研も新人研修動画をYouTubeで配信しています。
正社員だけではなく、アルバイトやパート勤務の方も対象とした動画となっており、実際のホワイトボートを用いたリアリティ溢れる動画になっています。
株式会社ブレイン・サプライ
引用:2021年4月新入社員研修のご案内(75秒)
人事や労務などのオンライン経営コンサルタントサービスを提供している社会保険労務士法人でもある、株式会社ブレイン・サプライのビジネスマナー研修動画です。
パワーポイントを用いたセミナー形式の動画で新人が学ぶべきビジネスマナーについて理解を深められる内容になっています。また、動画の途中では電話対応のロールプレイングも含まれているため、実践的な内容にもなっています。
株式会社カイラボ
引用:社会人の言葉遣い講座 (オンライン新入社員研修動画)
研修やeラーニングを提供する株式会社カイラボでは、新人向けのビジネスマナー研修動画をYouTubeで公開しています。
こちらの動画は、株式会社カイラボが提供している研修用テキストをダウンロードして視聴することもできます。動画とテキストを組み合わせることでより理解しやすい内容の研修になります。
新人研修動画のよくあるご質問
新人研修動画についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
- 新人研修では何をすべきでしょうか?
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新人研修ですべきことは、大きく分けて以下の3つです。
・社会人としての基礎を身につける
・業務に関する知識やスキルを身につける
・会社や職場に慣れる
新人研修では、知識やスキルなどは動画を活用して効率化ができますが、会社や職場に慣れることも大切です。動画と組み合わせて、社員同士の交流も行いましょう。 - 新人研修は誰が行うものでしょうか?
- 新人研修は、一般的に人事部などの教育部門が担当します。また、配属先の先輩社員や、外部講師などが担当することもあります。先輩社員が講師になる場合は、入社後2年以上のキャリアがあるとよいでしょう。ただし、教えることで学べるという面もあるため、前年入社の先輩社員が新人の指導を行うこともあります。
- 新人指導でやってはいけないこと何ですか?
-
新人指導でやってはいけないことは、大きく分けて以下の3つです。
・一方的な指導
・厳しい指導
・放任
新人指導は、新人の成長を支える重要な役割です。とくに、一方的な指導と放任には気をつけましょう。新人研修に動画を活用することは効果的ですが、動画と組み合わせてコミュニケーションをとることが大切です。
まとめ
新人研修で動画を活用することで、効率よく高い学習効果を得ることができます。また、新人へ企業文化を浸透させることで帰属意識の向上やモチベーションアップも期待されます。
効果的な新人研修動画を作成するのであれば、動画制作会社に依頼することがおすすめです。ムビサクでは新人研修をはじめとした様々な教育・研修動画の制作実績があります。
無料相談も承っておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。