eラーニングでは、対面の講義ではなく、パソコンやスマホを使って研修を行います。電子端末の普及やコロナ禍でリモート研修が増えたことから、eラーニング動画の需要はさらに高まっています。eラーニングは受講者と企業側のどちらにもメリットがあり、学習効果の面でも紙媒体と比べて同等あるいはそれ以上の効果がある学習法です。
本記事ではeラーニングの導入を検討している方に向けて、eラーニング動画のメリットを解説します。eラーニング動画の種類や制作時のポイントなども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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- eラーニングの4つのメリットとトレンド
- eラーニング動画の3つの種類と事例
- eラーニング動画の制作手順
目次
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無料で相談・問い合わせるeラーニングとは?
eラーニングとは、パソコンやタブレット、スマホなどの端末を介しておこなうオンライン教育のことを指します。主に業務内容やサービスの説明、機械・システムの使い方などを映像を使って説明します。映像があることで、文字の資料より具体的に業務内容や機械の仕組みなどを理解できる点が特徴です。
また自動で学習コンテンツの管理を行ってくれる「LMS(学習管理システム)」と呼ばれるシステムがあり、受講者の学習管理も可能です。学習コンテンツ管理の他に、受講者の学習進捗やテスト結果の集計管理などを自動で行います。受講者の人数が多く、管理が大変な場合は導入を検討してみましょう。
eラーニング動画とは?
事例:中学生向け英語教材の解説動画
eラーニング動画とは、インターネットを通じて学習や研修を行うeラーニングにおいて、動画を活用した教材のことです。
eラーニング動画は、テキストや画像などの静的な教材に比べて、より視覚的にわかりやすく、理解度を高めることができます。また、動きや音声を伴うことで、より臨場感のある学習体験を提供することができます。そのため、eラーニング動画は、企業の社員教育や学校の授業、資格取得の学習など、さまざまな場面で活用されています。
eラーニングと従来(紙媒体)の教育システムの比較
eラーニングは紙媒体と同等、あるいはそれ以上の学習効果があると言われています。とくに知識理解を深めるための学習において、eラーニングは紙媒体での学習より有効との研究結果が出ています。
早稲田大学の「eラーニングに関する実践的研究の進展と課題」という論文では、大学生を対象とした生産管理の授業でeラーニングと紙媒体での学習法を比較しました。知識を獲得する問題では、eラーニング学習者の方が紙媒体学習者よりも「演習問題の正解率」や「理解度に関する主観的評価」が高い結果となりました。
eラーニングでは繰り返し学習でき、さらに映像によってリアリティのある学習ができたことが要因と考えられています。eラーニングは知識理解を深める学習に向いている学習法であると言えるでしょう。
eラーニングに動画教材が活用される背景と理由
近年の、eラーニングにおいて動画教材の活用が進んでいる背景には、技術の進化と学習スタイルの多様化があります。インターネットの高速化やスマホの普及により、場所を選ばず手軽に学べる環境が整いました。そのため、テキスト主体の学習では難しかった直感的な理解が可能になり、視覚的な説明が重要な分野で効果を発揮しています。
また、動画は実際の動作やプロセスを伝えやすくい点も注目を集める理由です。例えば、プログラミングの操作手順や医療現場での処置方法など、文章だけでは伝わりにくい内容もわかりやすくなります。さらに、学習者は自分のペースで再生や一時停止ができるため、理解度に応じた学習が可能となり、効率的に技術やノウハウを習得できます。これらの理由から、動画教材はeラーニングに欠かせない存在となり、今後もその重要性は増していくでしょう。
なお、eラーニング動画は新人教育にも活用されています。新人教育に動画を活用するメリットや事例についてはこちらの記事を参考にしてください。
【事例あり】eラーニング動画の3つの種類
eラーニングには主に以下3つの種類があります。
- 文字を動画にした「資料型」
- 講義を録画した「動画配信型」
- イラストでわかりやすい「アニメーション型」
それぞれの特徴を抑えて適切なものを選びましょう。
文字を動画にした「資料型」
引用:Eラーニングサンプル動画
講義内容をまとめたテキストや、紙媒体の資料をデータ化したものが「資料型」です。従来の講義や研修で利用した資料をそのまま動画の形にするため、制作の手間が最小限で済むのがメリットです。補足でナレーションを入れることで文字だけの資料より理解しやすく、実際の講義に近い形で学習できます。
上記の動画ではパワーポイントをつなげ、わかりやすいように大事な部分は目立つテロップを入れています。パワーポイントをもとに補足説明のナレーションを入れることで、さらに理解度が高まります。資料型はできるだけ手間をかけず、短期間でeラーニング動画を制作したい場合におすすめです。
なお、資料型の研修としては、マニュアル動画も活用されています。マニュアル動画の作成方法については、こちらの記事も参考にしてください。
講義を録画した「動画配信型」
引用:外国人にうまく自分の意見を伝える〈図解〉活用術
動画配信型は講師が講義をしている様子を録画し、動画コンテンツとして配信する方法です。講義を録画して編集する二つの工程だけなので、比較的簡単に制作できます。編集で必要ないシーンをカットする、資料画像や参考資料などを加えることも可能です。講師がいることでひとりで画面に向かって学習するのではなく、実際の講義を受けている感覚で学習できます。
上記の動画ではパワーポイントの資料と、講師の方が講義をしている姿を組み合わせています。動画配信型では、わかりやすいようにゆっくりはっきり話すことがポイントです。またクイズ形式で自分で考える時間を与えると、受講者が能動的に学習に参加できます。
今まで講義を行っていた場合や、すでに講師がいる場合は動画配信型がおすすめです。
研修における動画配信にはYouTubeも活用されています。YouTubeを社内研修に使うメリットについては、以下の記事を参考にしてください。
イラストでわかりやすい「アニメーション型」
事例:Youtubeチャンネル掲載用の教育・講座動画
キャラクターやイラストを使って説明を行う動画をアニメーション型と言います。無形のサービスや経営理念など、実写では再現が難しい抽象的な部分をわかりやすく説明できるのが特徴です。親しみのあるイラストを使うことで難しい内容でも学習のハードルを下げ、抵抗なく学習を進められます。キャラクターを使ってストーリー性を持たせることで、頭に残りやすい点もメリットです。
上記の動画ではアニメーションを使ってサービスの紹介をしています。親しみやすいキャラクターを使い、楽しみながら学習できる動画となっています。イラストが動くことで流れがわかりやすく、文字だけの資料より頭に入りやすいです。企業のイメージキャラクターやロゴがあれば、それらを使用できます。
アニメーションは学習量が多い、または難しい内容をわかりやすく伝えたい場合におすすめです。
アニメーション動画には様々な表現方法の種類があります。アニメーション動画の種類について詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。
なお、動画制作・映像制作会社なら「ムビサク」にお任せください。ムビサクでは、eラーニング向けの教育・研修動画における豊富な制作実績があります。
興味のある方はぜひ一度無料相談をしてみてください。
【種類別】eラーニング動画の作り方と流れ
eラーニングの制作手順は動画の種類によって異なるため、ここでは以下の資料型・動画配信型とアニメーション型に分けて解説していきます。
- 資料型・動画配信型(実写型)
- アニメーション型
制作手順の流れをつかむことで、自社制作と外部委託のどちらの場合でもスムーズに作業を進められるでしょう。
資料型・動画配信型(実写型)のeラーニング動画の作り方
資料型と動画配信型は従来の講義やその資料を素材として制作するため、基本的には以下のステップの制作手順となります。
- step1:打ち合わせ(ヒアリング)をする
- step2:eラーニングの企画と構成を練る
- step3:講義の様子を撮影する
- step4:編集でテロップやBGMを加える
- step5:eラーニングのとして配信する
ここでは、それぞれの手順について具体的に解説します。
step1:打ち合わせ(ヒアリング)をする
まず担当者と打ち合わせを行い、eラーニング動画で解決したい課題や対象となる受講者像を整理します。例えば、新人向けの安全教育なのか、管理職向けのマネジメント研修なのかによって、必要な説明の深さやトーンが変わります。
既存の資料や社内マニュアルを確認しながら、撮影の有無や使用する機材、社内での運用体制などもすり合わせておくと、その後の企画や撮影が進めやすくなります。また、受講後のテスト実施やLMSでの配信方法など、運用面の条件もここで確認しておくと、目的に沿った映像設計につながり、制作会社との認識のずれも防げます。最後に、スケジュールや概算の予算感も擦り合わせ、現実的な計画に落とし込んでいきます。
step2:eラーニングの企画と構成を練る
打ち合わせの内容をもとにeラーニングの企画と構成を固めていきます。。例えば、同じ研修テーマでも、章立てを細かく分けていくか、長めの講義として見せるのかで、台本の作り方や必要なスライド枚数が変わります。
学習ゴールから逆算して、どの順番で情報を提示すると理解しやすいか、どこに事例やクイズを入れると記憶に残りやすいかを整理し、必要であれば講師の話す内容も台本として文字に起こします。こうした構成案を作成し、関係者の合意を得てから撮影準備に進むことで、撮り直しのリスクを抑え、限られた時間の中で効率よく制作を進められます。あわせて、トーンやデザインテイストの方向性もここで共有しておくと、全体の印象を揃えやすくなります。
step3:講義の様子を撮影する
決定した構成に沿って講義の様子を撮影します。例えば、カメラで講師だけを撮るのか、スライドと講師を同時に映すのかによって、必要な機材やカメラ位置が変わります。受講者が内容に集中できるよう、背景は整理し、照明で顔や資料が見やすくなるよう調整します。
また、長時間の撮影では講師の疲れも出てくるため、休憩を挟みながら章ごとに区切って収録すると、安定したトーンで話しやすくなります。音声は後の編集で調整しやすいよう、ピンマイクなどを使ってクリアに録ることが大切です。必要に応じて実技シーンや現場の映像も撮影し、学習のイメージが湧く素材を集めておき、後工程での映像選びの幅を持たせると仕上がりが安定します。
step4:編集でテロップやBGMを加える
撮影した映像を編集し、テロップやBGMを加えてeラーニングとして視聴しやすい形に整えます。例えば、専門用語が多い場面では、画面下部に用語の意味をテロップで入れることで、受講者が途中で迷いにくくなります。話の区切りごとに見出しテロップを入れると、今どのテーマを学んでいるのかがひと目でわかります。
BGMは内容の邪魔にならない程度の音量にし、集中しやすいテンポを選ぶと効果的です。また、不要な言い直しや沈黙はカットし、テンポよく進行するよう整えます。加えて、クイズや振り返りのシーンには、アイキャッチや効果音を軽く添えると、学習のリズムを作りやすくなり、視聴を最後まで続けやすくなります。仕上げに音量や色味を整え、全体の品質を一定に保ちます。
step5:eラーニングのとして配信する
完成した実写型のeラーニング動画を配信環境に載せ、受講者がアクセスできる状態にします。例えば、既に社内でLMSを利用している場合は、コースごとに動画を登録し、テストやアンケートと組み合わせて公開します。
LMSがない企業では、パスワード付きの動画配信サイトや社内ポータルに埋め込む方法も選択肢になります。受講方法や推奨の視聴環境、受講期限などをあらかじめ明示しておくと、受講者が迷わず学習を始められます。また、視聴ログや理解度テストの結果を確認し、次回の更新や別コンテンツの企画に生かすことで、継続的に研修内容を改善できます。運用開始後も定期的にフィードバックを集め、内容や配信方法を見直していく姿勢が大切です。
もしセミナーや講習会の動画を撮影して活用したい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
アニメーション型のeラーニング動画の作り方
アニメーションは資料型・動画配信型と手順が異なり、以下の手順で制作します。
- step1:打ち合わせ(ヒアリング)をする
- step2:eラーニングの企画と構成を練る
- step3:図解やキャラクターを制作する
- step4:編集でナレーションと組み合わせる
- step5:eラーニングのとして配信する
ここでは、それぞれの手順について具体的に解説します。
step1:打ち合わせ(ヒアリング)をする
まずは、打ち合わせを通じて、表現したい内容やトーン、登場させたいキャラクター像を擦り合わせます。例えば、堅めのコンプライアンス研修でも、少し親しみのあるキャラクターを使うことで、受講時の心理的なハードルを下げられます。
ターゲットの年齢層や業務レベルによって、イラストのテイストや説明の深さも変わるため、想定される視聴シーンや利用デバイスも含めて確認しておくことが重要です。あわせて、ブランドカラーやロゴの使い方、社内規定で避けたい表現なども共有しておくと、後のデザイン調整がスムーズになります。さらに、ナレーションの有無や長さの希望も聞き取り、全体のボリューム感をすり合わせておきます。
step2:eラーニングの企画と構成を練る
ヒアリング内容をもとにアニメーション型eラーニングの企画と構成を固めます。例えば、登場人物を主人公としたストーリー仕立てにするのか、図解を中心に淡々と解説するのかで、シーン構成や必要カット数が変わります。
学習ゴールから逆算して、どの順番で情報を見せると理解しやすいか、どの場面でキャラクターのリアクションや事例を入れると印象に残りやすいかを整理していきます。加えて、一本あたりの再生時間や本数、クイズや確認テストを挿入するタイミングも企画段階で決めておくと、後工程が進めやすくなります。こうして作成した構成案や簡易なストーリー案を共有し、関係者の認識を揃え、修正点を早めに洗い出します。
step3:図解やキャラクターを制作する
企画と構成に基づいて図解やキャラクターのデザインを制作します。例えば、複雑な業務フローを説明する場合は、実際の画面をそのまま再現するのではなく、要素を整理したシンプルなイラストに置き換えることで、受講者が流れを理解しやすくなります。
キャラクターは、ターゲット層に合わせて親しみやすさや信頼感を意識して設計し、ポーズや表情のバリエーションも用意しておくと、場面ごとの説明に表情を持たせやすくなります。また、ブランドカラーやロゴの使い方を反映し、企業らしさが自然に伝わるようにデザインを統一しておくと、複数本の動画を制作した際もシリーズ感が出ます。完成した素材は絵コンテと照らし合わせながら、抜け漏れがないか確認します。
step4:編集でナレーションと組み合わせる
制作したイラストや図解に動きをつけ、ナレーションと組み合わせて、ひとつのアニメーションとして仕上げます。例えば、手順を説明するシーンでは、矢印の動きや画面の切り替えに合わせてナレーションのタイミングを調整すると、受講者がどこを見れば良いか迷いにくくなります。
ナレーション原稿は、専門用語を必要以上に連続させず、画面に出ている要素と対応させながら読み上げると理解が深まりやすくなります。BGMや効果音は、学習の邪魔にならない範囲で緩やかに入れ、場面転換や重要なポイントに軽くアクセントをつけると、内容のメリハリが生まれます。最終的に、音量バランスやテンポを整え、通して見たときの分かりやすさを確認します。
step5:eラーニングのとして配信する
完成したアニメーション型eラーニングを配信し、受講者が継続して学べる環境を整えます。例えば、テーマごとに短いチャプターに分けてLMS上に登録しておくと、復習したい箇所だけを見返しやすくなります。学習ガイドとして、推奨の視聴順や所要時間、関連するテキスト資料へのリンクをまとめておくと、受講者が自分のペースで計画的に学習を進められます。
また、視聴完了後に簡単な理解度テストやアンケートを設置し、どのシーンが分かりやすかったか、改善してほしい点はどこかを収集すると、次のコンテンツ制作に役立ちます。定期的にログを分析し、必要に応じて内容を差し替えることで、教材の鮮度も保てるため、長期的な運用にも対応しやすくなります。
アニメーションは自社での制作も可能ですが、人件費や編集ソフトの初期費用、クオリティを考えると外部委託がおすすめです。なお、動画制作・映像制作会社なら「ムビサク」にお任せください。ムビサクでは教育や研修用の動画の制作を行なっている実績があります。
さらに動画制作後の著作権を譲渡するため、二次利用可能でeラーニング教材として販売することも可能です。わかりやすいアニメーション動画を制作したい方はぜひ一度無料相談をしてみてはいかがでしょうか。
eラーニングに動画を制作するメリット
eラーニングは受講者と教育者の双方にとってメリットがあります。ここでは以下4つのメリットを紹介します。
- メリット1:映像によって理解度が高まる
- メリット2:自分のペースで学習できる
- メリット3:教育内容を統一化できる
- メリット4:教育コストを削減できる
メリット1:映像によって理解度が高まる
映像があることで文字のみの資料より具体的にイメージできるため、受講者の理解度が高まります。映像は文字より多くの情報を届けられるので、短時間の動画でも高い学習効果を得られます。
たとえば機械の使い方を文字で説明するより、実際に使用している映像を見る方が理解しやすいです。また工場や倉庫などの立ち入りにくい場所を映像で見学して把握するといった使い方もできます。
メリット2:自分のペースで学習できる
eラーニングの大きな特徴は繰り返し学習できる点です。従来の教育では講義中にメモを取りきれなかったり、聞き逃したりする可能性もありますが、eラーニングであれば繰り返し学習できます。理解できた部分は飛ばして、よくわからなかった部分を巻き戻して学習できるので、自分の理解度に合わせた学習が可能です。
また学習する時間も自由なので、移動時間といった隙間時間に自分のペースで学習できる点もメリットです。研修会場に足を運ぶ必要もないため移動時間を節約でき、学習に当てられる時間も増えます。
メリット3:教育内容を統一化できる
従来の教育では、指導者によって教育内容や伝え方に差が出てしまうというデメリットがあります。しかしeラーニングであれば教育内容を統一できるため、受講者が同じコンテンツで学習できます。受講者が同じ認識をもつことは、研修後の業務をスムーズに進めるために重要です。
メリット4:教育コストを削減できる
従来の学習では講師の人件費や資料作成費、さらに大型研修の場合は会場費用などがかかります。しかしeラーニングは一度動画を制作すれば使いまわせるため、コストパフォーマンスがよいです。とくに講師の講義を録画するタイプや、資料をそのまま動画にするタイプのeラーニング動画は比較的制作費用を安く抑えられます。
また費用面だけでなく社員の業務負担も減らせるため、社員が空いた時間で他の業務を行えます。従来の教育よりコストを抑えられ、業務効率を上げられる点がeラーニングのメリットです。
なお、社内研修に動画を活用するメリットや事例については、こちらの記事も参考にしてください。
eラーニング動画のトレンド
最近では、eラーニング動画にもさまざまトレンドがあります。主に以下の5つのような流行があります。
- マイクロラーニングの普及
- モバイルでの学習最適化
- パーソナライズされた学習体験
- 学習のゲーム化(ゲーミフィケーション)
- エモーショナルラーニングの台頭
それぞれのトレンドをおさえて効果的なeラーニング教材に仕上げましょう。
マイクロラーニングの普及
マイクロラーニングとは、短い時間で学べるように設計された学習形式で、3分から5分程度の短い動画やコンテンツが特徴です。学習者が仕事の合間や移動中に手軽に学べるため、時間の制約がある現代人におすすめです。
さらに、特定のスキルや知識をピンポイントで習得できるため、効率的で実践的な学びを提供しています。従来の長時間にわたる学習形式とは異なり、集中力を保ちやすい点もメリットです。また、反復学習にも適しており、必要な情報をすぐに見直せる点が学習効果を高めています。
モバイルでの学習最適化
スマホやタブレットの普及により、eラーニングは「いつでもどこでも」学べるモバイル学習へと進化しています。画面サイズに応じたデザインや、タッチ操作に適したインターフェイスが開発され、使いやすさが向上しています。
また、通信状況が不安定な環境でも学べるオフライン機能が取り入れられるなど、学習者の利便性の追及も進んでいます。さらに、プッシュ通知やリマインダー機能により、学習の継続をサポートする仕組みも強化されており、学びの習慣化へとつながっています。
パーソナライズされた学習体験
パーソナライズされた学習体験として、AIや機械学習の技術を活用して、学習者一人ひとりのスキルレベルや興味、目標に応じた最適なカリキュラムを提供する仕組みが進んでいます。これにより、学習者は自分にとって必要な知識やスキルを効率よく学ぶことが可能になります。
また、進捗状況に応じたフィードバックや、課題解決のサポートをリアルタイムで受けることで、学びへのモチベーションを維持しやすくなるのもパーソナライズの魅力です。個別化された学習方法では、従来の一律的な学習と比べて、高い成果が期待されています。
学習のゲーム化(ゲーミフィケーション)
ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素を学習プロセスに取り入れることを指します。例えば、学習の進捗に応じてバッジやポイントを獲得したり、他の学習者と競争したりする仕組みがあげられます。
学習のゲーム化により、学習者のモチベーションが高まり、自然と学びに取り組む姿勢が向上されます。さらに、テストで高得点を取った際の達成感や、学習における挑戦の楽しさが、学習そのものを魅力的な体験へと変わります。
参考:効果的な研修手法とは?3つの研修手法の事例とポイントを徹底解説|アーティエンス株式会社
エモーショナルラーニングの台頭
エモーショナルラーニングとは、学習者の感情や心理的な側面を重視した教育方法です。学習者がモチベーションを高め、ポジティブな感情を抱きながら学べる環境を提供することが目的です。
具体的には、共感を促すストーリーや成功体験を積み重ねるような設計が行われます。その結果、学習の理解度や記憶の定着率が向上し、自己効力感(「自分はできる!」という感覚)を育むことができます。感情を意識した学びは、長期的なスキルや知識の習得につながります。
eラーニング動画を作るポイント
eラーニング動画を制作する時は以下のポイントを頭に入れておきましょう。
- 動画の目的やターゲットを明確にする
- 動画は短めにまとめる
上記のポイントを抑えることでよりわかりやすく、学習しやすい動画になります。
動画の目的やターゲットを明確にする
eラーニング動画を作る際は「誰を対象にした動画なのか」「受講者にどうなってもらいたいか」を最初に明確にしましょう。動画の目的から逆算して、動画の種類や内容を絞り込んでいくと一貫した動画になります。
また視聴後の目標を設定することで、eラーニング動画がどれほど教育効果があるかを測る指標になります。目標の例として、合格ラインを決めた小テストやクイズを行うといいでしょう。
たとえば機械の使い方を学ぶ動画を視聴後に、機械の名前や使い方の小テストをすることで受講者がどれほど理解したかを確かめられます。eラーニングは受講者が受け身になりやすいので、クイズや小テストを行って主体的に学べる環境を作ることも大切です。
動画は短めにまとめる
動画が長すぎると集中力が切れてしまうため、ひとつのコンテンツあたりの時間を10分程度にすることを心がけましょう。長時間のコンテンツはpart1、part2というように分割して視聴できるようにしておくと、隙間時間でも学習しやすくなります。
アメリカのソフトウェアを開発するチームの研究では「7〜12分ほどの動画の集中力はほとんど変わらず、13分以降は集中力が下がってくる」という研究結果が出ています。長い動画より短い動画をいくつか作る方が集中力を維持できるので、ひとつの動画は10分ほどに抑えることを意識しましょう。
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eラーニング動画のよくあるご質問
eラーニング動画についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
eラーニング配信とは何ですか?
- eラーニング配信とは、オンライン上でライブ配信された学習教材です。パソコンやタブレット、スマホなどの端末を介して、研修や講座に参加します。他のユーザーとコミュニケーションしながら進めるため、受け身になりやすいeラーニングの定着率を改善することが期待できます。
eラーニングとはどういう意味ですか?
- eラーニングとは、インターネットを用いた学習方法です。「e」はelectronicを略したもので、「電子的な」という意味で、「インターネットやコンピューターを利用した」という表現に使われています。
LMSとeラーニングの違いは何ですか?
- LMS(Learning Management System)とは、学習管理システムのことで、自動で学習コンテンツの管理を行ってくれるシステムです。eラーニングはオンライン上での学習自体のことを指しますが、LMSはeラーニングをまとめて管理していくツールにあたります。
まとめ
eラーニング動画は電子端末を使っておこなうオンライン教育で使われる動画です。映像によって理解度が上がる、電子端末があればどこでも学習できるといった特徴があります。
eラーニング動画は一度制作すれば、繰り返し使えてコストパフォーマンスがよく教育コストを抑えられるので、企業側にとっても大きなメリットがあります。eラーニング動画には種類があるので、学習の内容に合わせて適切なものを選びましょう。なお、動画制作・映像制作会社なら「ムビサク」にお任せください。ムビサクでは、eラーニング向けの教育・研修動画における豊富な制作実績があります。
中でもアニメーションはイラストを使ってわかりやすく、難しい内容でも学習のハードルを下げられます。低コストで高クオリティのアニメーション動画を制作したい方は、ムビサクがおすすめです。ムビサクでは教育・研修動画の制作実績があり、業種や用途に合わせたプランを提案します。興味のある方はぜひ一度無料相談をしてみてください。








