企業のイベントを動画で撮影し、広報やプロモーションに活用されることも多くあります。イベント動画の制作において、高品質な映像は、ブランドイメージの向上や情報伝達の効率化に大きく貢献します。
本記事では、イベント動画の撮影を成功させるための実践的なノウハウを、初心者の方にもわかりやすく解説します。撮影前の準備から、撮影時の注意点、編集や活用方法まで、企業の広報担当者の方や映像制作に関わる方に向けて紹介します。
動画制作サービス「ムビサク」ではイベント動画の豊富な制作実績があります。動画制作を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。
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- イベント動画の撮影における事前準備のコツ
- イベント動画を撮影する際のポイント
- イベント動画の撮影で準備しておく機材
目次
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無料で相談・問い合わせるイベント動画の撮影における事前準備のコツ
イベント動画を撮影する際には、以下のようなコツを意識してみましょう。
- 撮影の目的を明確にしておく
- イベント会場の下見をしておく
- 複数のアングルから撮影しておく
- 充電は長時間の撮影にも備えておく
- テスト撮影やリハーサルを行っておく
ここでは、それぞれのポイントを具体的に解説します。
撮影の目的を明確にしておく
デモ動画を制作する際には、撮影の目的を明確に定めることがコツです。何のためにこの動画を作成するのか、どのようなメッセージを視聴者に届けたいのかを具体的に考えることで、動画の内容がブレることを防ぎます。
例えば、新商品のリリースイベントの撮影であれば、商品が視聴者の生活にどのように役立つかを中心として機能の説明シーンを加えるのもよいでしょう。また、ブランドイメージを伝えたいのであれば、エフェクトを活用した派手な演出やストーリー性を重視したドキュメンタリー番組風のシネマティックな映像にするのもよいでしょう。
イベント会場の下見をしておく
イベント動画の撮影には、事前の準備が大きく影響を与えます。そのため、会場の下見は欠かせません。事前に会場を訪れ、撮影ポイントや照明の状況、音響設備などを確認することで、当日の撮影トラブルを未然に防ぐことができます。
また、会場の広さやレイアウトを把握しておけば、適切な機材の選定や配置計画も立てやすくなります。加えて、自然光が入り込む場合には影響も確認し、必要に応じて照明機器の準備を行いましょう。こうした事前準備が、より美しく見栄えのよいイベント動画の制作につながります。
複数アングルの撮影の想定をしておく
魅力的なイベント動画を作るためには、単調な映像にならないように複数のアングルから撮影を予定しておきしょう。なぜなら、ひとつの視点に偏ると、視聴者の興味を引き続けることが難しくなってしまうからです。
全体を映し出すロングショットだけではなく、臨場感を出すためのクローズアップ(近接撮影)など、さまざまな角度からの撮影を組み合わせると、動画にダイナミックさが生まれます。また、ドローンやジンバルを活用することで、仕上がりのクオリティを高めることも可能です。
充電は長時間の撮影にも備えておく
イベント撮影では、予想以上に長時間の撮影が必要になることがあります。そのため、バッテリーの充電状況を事前に確認し、予備のバッテリーやモバイル電源を準備しておくことが欠かせません。
突然バッテリー切れになると、重要なシーンを撮り逃してしまうリスクが高まります。特に、屋外イベントでは、電源やコンセントなど充電設備が限られていることも多いです。そのため、万全の準備を整える必要があります。また、使用するカメラや音声機器の消費電力を事前に把握しておくことも大切です。
テスト撮影やリハーサルを行っておく
本番撮影の前には、必ずテスト撮影やリハーサルを行い、機材や設定に問題がないか確認しましょう。テスト撮影では、カメラの露光やフォーカス、音声の収録状況などを細かくチェックし、必要に応じて調整を加えます。
また、イベントの流れをシミュレーションして、タイミングやアングルの確認も行うと効果的です。リハーサル段階で問題を発見し解決しておくことで、当日のトラブルを最小限に抑えることができます。加えて、リハーサルを通じて自信を持って撮影に臨むことができ、よりスムーズな進行にもつながります。
イベント動画を撮影する際に重要な3つのポイント
イベント動画を撮影する際には、以下のポイントにも意識してみましょう。
- 視聴者の目線に立って撮影する
- カメラマンは目立たないようにする
- 企業の広報向けの映像は制作会社に依頼する
ここでは、それぞれの撮影方法における具体的なポイントを紹介します。
視聴者の目線に立って撮影する
イベント動画を撮影する際、視聴者が映像を通じてイベントに参加しているような体験を得られるよう心がけることが重要です。そのためには、視聴者の目線に立ち、何を見たいか、どのような雰囲気を感じたいかを意識して撮影を行う必要があります。
例えば、ステージ上のパフォーマンスや会場全体の熱気を捉えるだけでなく、観客の表情や感動している瞬間など、イベントの臨場感を引き出す映像を撮ると効果的です。また、映像の構図やカメラの動きも視聴者が自然に没入できるよう配慮することが求められます。
カメラマンは目立たないようにする
イベント動画の撮影では、カメラマン自身が目立たないように配慮することが大切です。撮影者が前に出すぎると、観客や出演者の集中が妨げられるだけでなく、イベントの自然な雰囲気が損なわれてしまいます。
最適な撮影ポジションを事前に確認し、機材の配置やカメラの動きも目立たないよう工夫することが必要です。また、衣装や振る舞いにも注意を払い、周囲に溶け込むよう意識しましょう。控えめな姿勢で撮影を行うことで、より自然で臨場感のある映像が撮れるようになります。
企業の広報向けの映像は制作会社に依頼する
企業がイベントを記録する目的で動画を制作する場合、用途が広報活動であれば、専門の制作会社に依頼することを検討すべきです。広報用映像は単に記録として残すだけでなく、ブランドイメージやメッセージを効果的に伝える必要があるため、高いクオリティが求められます。
動画制作会社はプロとしての視点や技術を持ち、企画段階から編集、仕上げまで一貫して対応できるため、企業のニーズに合った映像を提供することができます。また、ターゲットとなる視聴者への訴求を考慮した演出など、細かな配慮も魅力です。
なお、弊社が提供する動画制作サービス「ムビサク」ではイベント動画の撮影から編集まで対応しています。
無料相談も承っております。ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
イベント動画の撮影で準備する必要のある機材
初めてのイベント動画の撮影であれば、以下のような機材を準備しておきましょう。
- ビデオカメラ
- マイク(ガンマイク・ピンマイク)
- 三脚・ジンバル
- バッテリー(充電池・充電器)
- 電源ケーブル(ACアダプター)
- SDカード
- 養生テープ
- 延長コード
ここでは、それぞれの撮影機材について具体的に解説してきます。
ビデオカメラ
イベント動画の撮影で最も重要な機材のひとつがビデオカメラです。高解像度で撮影できるカメラを選ぶことで、細部まで鮮明な映像を記録することが可能になります。また、ズーム機能や手振れ補正機能が充実したカメラを用意することで、動きの多いシーンや遠距離の撮影もスムーズに行えます。
さらに、夜間や暗所での撮影に対応した高感度のモデルを選ぶと、照明条件が悪い環境でも高品質な映像が撮れます。そのため、イベント内容や予算に応じた最適なカメラ選びが、撮影成の功を左右します。
マイク(ガンマイク・ピンマイク)
音声のクオリティは動画の完成度を左右するため、適切なマイクの準備が必要です。ガンマイクは指定した方向で、限られた音を鮮明に拾うことができるため、スピーチや舞台パフォーマンスの収録に適しています。
一方で、ピンマイクは装着者の声を直接拾えるため、インタビューやプレゼンテーションに効果的です。さまざまなマイクを併用することで、クリアで聞き取りやすい音声を確保できます。
三脚・ジンバル
イベント動画を安定して撮影するためには、三脚やジンバルを活用することが効果的です。三脚は固定した位置からの撮影に最適で、手ブレを防ぎながら長時間の記録が可能です。そのため、スピーチやパフォーマンスなどでカメラを固定して撮影する際には欠かせない機材です。
一方、ジンバルは動きのあるシーンを滑らかに撮影する際に活躍します。カメラを手持ちで使用する場合でも、ジンバルを利用することで振動を吸収し、安定感のある映像が得られます。例えば、観客の中を歩きながら撮影したり、イベントの舞台裏を記録したりする場合に適しています。
バッテリー(充電池・充電器)
長時間のイベント撮影では、予備のバッテリーや充電器の準備が欠かせません。バッテリー切れは大きな撮影トラブルの一因となるため、必要な量を事前に計算し、余裕を持って準備することが重要です。
また、充電器もイベント会場で利用可能なものを選び、充電が可能な状況を確保しておきましょう。準備の際には、充電池の性能や互換性も確認しておくと安心です。しっかりとした電源管理が撮影の成功につながります。
電源ケーブル(ACアダプター)
安定した電源供給を確保するために、電源ケーブルやACアダプターの準備も必要です。特に屋内イベントでは、コンセントが利用できる場合も多いため、電池を節約しながら撮影を続けることができます。
ただし、ケーブルの長さが不足すると設置場所が制限されることがあるため、長めのケーブルを用意するが大切です。また、安全性を考慮し、断線や発熱に注意した高品質なケーブルを選ぶこともおすすめです。
SDカード
動画データを保存するためのSDカードは、イベント撮影において欠かせません。初心者の方のなかには、撮影が終わってから「SDカードが入っていなかった」なるトラブルも多々ありますので必ずチェックしてください。
また、高解像度で長時間撮影する場合、大容量で高速書き込み対応のカードを選ぶ必要があります。複数のSDカードを準備しておけば、容量不足やカードの故障といったトラブルにも対応可能です。加えて、データの安全性を確保するために、信頼できるブランドの製品を使用することがおすすめです。
養生テープ
イベント会場では、ケーブル類を固定するために養生テープが役立ちます。ケーブルが床に散らばっていると、つまずき事故の原因になるだけでなく、撮影機材が引っ張られて故障するリスクもあります。
養生テープは、粘着力が強すぎず剥がしやすいため、会場の床や壁を傷つけずに使用できます。見栄えを損ねないよう、黒や透明のテープを選ぶのもよいでしょう。
一方で、養生テープをメモ代わりに用いることもあります。事前にカメラの位置や演者の立ち位置にテープで目印をつけておくことで、当日迷わずに撮影ができます。
延長コード
会場内の電源から離れた場所で撮影機材を使う際には、延長コードが必要になります。複数の機器を同時に使用する場合に備え、タコ足配線に対応した延長コードを用意すると便利です
また、安全性を考慮して、過電流防止機能が付いた延長コードを選ぶと安心です。コードの長さや耐久性にも注意し、撮影環境に適したものを選択しましょう。
撮影したイベント動画の活用シーン
撮影したイベント動画は以下のようなシーンで活用されています。
- オープニングムービー
- アタックムービー(アタック映像)
- エンディングムービー
- ティザームービー(ティザー動画)
- プロモーションムービー(プロモーション動画)
ここでは、それぞれの活用シーンについて詳しく解説していきます。
オープニングムービー
オープニングムービーは、イベントの開始時に観客の期待感を高める重要な役割を果たします。オープニングムービーには、イベントのテーマや目的、主催者のメッセージを分かりやすく盛り込み、参加者の心をつかむインパクトが求められます。
例えば、過去のイベントの様子や感動的なシーンを編集し、BGMやエフェクトを加えることで、観客に強い印象を与えることができます。また、出演者やイベントの見どころを紹介することで、これから始まる内容への期待を一層高める効果があります。そのため、魅力的なオープニングムービーは、イベント全体の成功にも大きく影響を与えます。
アタックムービー(アタック映像)
アタックムービー(アタック映像)は、展示会やカンファレンス、表彰式などで用いられる動画です。短い動画尺の映像でイベント中のプログラムの切り替わりで観客の注目を集め、印象を与えるための映像です。
特に、イベントのハイライトやサプライズ演出の際に使用されることが多く、その場の雰囲気を盛り上げる効果があります。迫力のある映像表現やダイナミックな編集を取り入れ、観客を圧倒し高揚感を与えていきます。
例えば、特別ゲストの紹介や受賞者発表の直前にアタックムービーを流すことで、緊張感や期待感を高めることができます。そのため、アタックムービーは、視覚と音の刺激で観客を巻き込み、忘れられない瞬間を作り出すためにも効果的といえるでしょう。
なお、アタックムービーについてはこちらの記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
エンディングムービー
エンディングムービーは、イベントの締めくくりにふさわしい感動的な場面を提供する重要なツールです。参加者や出演者への感謝の気持ちを伝える内容を含め、イベントの余韻を効果的に残します。
例えば、イベント中の映像や写真を編集し、BGMに感動的な楽曲を選ぶことで、視聴者の心に響く映像を作り上げます。また、今後のイベントへの期待を示すメッセージや告知を加えることで、参加者に「また次回も参加したい」という気持ちを抱かせることが可能です。そのため、エンディングムービーは、イベント全体の満足度を高める最後の仕上げともいえるでしょう。
ティザームービー(ティザー動画)
ティザームービー(ティザー動画)は、イベントの開催前に情報を小出しにし、期待感や興味を煽るために効果的な映像として活用されます。ティザームービーは短い尺でありながら、視聴者の関心を引きつけるストーリー性や映像表現の工夫が求められます。
例えば、イベント内容を断片的に見せることで、「この続きが知りたい」と思わせるしかけを作ることができます。来場者の期待感を高めることで、YouTubeやInstagram、TikTok、X(Twitter)などのSNSやウェブサイトで拡散されやすくなります。
そのため、ティザームービー多くの人にイベントを知ってもらうきっかけを作ることが可能です。ハイクオリティなティザームービーを作ることは、イベントへの集客力に直結する大事なツールともいえるでしょう。
なお、ティザームービーに関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
プロモーションムービー(プロモーション動画)
プロモーションムービー(プロモーション動画)は、イベントの魅力や内容を詳しく伝え、集客や宣伝活動を効果的に行うための映像です。詳細なイベント情報を盛り込みつつも、観客が「行きたい」と感じるような感情的な表現を加えることがおすすめです。
例えば、出演者のインタビューや準備段階の裏側を映像化することで、イベントの独自性やストーリー性を視聴者に伝えることができます。また、プロモーションムービーは、SNSやYouTubeなどで広告として配信することも可能です。ターゲットを意識した編集により、視聴者の興味を引きやすいコンテンツへとつながるでしょう。
なお、動画を用いたプロモーションについては、こちらの記事も参考にしてください。
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イベント動画の撮影に関するよくあるご質問
イベント動画の撮影についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
- イベント動画の相場はいくらですか?
- イベント動画の費用相場は、一般的に30万円~200万円です。ただし、表現方法や用途、動画尺によって大きく異なります。例えば、撮影した素材を編集するのみであれば比較的安価に依頼できます。一方で、撮影を伴う実写動画であれば、イベントの事前リハーサルなどの工数も増えるため、費用が高くなる傾向です。
- イベント撮影とは何ですか?
- イベント撮影とは、セミナーや発表会、展示会、パーティーなど、企業や団体が開催するイベントの様子を映像や写真で記録することです。イベントの目的や内容を映像や写真を通じて伝え、広報やプロモーションに活用されます。参加者の感動や熱気を捉え、集客に役立てるための貴重な資料として、多くのシーンで活用されます。
- イベントの写真撮影のコツは何ですか?
- イベント写真撮影のコツは、自然な瞬間を捉えることと、撮影目的に応じた構図やアングルを意識することです。重要な場面や人物を逃さないようスケジュールを把握し、光源や背景を調整して見栄えをよくします。また、複数のレンズを活用して広角やクローズアップを使い分け、臨場感のある写真を撮影することもポイントです。
まとめ
イベント動画は、企業の広報やプロモーションにおいて非常に効果的なツールです。イベント動画を撮影することで、イベント自体を盛り上げることにもつながります。
イベント動画の撮影には、撮影の目的をしておき、下見やテスト撮影、リハーサルなどの事前準備を徹底しておくことが大切です。また、撮影時には、カメラマンはなるべく目立たずに、視聴者の目線に立って撮影することがポイントです。
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