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ダイジェスト動画を作成するには?魅力的に作る手順や効果、実例を紹介

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船木 佑哉

<動画事業部 部長>

ダイジェスト動画を作成するには?魅力的に作る手順や効果、実例を紹介

「企業説明会やイベントのダイジェスト動画を作成したい」「ダイジェスト動画を採用や企業紹介に利用したい」と考える担当者様も多くいるかと思います。

さまざまな動画を編集し、短くしたものがダイジェスト動画です。その重要性はますます高まっています。

短時間で情報を伝え、視聴者の注意をひけるダイジェスト動画は、多くの分野で活用されており、その効果は計り知れません。

本記事では、重要性が増すダイジェスト動画の効果や作成手順、4つの作成例もお伝えします。ぜひ最後までご覧いただき、魅力あるダイジェスト動画を完成させていきましょう。

動画制作サービス「ムビサク」では企業向け動画の豊富な制作実績があります。動画制作を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。

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ダイジェスト動画の効果と重要性

ダイジェスト動画の効果と重要性

先述のとおり、ダイジェスト動画は視聴持続率が高く、視聴者の注意をひきやすい特性があります。

以下の効果を理解しておくことで、さらに魅力的な動画作成が可能になるはずです。

  • 効率的な情報伝達
  • リアルな臨場感
  • SNSでの拡散効果

それぞれ詳しく解説します。

効率的な情報伝達

ダイジェスト動画は、限られた時間内で情報を効果的に伝えられます。

たとえば数日にわたる研修内容をダイジェスト動画にしたケースを考えてみましょう。技術カンファレンスのダイジェスト動画を作成した場合、数日間にわたる研修内容を凝縮し、視聴者にとって重要な注意点や印象的なスピーチを短時間で伝えられます。

またダイジェスト動画としてよく目にする「映画の予告編」は、劇場で上映される数時間の作品を2-3分にまとめています。短い時間ですが、視聴者にその作品の魅力を伝え、興味を持たせているのです。限られた時間で多くの情報を求める人々にとって、短時間でわかりやすいダイジェスト動画は、飽きずに視聴できます。

この「飽きなさ」によって、コンテンツのエンゲージメント(反応率)が向上し、より多くの人々に情報が伝えられるのです。

リアルな臨場感

ダイジェスト動画は素材や編集の仕方によっては、リアルな臨場感を味わえます。これは会社説明会やイベントなどのダイジェスト動画で効果を発揮するでしょう。

新卒採用を行う企業の会社説明会ダイジェスト動画では、企業の概要やビジョン、働く社員の声などを紹介することで、自社の魅力の発信が可能です。CEOや役員のプレゼンテーションも盛り込むことで、企業理解を深めてもらえるはずです。

また、新製品のデモンストレーションや講演者のプレゼンテーションを見ることで、視聴者はイベントに参加しているかのような感覚をもてるでしょう。たとえ短いダイジェスト動画であっても、効果的な編集により、リアルな臨場感が感じられます。

SNSでの拡散効果

ダイジェスト動画は、SNSでの拡散によって効果的な発信が可能です。

短い動画に情報が凝縮されており、視聴者にとって手軽に見られるコンテンツとなっています。SNSはシェアやリツイートする機能があるため、良質なダイジェスト動画を作成することで、素早く多くの人々にリーチできます。

新商品のプロモーション動画を想定した場合、その魅力や機能を短時間で伝えるダイジェスト動画は、視聴者が興味をもちやすく、シェアしやすいコンテンツです。

動画が拡散されることで、より多くの消費者に製品の存在が認知され、購入を検討する人が増えるでしょう。

なおSNS動画の作成については、次の記事でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

ダイジェスト動画の作成手順

ダイジェスト動画の作成手順

ダイジェスト動画は、以下の手順で作成していきます。

  1. 動画作成の目的・メッセージの設定
  2. 動画の構成を決定
  3. 動画素材の編集音楽(BGM)の選定・挿入
  4. 動画の書き出し・アップロード
  5. 視聴者の反応計測と改善

それぞれの工程を詳しく解説します。

動画作成の目的・メッセージの設定

ダイジェスト動画の作成で、目的やメッセージ性を設定することは非常に重要です。

動画の目的やメッセージ性が明確であれば、視聴者が動画を見て何を学ぶべきか、どのようなアクションを取るべきかが理解しやすくなります。これにより視聴者の関心や興味を引き付け、コンテンツのエンゲージメントが向上するでしょう。

また明確な目的やメッセージ性を設定することで、作成者も迷わずに編集できます。動画のストーリーが整理されれば、効果的に情報を伝えられるはずです。

動画の構成を決定

動画の構成は、次の3つの展開を参考にしてください。

  • 引き込む冒頭(フック)
  • 本題の展開 
  • アクション促進(CTA)

まず動画の冒頭には、視聴者の注意を引くために印象的なシーンやキャッチーなフレーズを用いて、動画のテーマや内容を簡潔に紹介しましょう。なお、フックの効果については後述します。

次にダイジェスト動画の主要なポイントを展開させます。

イベントや説明会の内容や雰囲気が伝わるように、細かなカット割が必要です。ストーリー展開や進行の流れを意識し、視聴者が追いやすい構成で情報を整理して提示します。

最後に視聴者のアクション(CTA)を促進しましょう。

関連リンクやお問い合わせ先を提示し、視聴者に次のステップを踏むきっかけを与えることで、エンゲージメントを向上させます。また、感謝の言葉や締めのセリフで終わることで、印象に残る動画になるはずです。

おすすめの動画の構成の考え方については、こちらの記事を参考にしてください。

動画素材の編集

動画素材の編集で気をつけるポイントは以下の通りです。

カットの選択 適切なシーンを選び、無駄な部分をカットします。
ダイジェスト動画のテンポが向上し、視聴者にとって魅力的なものになります。
編集時にはシーン間のロジックがつながっているか注意してください。
トランジション シーン間の移り変わりにはスムーズなトランジションを使用し、視聴者に違和感なくストーリーを追えるようにします。
テロップやエフェクトの利用 視覚的な要素を適切に使用することで、情報が伝わりやすくなります。
ただし過度なエフェクトや不要な情報は、視聴者の注意を散漫にするため、シンプルでわかりやすいデザインを心がけてください。

上記の3点を意識することで、視聴者をひきつけ、最後まで視聴してもらえる動画に仕上がるでしょう。

音楽(BGM)の選定・挿入

ダイジェスト動画で「BGMのテイスト」は、もっとも気をつけるべきポイントと言えます。

BGMの選定を間違えると、目的と異なるニュアンスで伝わってしまう可能性があるからです。アップテンポなBGMであれば気分が高揚し、やる気に満ちた雰囲気が伝えられます。

一方で静かなBGMを挿入すれば、シリアスで真剣さが伝わるでしょう。

適切なBGMを挿入することで、視聴者の感情を狙った雰囲気に変えられるはずです。

動画の書き出し・アップロード

動画の編集がひと通り終了したら、書き出しとアップロードを行います。

アップロード先のプラットフォームは、とくに制約がなければYouTubeがおすすめです。SNSで拡散しやすく、さまざまな層にリーチできるでしょう。

YouTubeの成功事例については、こちらの記事を参考にしてください。

視聴者の反応計測と改善

作成したダイジェスト動画が効果的かどうか、次の2点に注目します。

パフォーマンスの把握 動画がどの程度の視聴数やエンゲージメント(いいね!やコメントなど)を獲得しているかを把握できます。
これにより、目標としていた成果が達成されているかどうか、評価が可能です。
視聴者のニーズの理解 反応計測を通して、視聴者がどのようなコンテンツに興味をもっているのかを理解できます。

この2点に注目することで、今後の動画やコンテンツ戦略を視聴者のニーズに合わせて調整でき、質の高い動画が作成可能となるでしょう。

なお、ムビサクでは動画制作を請け負っています。様々な種類の動画を制作していますので、ぜひ一度ご相談ください。

また、ムビサクには豊富な動画制作の実績がありますので、こちらからご覧ください。

効果的なダイジェスト動画を作成する3つのコツ

効果的なダイジェスト動画を作成する3つのコツ

効果的なダイジェスト動画を作成するためには、以下の3つのポイントをおさえておきましょう。

  • 冒頭に強調シーンを挿入する
  • ストーリー性をもたせる
  • エフェクトはバランスよく挿入する

どれも視聴者の離脱を防ぐために重要なので、参考にしてください。

冒頭に強調シーンを挿入する

ダイジェスト動画の冒頭に強調したいシーンを挿入することで、視聴者にメッセージが伝わりやすくなります。

視聴者の注意をひき、動画全体への興味を喚起する意味でも、最初の数秒間で印象に残る映像や情報を挿入しましょう。

新商品のプロモーションとしてダイジェスト動画を作成した例を考えてみます。冒頭でその製品がもつ画期的な機能や特徴を強調し、視聴者に「この製品は他とは違う」という印象を与えることが重要です。新商品がスマートフォンであれば、新機能を紹介するダイジェスト動画を作成し、最初にその製品が人々の生活をどう便利に変えるかを映像で示すとよいでしょう。

ストーリー性をもたせる

ダイジェスト動画のように短い動画であっても、ストーリー性をもたせることが可能です。

たとえばチャリティイベントのダイジェスト動画を作成するとします。このイベントの目的や背景、参加者の熱意を伝えるストーリーに構成することで、視聴者がイベントに共感し、感情を動かせるかもしれません。人は感情が動けばアクションを起こしやすくなるものです。

ストーリー性は視聴者に行動を起こさせるためにも重要な要素と言えるでしょう。

具体例として、以下のG20大阪サミットのダイジェスト動画を挙げます。

引用:G20大阪サミット ダイジェスト動画

こちらの動画は、サミット会場が建設される場面からスタートし、各国代表をもてなすために準備を行う各分野スタッフの姿が見えてきます。スタッフの準備にかける熱意や誠実さが伝わるため、G20サミットに対して好印象をもつ方も多いはずです。

エフェクトはバランスよく挿入する

ダイジェスト動画において、過度なエフェクトの使用は視聴者の集中力を低下させてしまいます。

よくある失敗として、カット間に常に回転や爆発などの派手なトランジションを使用しているケースがあります。視聴者はその演出に疲れ、動画の中身に集中できなくなってしまうでしょう。ダイジェスト動画では適切なエフェクトを使用することが重要であり、過度な演出は避けるべきです。

シンプルで効果的なエフェクトを用いることで、視聴者にイベントの印象や情報を効果的に伝えられます。

ダイジェスト動画の作成例4選

ダイジェスト動画の作成例4選

ここまでのダイジェスト動画の効果や注意点を踏まえ、4つの動画をとりあげます。いずれも動画ごとによいポイントがありますので、ぜひご覧ください。

なお作成例1〜3は弊社作成ではありませんが、学べる点がありますので引用しています。

1:堺商事株式会社

こちらの動画は採用動画で、企業のPVを短く編集した「ダイジェスト動画」となっています。

冒頭からハイテンポなBGMが流れ、アングルの移動やカット割によって躍動感のある動画に仕上がっています。テロップも英単語が3箇所出てくるだけでシンプルですが、企業のイメージがスッと伝わってくるはずです。

引用:【採用動画】化学品商社様:企業PVダイジェスト動画

2:埼玉県(埼玉県公式チャンネル)

こちらは埼玉県が作成している動画です。わずか15秒ですが、イラストとテロップを上手に組み合わせており、何を伝えたいかがすぐにわかります。

短い動画であるほど、余計な情報をカットして、視聴者にストレートにメッセージを伝えなくてはいけません。

その点イラストを使えば実写よりも情報が制限できますし、テキストのテロップを挿入して目でも読んでもらえば印象にも残せます。動画の最後にアクションの促進も入っており、作成時の参考になるでしょう。

引用:立地するなら埼玉へ(15秒ダイジェスト版)

3:UNLOCK With Sony(オンラインイベント)

こちらはオンラインイベントの見どころをまとめたダイジェスト動画です。

動画の冒頭に、登壇者の印象的なセリフが挿入されており、メッセージが強調されて伝わります。

冒頭だけでなく展開も登壇者のセリフがメインで構成されているため、どのような考え方の人が集うイベントだったのかが伝わってきます。BGMは落ち着いたシンプルな曲が使われ、話し手の真剣さや誠実さが感じられるはずです。

引用:オンラインイベント「UNLOCK With Sony」ダイジェストムービー

4:ラッキー工業株式会社

こちらは企業そのものではなく、商品紹介のダイジェスト動画です。冒頭のわずか5秒で商品のコンセプトがわかるようになっており、ナレーションだけでなくイラストからもすぐに、商品のベネフィットが理解できます。

実写ではなくアニメーションで全編作成されているため、属人性がなく長く使え、作り直すコストが不要という点もメリットです。

事例:展示会イベント用商品紹介動画-ラッキー工業株式会社

ダイジェスト動画の作成におけるよくあるご質問

ダイジェスト動画の作成についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

ダイジェスト映像(ダイジェスト動画)とは何ですか?
ダイジェスト映像(ダイジェスト動画)とは、長い映像を短くまとめたコンテンツです。通常は、映像の要点やハイライトをまとめて作られます。ダイジェスト映像は、テレビ番組や映画の予告編、ニュースのまとめ動画など、さまざまな場面で使用されています。
動画作成の手順はどのような流れですか?
動画作成の手順は、「企画立案」→「撮影」→「編集」→「納品」の流れで進みます。企画立案では、動画の目的やターゲット、内容を明確にします。撮影では、動画の目的やターゲットに合わせて、必要な映像を撮影します。編集では、撮影した映像をつなぎ合わせて、動画に仕上げます。最後に、完成した動画を納品します。
トランジションとはどういうことですか?
トランジションとは、動画制作において動画のカットとカットをつなぐ効果を意味します。動画のストーリー展開をわかりやすくしたり、視覚的な面白さを加えたりするために使用されます。また、トランジションには、さまざまな種類があり、使用するシーンによって効果的なものを選択する必要があります。

まとめ

ダイジェスト動画の作成は情報を凝縮し効率よく伝えられるメリットがある

ダイジェスト動画の作成は、短い時間に情報を凝縮し、効率よく伝えられるメリットがあります。作成にあたっての手順をもう一度まとめておきます。

  • 動画作成の目的・メッセージの設定
  • 動画の構成を決定
  • 動画素材の編集
  • 音楽(BGM)の選定・挿入
  • 動画の書き出し・アップロード
  • 視聴者の反応計測と改善

これらの手順をふまえ、より効果的にするコツは次の3つです。

  • 冒頭に強調シーンを挿入する
  • ストーリー性をもたせる
  • エフェクトはバランスよく挿入する

以上の流れを参考に、自社の魅力が伝わるダイジェスト動画を作成していきましょう。

なお動画制作について外注をお考えなら、ムビサクでは様々な種類の動画を制作していますので、ぜひ一度ご相談ください。

また、ムビサクには豊富な動画制作の実績がありますので、こちらからご覧ください。

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