企業のプロモーションや採用活動にアニメーション動画を活用する企業も多くあります。アニメーション動画のなかには、モーショングラフィックスという種類もありますが、聞きなれない方も多いのではないでしょうか。
モーショングラフィックスは、動画制作において幅広い用途に使える技術です。本記事では、モーショングラフィックスについて、制作するメリットや種類を解説します。
また、作り方やコツについても事例を交えて紹介しますのでぜひ参考にしてください。
動画制作サービス「ムビサク」ではモーショングラフィックスを含むアニメーション動画の豊富な制作実績があります。動画制作を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。
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- モーショングラフィックスとインフォグラフィックの違い
- モーショングラフィックスの種類と事例
- モーショングラフィックスの作り方とコツ
目次
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無料で相談・問い合わせるモーショングラフィックスとは?
モーショングラフィックスとは、文字やイラストなどの静止画に動きや音声を加えて作る動くグラフィックスのことです。パソコンなどを使い、デジタルで制作・加工・編集されるものが主流です。
モーショングラフィックスは、WEB動画やテレビCMだけではなく、展示会などのイベント映像やデジタルサイネージなど、さまざまな場面で活用されています。
なお、モーショングラフィックスはアニメーション動画の種類のひとつです。その他のアニメーション動画の種類についてはこちらの記事も参考にしてください。
モーショングラフィックスとインフォグラフィックの違い
モーショングラフィックスとインフォグラフィックは動きがあるかによって異なります。モーショングラフィックスは静止画を動かしたものを意味しますが、インフォグラフィックは図表やグラフなどの情報を視覚的にわかりやすくしたものです。つまり、インフォグラフィックは必ずしも動画である必要はありません。
また、インフォグラフィックに動きをつけたものを、「インフォグラフィック動画」や「インフォグラフィックアニメーション」と呼びます。
そのため、モーショングラフィックスの一部がインフォグラフィック動画になります。
なお、インフォグラフィック動画について詳しくは以下の記事を参考にしてください。
モーショングラフィックスを使用するメリット
モーショングラフィックスには、さまざまなメリットがあります。その中でも、特に代表的なメリットは以下の5つです。
- インパクトを与えて印象に残りやすい
- 情報が分かりやすく伝わる
- オリジナリティのある表現ができる
- 幅広い用途に使いやすい
- 比較的に低予算で作成できる
インパクトを与えて印象に残りやすい
モーショングラフィックスには、動きや音声などの効果によって、視聴者に強いインパクトを与えることができます。そのため、商品・サービスの認知度向上や、ブランディング効果の向上などに効果的です。
例えば、テレビCMやWEBCMなどで、モーショングラフィックスが活用されることが多くあります。これらの広告は、視聴者の注意を引きつけ、商品・サービスの魅力を印象付けるために、モーショングラフィックスの効果を活用しています。
情報が分かりやすく伝わる
モーショングラフィックスでは、動きやアニメーションによって、複雑な情報やデータを視覚的にわかりやすく伝えることができます。そのため、教育や研修などの分野で、効果的に活用されています。
例えば、企業のWEBサイトやYouTubeチャンネルでは、商品・サービスの説明や使い方のマニュアルをモーショングラフィックスで動画にしていることも多くあります。動画コンテンツは、文字や画像だけでは伝えにくい情報を、わかりやすく伝えるために、モーショングラフィックスで教育や研修を効率的に行えます。
オリジナリティのある表現ができる
モーショングラフィックスは、文字やイラスト、図形などの素材を自由に組み合わせて、オリジナリティのある表現をすることができます。そのため、企業やブランドの個性やメッセージを、効果的に伝えることができます。
例えば、企業のWEBサイトやイベントの演出などで、モーショングラフィックスが活用されることが多くあります。企業やブランドの独自性を表現して印象的なプロモーションが可能です。
幅広い用途に使いやすい
モーショングラフィックスには、テレビCMやWEB広告、教育・研修、イベントの演出など、さまざまな用途に活用することができます。そのため、目的やターゲットに合わせて、効果的に活用することができます。
例えば、テレビCMやWEBCMでは、商品・サービスの認知度向上や、ブランディング効果の向上に活用できます。さらに、教育・研修としては、講師と受講者の情報の伝達や理解の促進にも効果的です。
比較的に低予算で作成できる
モーショングラフィックスには、高度な技術や専門的な知識が必要ですが、実写動画とは異なり撮影を伴わないため、比較的に低予算で作成できます。
動画制作を低価格で制作したい方は、弊社の動画制作サービス「ムビサク」への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。 ムビサクには、モーショングラフィクスを含むアニメーション動画の豊富な実績があります。
ムビサクでは5万円からアニメーションの制作が可能です。さまざまな種類の動画を制作していますので、ビジネスシーンでアニメーション動画を活用したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
モーショングラフィックスの種類と事例
モーショングラフィックスにはさまざまな種類がありますが、ここでは代表的なものは以下のとおりです。
- リキッドモーション
- キネティックタイポグラフィ
- アニメーションロゴ
- モーフィング
- シームレストランジッション
- ラインアニメーション
それぞれの種類について事例を紹介します。
リキッドモーション
事例:情報プラットフォームの商談用動画
リキッドモーションとは、液体やガスなどの流体的な動きを表現するモーショングラフィックスです。水や炎、煙など、自然界にある動きを模倣したり、抽象的な動きを表現したりすることができます。
例えば、テレビCMやWEBCMなどで、商品・サービスの特徴を、リキッドモーションを使って表現するケースが多くあります。柔らかい印象から優しさや信頼を訴求することにもつながります。
キネティックタイポグラフィ
事例:就活生に向けた会社説明動画
キネティックタイポグラフィとは、文字に動きや変化を加えるモーショングラフィックスです。文字の形や大きさ、色などを変化させて、視覚的に訴求力を高めることができます。
例えば、企業のWEBサイトやイベントの演出などで、商品・サービスの説明やメッセージを、キネティックタイポグラフィを使って表現するケースが多くあります。文字情報を印象的に伝えるため、直感的にイメージしやすくなります。
アニメーションロゴ
事例:広告効果測定ツールの営業資料動画アニメーション
アニメーションロゴとは、ロゴに動きや変化を加えるモーショングラフィックスです。ロゴにストーリー性を持たせたり、動きによって印象を変化させたりすることができます。
例えば、YouTubeチャンネルのオープニングやエンディング、企業のWebサイトやサービスなどで、ロゴを印象づけるために、アニメーションロゴが活用されるケースが多くあります。
モーフィング
事例:YouTubeチャンネル掲載用の教育・講座動画
モーフィングとは、ある物体を別の物体に変化させるモーショングラフィックスです。シームレスなトランジションを介して、物体の形や色などを変化させることができます。
例えば、商品・サービスの変化を、モーフィングを使って表現するケースが多くあります。商品やサービスの魅力や進化を、視覚的にわかりやすく伝えることができます。
シームレストランジッション
事例:Shopify新配送サービス「Plus Shipping」の紹介動画
シームレストランジッションとは、2つの異なる映像を、シームレスにつなぐモーショングラフィックスです。映像の切り替えが目立たないようにすることで、視聴者の没入感を高めることができます。
例えば、YouTube広告やSNS広告などで、商品やサービスの世界観を、シームレストランジッションを使って表現するケースが多くあります。シームレストランジッションで視聴離脱を防ぐことにもつながります。
ラインアニメーション
事例:営業資料用サービス紹介動画
ラインアニメーションとは、線や点などのシンプルな要素を組み合わせて表現するモーショングラフィックスです。シンプルな表現ながら、動きによって、さまざまな表現をすることができます。
例えば、商談での営業資料、教育や研修などの分野で、複雑な情報やデータを、わかりやすく伝えるために、ラインアニメーションが活用されるケースが多くあります。
モーショングラフィックスの作り方
モーショングラフィックスは以下の流れに沿って作成しましょう。
- step1:目的とターゲットを決める
- step2:ストーリーと構成を決める
- step3:イメージから絵コンテを作成する
- step4:イラストやアイコンの素材を集める
- step5:素材を編集してアニメーションを加える
step1:目的とターゲットを決める
モーショングラフィックスは、さまざまな目的やターゲットに合わせて制作することができます。そのためにはまず、制作の目的を明確にしましょう。商品・サービスの認知度向上なのか、ブランディングなのか、教育・研修なのか、などによって、制作の方向性が決まってきます。また、ターゲットとなる人々の年齢や性別、興味や関心などについても考えましょう。ターゲットを明確にすることで、効果的なモーショングラフィックスを制作することができます。
なお、動画の企画については、こちらの記事も参考にしてください。
step2:ストーリーと構成を決める
目的とターゲットが決まったら、ストーリーと構成を決めましょう。ストーリーとは、モーショングラフィックスの流れや構成を表すものです。構成とは、動画の各シーンの長さや順番を表すものです。ストーリーと構成を決めることで全体像を把握することができます。
なお、動画の構成の考え方については以下の記事も参考にしてください。
step3:イメージから絵コンテを作成する
ストーリーと構成が決まったら、イメージから絵コンテを作成しましょう。絵コンテとは、動画の各シーンの動きや画面構成を、絵や文字で表したものです。絵コンテを作成することで、モーショングラフィックスの具体的なイメージを固めることができます。
なお、絵コンテの書き方はこちらの記事でも触れています。
step4:イラストやアイコンの素材を集める
絵コンテが完成したら、イラストやアイコンの素材を集めましょう。イラストやアイコンは、モーショングラフィックスの表現力を高めるために重要です。オリジナルのイラストやアイコンを制作することもできますが、フリー素材を活用するのもひとつの方法です。
なお、イラストを用いたアニメーション動画の作り方については以下の記事でも触れています。ぜひ参考にしてください。
step5:素材を編集してアニメーションを加える
素材が揃ったら、編集してアニメーションを加えます。アニメーションは、モーショングラフィックスの動きを表現するために重要です。
なお、動画制作にかかる工程や編集の効率をあげる方法については、こちらの記事も参考にしてください
モーショングラフィックスを制作する際のコツ
モーショングラフィックスを制作する際には以下のようなコツがあります。
- 動画で伝えたいメッセージを絞る
- 全体の世界観を統一する
- 色やデザインにこだわる
- ターゲットの視聴環境にあわせる
- トレンドのアニメーションを取り入れる
これらのコツを押さえて、効果的なモーショングラフィックスを制作しましょう。
動画で伝えたいメッセージを絞る
モーショングラフィックスは、短い時間で視聴者にメッセージを伝える必要があります。そのため、まず動画で伝えたいメッセージを明確にすることが大切です。メッセージが曖昧だと、視聴者に伝わりにくく、効果的な動画にすることは難しくなります。
全体の世界観を統一する
モーショングラフィックスは、映像全体の統一感を意識することが大切です。登場するキャラクターや動きなどの要素を統一することで、まとまりのある印象的な映像を制作することができます。
色やデザインにこだわる
色やデザインは、モーショングラフィックスの印象を大きく左右する要素です。目的やターゲットに合わせて、適切な色やデザインを使いましょう。例えば、商品やサービスの認知度向上を目的とした動画では、目を引くような色やデザインを用いることもおすすめです。
ターゲットの視聴環境にあわせる
モーショングラフィックスは、さまざまなデバイスで視聴される可能性があります。そのため、ターゲットの視聴環境にあわせた映像を制作することが大切です。例えば、スマホで視聴されることを想定している場合は、短い尺でわかりやすい映像を制作しましょう。
トレンドのアニメーションを取り入れる
モーショングラフィックスは、常に新しい表現方法や手法が登場しています。トレンドのアニメーションを取り入れることで、視聴者の興味を引くことができるでしょう。例えば、最近では、3DCGなどを組み合わせたモーショングラフィックスもトレンドになっています。
動画のトレンドや面白い動画のアイデアについては、こちらの記事も参考にしてください。
モーショングラフィックスのよくあるご質問
モーショングラフィックスについてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
- モーショングラフィックスは何に使われていますか?
- モーショングラフィックスは主に、広告、研修、イベントの3つに使われています。とくに、YouTube広告やテレビCMなどのプロモーションでは、認知度拡大やブランディングの効果的な手法です。また、インパクトのあるモーショングラフィックスは、イベント会場のデジタルサイネージでも放映されています。
- モーショングラフィックスとアニメーションの違いは何ですか?
- モーショングラフィックスはアニメーションの表現方法の種類のひとつです。主に、文字やイラストなどの静止画に動き(アニメーション)を加えたものがモーショングラフィックスです。一方で、アニメーションには、手書きの絵などの複数の静止画をコマ送りで撮影した動画なども含まれます。
- モーショングラフィックスはいつから登場しましたか?
- モーショングラフィックスの起源は、19世紀から20世紀の初めにさかのぼります。当時は、パラパラ漫画やストップモーションなどの手法が使われていました。20世紀の初めには、コンピュータの普及によって、モーショングラフィックスの制作がより容易になりました。
まとめ
モーショングラフィックスには、様々な種類があり動画を魅力的にして、映像にインパクトを与える効果があります。企業のプロモーションや教育・研修などさまざまな用途で幅広く利用することができます。
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