コラム

オウンドメディアで動画を活用!企業事例8選とメリット・注意点を解説

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船木 佑哉

<動画事業部 部長>

オウンドメディアで動画を活用!企業事例8選とメリット・注意点を解説

「広報にオウンドメディアを活用したいけど、具体的な施策がイメージできない」「時代に合わせて動画を活用したオウンドメディアを構築したい」と考えている担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。

5Gに代表される高速通信網の普及が進み、就活や企業のブランディングに動画を活かしている企業がほとんどとなりました。

そこで本記事では、オウンドメディアのメリット・デメリットを整理し、動画をどのように活用していけばよいか事例をもとに紹介しています。デジタルマーケティングの失敗を少なくするためにも、ぜひ記事をご覧ください。

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  • そもそもオウンドメディアとは?
  • オウンドメディアで動画を活用するメリットとデメリット
  • オウンドメディアに動画を活用している事例

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オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは?

オウンドメディア(owned media)とは、企業が自身で運営するメディアのことを指します。

2000年代前半はパソコンで見られる公式ホームページだけを運用している企業がほとんどでした。しかし、スマートフォンと高速通信網が普及したことで、あらゆる場所でデジタルコンテンツが視聴可能になりました。

そこで公式ホームページだけでなく、サービスに関連した内容を発信するブログやTikTok、Instagram、YouTubeチャンネルなど、多くのオウンドメディアが運用されはじめます。

用途も製品情報などの紹介だけでなく、リクルートや顧客リスト獲得のための集客装置としても使われており、あらゆる企業が資産としてオウンドメディアを構築しています。

トリプルメディアとは?

オウンドメディアに関連する言葉に「トリプルメディア」があります。

トリプルメディアは、オウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディアの3つのメディアを組み合わせたマーケティング戦略のことを指します。

ペイドメディア(paid media)とは、企業がコストをかけて掲載を依頼する広告メディアのことで、街にある看板や電車の中吊り広告が代表的です。

アーンドメディア(earned media)は、ペイドメディアと反対に費用をかけない宣伝や露出方法のことで、SNSによるユーザーの拡散などを指します。

オウンドメディアで動画を活用する4つのメリットや効果

オウンドメディアで動画を活用する4つのメリットや効果

企業がオウンドメディアに動画を挿入しはじめたのは、以下のようなメリットがあるためです。

  • エンゲージメントの向上が期待できる
  • 情報を効率よく伝えられる
  • SNSでの拡散が期待できる
  • SEOにもつながる

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

1:エンゲージメントの向上が期待できる

動画を活用することで、エンゲージメント(視聴者の反応率)を高められます。

動画は、テキストや静止画に比べて視聴者の興味をひきやすく、サイトの滞在時間を長くすることが可能です。たとえばある調査では、Instagramに投稿された動画は、画像に比べて約3倍の「いいね」数を獲得しています。

参考:動画「いいね」数は約3倍!動画・画像投稿の平均エンゲージメント数を算出

テキストだけのメディアよりも、動画を活用したオウンドメディア構築が有効だと言えるでしょう。

2:情報を効率よく伝えられる

動画を活用すると、テキストや静止画に比べて情報密度を高くできるため、効率的な伝達が可能です。

1分間の動画はWEBページに換算すれば3,600ページ分、情報量の差はおよそ1,800倍と言われており、動画のほうがいかに効率的かがわかります。

参考:How Video Will Take Over The World

動画であれば視覚だけでなく、聴覚を使って情報がインプットできるため、視聴者にとって理解しやすいメリットもあるでしょう。

自社サービスの紹介動画は、以下の記事にコツをまとめていますので、宜しければ参考にしてください。

3:SNSでの拡散が期待できる

視聴者の興味をひきつける動画が作成できれば、SNSを通じて拡散されるため、コストをかけず集客が期待できます。

しかも、拡散した人の信頼をともなって広がるため、CVしやすいというメリットもあるでしょう。見ず知らずの人に紹介される商品サービスよりも、知人からの紹介のほうが信用度が高いのと同じ働きがあります。

また企業側にとってSNS拡散にかかるコストはほとんどありません。これらのSNSがもつメリットを考えれば、オウンドメディアで動画を活用するのは当然の流れです。

なおSNSにおける動画マーケティングについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

4:SEOにもつながる

テキストだけでなく、記事に動画を挿入することでSEOにつながるとされています。

テキストのみのブログメディアをオウンドメディアとして運用している企業は多く、すでにレッドオーシャン状態です。しかし、動画を活用して継続的な運用をしている企業はまだテキストより多くはないでしょう。

早い段階で動画を活用していけば、競合他社よりもSEOで上位を獲得しやすくなるなど、先行者利益を得られるはずです。

ただし、単に動画を多く掲載すればよいというわけではありません。

動画が多すぎる場合、ページの読み込みに時間がかかり、ユーザーの離脱を招く可能性があります。一方、動画によって記事の情報量をリッチ化できるメリットは見逃せないので、必要な動画に絞って掲載しておくとよいでしょう。

なお動画によるSEOについては、下記の記事にてさらに詳しく解説しています。よろしければご覧ください。

また弊社では、他社よりも低価格で動画制作を行なっております。まずは見積もりをとり、オウンドメディアが充実するイメージをもってみませんか。

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そのほか、お問い合わせは以下より受け付けております。企画から構成案作成までは無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

オウンドメディアに動画を活用する2つのデメリット

オウンドメディアに動画を活用する2つのデメリット

オウンドメディアに動画を活用する場合、以下のようなデメリットも存在します。メリットと合わせて知っておくことで、導入の検討材料になるでしょう。

  • 運営コストがかかる
  • CV獲得まで時間がかかる

詳しく解説します。

1:運営コストがかかる

オウンドメディアを運営するためには、コンテンツ作成やメディアの管理・保守、SEOなどにコストがかかります。とくにコンテンツのクオリティを維持するためには、専門知識やスキルが必要となり、それに伴って一定以上の人件費なども必要となるでしょう。

また金銭的なコストだけではありません。オウンドメディアの効果を高めるためには、頻繁な更新が求められるため、時間や労力面でのリソースも必要です。

このような動画制作にかかるコストに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。見積もりについて知りたい方も参考にしてください。

2:CV獲得まで時間がかかる

動画に限らず、オウンドメディア自体のデメリットですが、オウンドメディアでCVを獲得するには一定のアクセス数やファンが必要です。しかし、アクセスを増やすためにはSEOやSNSマーケティングの施行が必須となるため、短期間での爆発的な効果は期待できないでしょう。

ペイドメディアなどとの併用も可能ですが、ある程度の口コミや評判がないと商品サービスへの信頼性が得られません。そのため、オウンドメディアでCVを獲得することは簡単ではなく、運営者にとっては課題となる可能性があります。

オウンドメディアに動画を活用している企業事例8選

オウンドメディアに動画を活用している企業事例8選

オウンドメディアにおいて、動画を活用している事例を見ていきましょう。ここでは以下の8つの企業をとりあげます。

  • コナミメソッドまとめ | コナミスポーツ株式会社
  • となりのカインズさん | 株式会社カインズ
  • LIFEWEAR MAGAZINE | ユニクロ
  • クラシル | dely株式会社
  • Jelly Nail | 株式会社IML
  • Cシアター | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
  • Red Bull TV | レッドブル・ジャパン株式会社
  • トヨタイムズ | トヨタ自動車株式会社

それぞれのオウンドメディアの特徴があるので、自社に合うかどうかを確認しながら見てみてください。

1:コナミメソッドまとめ | コナミスポーツ株式会社

コナミメソッドまとめ | コナミスポーツ株式会社

引用:コナミメソッドまとめ

「コナミメソッドまとめ」は、コナミスポーツ株式会社が運営しているオウンドメディアです。

コナミメソッドまとめでは、トレーニング動画を提供しており、プロのトレーナーが具体的なエクササイズ方法を紹介しています。テキストや連続画像ではイメージしにくい動きが動画によってわかるため、視聴者は正しいフォームでトレーニングが可能です。

引用:前転のコツ~白井勝太郎選手のお手本~【コナミメソッドまとめ】

2:となりのカインズさん | 株式会社カインズ

となりのカインズさん | 株式会社カインズ

引用:となりのカインズさん

「となりのカインズさん」は株式会社カインズが運営する住宅・インテリアに関する情報を提供するオウンドメディアです。

となりのカインズさんでは、DIYに関する情報を提供しており、DIY初心者でも簡単にできる工作や、プロが行う本格的なDIYの方法などが紹介されています。

以下に引用する動画は、壁紙の補修方法を実際にDIYで行なっている動画です。

引用:壁紙の補修方法(初心者でも失敗しないパターン別修繕方法)【カインズHOWTO】

また実写動画だけでなくアニメ動画も配信されており、シュールなギャグからはじまり、猫を飼うときの便利グッズ紹介へ展開します。

引用:【第二話】カインズが異常に猫に甘い謎!!【カインズ研究所】

3:LIFEWEAR MAGAZINE | ユニクロ

LIFEWEAR MAGAZINE | ユニクロ

引用:LIFEWEAR MAGAZINE

「LIFEWEAR MAGAZINE」は、株式会社ユニクロが運営するオウンドメディアで、さまざまなライフスタイルを提案しています。

商品やスタイリング例について動画で知ることができ、素材感や着用感も直感的に理解可能です。以下の記事では、オウンドメディアの特徴やブランドの価値をテキストで説明し、そのあとに動画が流れる構成となっています。ユーザーが抱くブランドイメージとマッチするように、映像が短く挿入されているのが特徴です。

参考:ユニクロ | LifeWear magazine | Introduction

4:クラシル | dely株式会社

クラシル | dely株式会社

引用:クラシル

「クラシル」は、dely株式会社が運営するオウンドメディアで、料理の配信を行なっています。

クラシルでは料理に関する記事やレシピが多数掲載されており、作り方や出来上がりのイメージを動画で理解できるため、料理が苦手な方でも迷いません。動画は1分前後で視聴できるようまとめられており、シンプルなBGMとテロップだけなので、ストレスなく視聴が可能です。

料理はテキストでは伝わりにくいため、動画がうまく活用できる分野と言えるでしょう。

参考:ホットプレートであつあつチーズフォンデュ レシピ・作り方

5:Jelly Nail | 株式会社IML

Jelly Nail | 株式会社IML

引用:Jelly Nail

「Jelly Nail」は、株式会社IMLが運営しているオウンドメディアで、ネイルアートに特化した情報を発信しています。

ネイルアートの基本的な塗り方からデザイン、ケア方法といった情報について、細かなポイントを説明しながら教えてもらえる動画が視聴可能です。

専属のネイリストがプロデュースしたネイルアートの紹介があり、デザインやケア商品をオンラインストアで購入できる導線が組まれています。視聴者にとって役立つだけでなく、自社商品のアピールにもつながっている例と言えるでしょう。

引用:フレンチネイルの作り方【ジェリーネイル:ジェルネイルデザイン】

6:Cシアター | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

Cシアター | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

引用:Cシアター | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

大手総合商社である伊藤忠商事のグループ会社である伊藤忠テクノソリューションズ株式会社もオウンドメディアで動画を活用しています。

運営するオウンドメディアであるCシアターでは、動画を通じてビジネスITに関する課題を解決することや、新しいテクノロジーを見つける場を提供することが目的です。気になっていたセミナーに参加したり、参加で気なかったセミナーをオンライン上で見逃し配信から視聴することもできます。

7:Red Bull TV | レッドブル・ジャパン株式会社

Red Bull TV | レッドブル・ジャパン株式会社

引用:Red Bull TV | レッドブル・ジャパン株式会社

Red Bull TVは、レッドブル・ジャパン株式会社が提供するスポーツ番組のオウンドメディアです。息をのむアクションスポーツ映像や、ドキュメンタリー番組などが配信されています。

また、PCだけではなく、スマホアプリや、Amazon Fire TVやPlayStation 4などを使えばテレビでも視聴できるため、デバイスに関係なくオウンドメディアの動画を楽しむことができることも特徴です。さらに、動画の一部はYouTubeでも公開されているため、様々な媒体でコンテンツを視聴できます。

引用:CHAPTERS | Kanoa Igarashi on a Beyond the Lines Short – 五十嵐カノアの素顔

8:トヨタイムズ | トヨタ自動車株式会社

トヨタイムズ | トヨタ自動車株式会社

引用:トヨタイムズ | トヨタ自動車株式会社

大手自動車メーカーであるトヨタ自動車株式会社も「トヨタイムズ」というオウンドメディアで動画を活用しています。

トヨタイムズは、短期的な収益を目的としたメディアではなく、トヨタのファンを増やすことを目的としています。社内向けのようなニッチな内容を、社外向けに配信しているため社内ブランディング(インナーブランディング)と社外ブランディングの両方の側面をもっています。

また、YouTubeでは、トヨタイムズのなかでも時事ネタを配信する「トヨタイムズニュース」や、スポーツの情報を配信する「トヨタイムズスポーツ」など、配信するコンテンツは幅広いです。

引用:マラソン界で今一番強いのは誰だ!?パリ直結の大舞台、MGC直前特集!|トヨタイムズスポーツ

オウンドメディアの動画を作成する際の4つの注意点

オウンドメディアの動画を作成する際の4つの注意点

動画を効果あるものにするためには、以下の4点に注意して作成します。

  • ターゲットを明確に絞って作成する
  • データを分析できる環境を整える
  • 著作権の侵害に注意する
  • 作業量とリソースのバランスをとる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1:ターゲットを明確に絞って作成する

作成する動画がリクルート用なのか、商品サービスへの訴求なのか、目的を明確にしなくてはいけません。

ターゲットが明確でない場合は、視聴者が求める情報を得られない動画になってしまい、離脱されてしまいます。商品サービスを訴求する動画であっても、20代女性と40代男性ではユーザーとして知りたい情報は異なるので、取り上げるメリットや提示するベネフィットが変わるでしょう。

このように、ターゲット設定が甘い場合、誰にも刺さらない曖昧な動画となってしまうため、注意が必要です。

2:データを分析できる環境を整える

デジタルコンテンツは、得られるデータを活用することで真価が発揮できるため、データを収集して分析できる環境を整えておきます。

たとえば動画を配信した場合は、どのユーザー層のエンゲージメント率が高かったかを計測し、その層に応じた内容を付け足すなど、改善を繰り返す必要があります。

具体的には、以下のような点を意識しておきましょう。

  • 配信前に仮説を立てて、仮説に対する評価を行う
  • 仮説を立てる際はKPIを設定し、客観的な評価ができるようにする
  • 分析データを扱うための人的リソースを確保しておく

仮に上記の3点が難しい場合は、オウンドメディアの構築そのものを考え直した方がいいかもしれません。

3:著作権の侵害に注意する

動画の作成においてよくある失敗が、悪意なく画像やBGMなどの素材を使ったことで、著作権侵害にあたってしまうケースです。

無料の素材であっても商用利用が不可のものもあり、確認不足で使ったために損害賠償につながる可能性もあります。

顧問弁護士や詳しい知識をもった専門家に監修してもらえると安心です。

4:作業量とリソースのバランスをとる

動画制作は非常に時間がかかる作業であるため、納期から逆算して適切なバランスでリソースを投下しなくてはいけません。10分程度の動画でも、企画から撮影、編集まで含めれば数日間はみておく必要があるでしょう。

動画制作に割けるリソースと、動画の長さや更新頻度とのバランスをとり、継続した運用ができるようにしていきます。

オウンドメディアでの動画活用のよくあるご質問

オウンドメディアでの動画活用についてのご質問はかなり多くいただきます。その中から、頻度の高いものへの回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

オウンドメディアとウェブメディアの違いは何ですか?
オウンドメディアは自社で運営・管理するメディアで、ウェブメディアは広く一般に公開されているメディアです。オウンドメディアは、自社の商品やサービスの認知度や売上を向上させるために使われます。ウェブメディアは、ニュースや情報、エンターテイメントなど、さまざまなコンテンツを配信しています。
オウンドメディアの対義語は何ですか?
オウンドメディアの対義語は、ペイドメディアとアーンドメディアです。ペイドメディアとは、広告費を支払って掲載するメディアであり、アーンドメディアとは、ユーザーの口コミや評価によって獲得したメディアです。オウンドメディアは、これらのメディアと異なり、自社で運営・管理するメディアです。
オウンドメディアの別の言い方は何ですか?
オウンドメディアの別の言い方は、「自社メディア」「自社サイト」「自社ブログ」などです。オウンドメディアとは、企業が自社で所有・運営するメディアであり、自社商品やサービスの認知度や売上を向上させるために使われます。

まとめ

オウンドメディアでの動画活用はSNSでの拡散など集客にもつなげられる有効な施策

オウンドメディアでの動画活用は、競合より早く取り組むほどメリットが多く、SNSでの拡散など集客にもつなげられる有効な施策です。一方で、継続的な運用やクオリティの維持が簡単ではないという面ももち合わせています。

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