コラム

PR動画で地方活性化!動画を活用するメリットや制作ポイントについて詳しく解説

PR動画で地方活性化!動画を活用するメリットや制作ポイントについて詳しく解説

現在、さまざまな地方自治体が動画でPR活動をしています。地方自治体がPR動画を制作することで地域活性化になり、多くの観光客や移住者を自治体に呼び込める効果があります。しかし視聴者の印象に残りにくい動画を作成して、PRに失敗した自治体も少なくありません。

本記事では地方自治体がPR動画を制作するメリットや制作ポイントを詳しく紹介します。成功事例も紹介しますので、これから自治体で制作する方の参考になるでしょう。

地方自治体で配信されているPR動画とは?

地方自治体で配信されているPR動画

地方自治体で配信されているPR動画とは「移住者や観光客の増加を目的とした地域の魅力を伝える動画」のことです。多くの自治体が地域おこしの一環としてPR動画を制作しています。

ユーモアやインパクトのあるPR動画を制作している自治体もあり、再生回数が100万回を超えたケースもあります。総務省が動画制作の補助金制度を実施しているため、今後も多くの自治体でPR動画が制作されるでしょう。

参考:情報通信利用促進支援事業費補助金交付要綱

地方自治体が制作しているPR動画の種類

地方自治体が制作しているPR動画

地方自治体が制作しているPR動画として、主に以下の3種類があります。

  • 観光地に焦点を当てた動画
  • 話題性を意識した動画
  • Iターン・Uターンの募集動画

それぞれの種類や特徴を事例とともに紹介しますので、PR動画のイメージをつかみたい方は必見です。

観光地に焦点を当てた動画

観光客増加を目的とした観光地紹介の動画が地方自治体で制作されています。動画のターゲット層によって紹介する観光スポットが異なりますが、主に以下のような場所を紹介しています。

  • メジャーな観光地
  • グルメスポット
  • 歴史的建造物
  • 寺社仏閣
  • 自然スポット
  • レジャー施設

自治体にある観光資源を活用することで、他の自治体では出せない唯一無二の動画を制作できる点がメリットです。

事例として名古屋市のPR動画「名古屋観光PR動画 Photogenic Nagoya」を見てみましょう。Instagramを利用している女性向けに「インスタ映えする名古屋の観光スポット」を紹介しています。

引用:名古屋観光PR動画 Photogenic Nagoya

話題性を意識した動画

自治体のPR動画には再生回数を狙ったインパクトのある動画があります。例として、福岡県北九州市の関門海峡PRムービー「COME ON!関門!」を見てみましょう。

引用:関門海峡PRムービー「 COME ON!関門!」

北九州市にある関門海峡に怪獣が現れて町中がパニックになる動画です。クオリティが高くインパクトのある動画で話題になり、2022年10月時点では2億回再生を超えるほど多くの人に視聴されています。

視聴者に衝撃を与える動画を制作することで拡散されやすくなるため、自治体の知名度向上に有効です。

Iターン・Uターンの募集動画

都心部で育った人が地方に移住する「Iターン」や地元から都市部に住み、再び地元に移住する「Uターン」を促進する動画も制作されています。

主に以下の内容を動画内で伝えています。

  • 移住して実現できる暮らし
  • 街の雰囲気
  • 公共施設
  • 移住者のサポート制度
  • 移住者インタビュー

Iターン・Uターン動画の事例として福山市の「福山らいふ(U・Iターン就職プロモーションビデオ)」を見てみましょう。福山市に住むメリットを伝えることで、移住を検討している人の関心を高められます。

引用:福山らいふ(U・Iターン就職プロモーションビデオ)短縮版

地方自治体が動画でPR活動をする5つのメリット

地方自治体が動画でPR活動をするメリット

これまで地方自治体がPRする際、有名人の誘致やパンフレットのような紙媒体による紹介が一般的でしたが、動画でのPRも珍しくなくなりました。

動画の活用が増えている理由として、以下のような5つのメリットがあるからです。

  • メリット1:短時間で多くの情報を伝えられる
  • メリット2:国内外に情報を発信できる
  • メリット3:低コストで宣伝できる
  • メリット4:観光者数の増加が期待できる
  • メリット5:移住者促進に効果がある

メリット1:短時間で多くの情報を伝えられる

映像や音声で自治体を紹介することで、短い時間でも多くの情報を伝えられます。人間は特定のメッセージに対して、文字よりも映像や音声で受け取りやすい性質があるためです。心理学者のアルバート・メラビアン氏が著書「Silent Messages(非言語コミュニケーション)」で提唱した「メラビアンの法則」によって動画の重要性がわかります。

メラビアンの法則では、情報を伝達したときに3つの情報の要素が以下の割合で伝わると言われています。

  • 言語情報:7%
  • 視覚情報:55%
  • 聴覚情報:38%

上記の数値より、視覚と聴覚の情報が9割以上占めており、動画の内容に関連する言語情報はわずかだとわかるでしょう。パンフレットのような文字で紹介する媒体よりも映像と音声の含まれた動画を制作することで視聴者の関心を高められます。

参考:アルバート・メラビアン

メリット2:国内外に情報を発信できる

現在、世界中の多くの人がInstagramやYouTubeのようなSNSを利用しています。SNSに自治体のPR動画を投稿することで、多くの人に動画を配信できるため自治体に興味をもたれやすくなるでしょう。

視聴者が増えることで動画が地域ブランディングの役割を果たし「○○と言えばこの市だよね。」という印象を与えられます。外国語を用いたり言葉がなくても通じる動画を制作したりすることで、海外の人にも自治体の魅力を伝えられます。

メリット3:低コストで宣伝できる

従来自治体のPRをしたい場合、多額のコストが必要でした。たとえば、自治体がドラマや映画の舞台になった場合、有名人の誘致が主流のPR方法でした。

しかし有名人の出演料は高額で、費用対効果に見合わないこともあったでしょう。パンフレットを作成する場合も印刷代が継続的に発生するため、なかなか経費削減が難しいです。

動画の場合、映像を制作するときにはコストが発生しますが、SNSを活用すれば配信料はかかりません。SNSの運用を継続的にして視聴者を増やすことで、費用対効果の高いプロモーションを実現できます。

メリット4:観光者数の増加が期待できる

観光資源を活用したPR動画の作成によって、観光者数を増やせる効果があります。日本らしさや自治体らしさのある観光スポットを海外に発信することでインバウンドも狙えるでしょう。

コロナ禍によりテレワークをしている会社員も増えたため、ワーケーションをしたい人も呼び込めます。観光ルートを作成して動画にすれば、自治体だけで1日中観光を満喫できることを伝えられるのでおすすめです。

メリット5:移住者促進に効果がある

地域の魅力や移住した人の生活を動画にすることで、移住を検討している人の関心を高められます。

現在、コロナ禍により都市から地方に移住したいという人が多くいます。株式会社NTTデータ経営研究所の調査によると、都市圏在住の人のうち3割弱が移住に興味をもっていることがわかりました。さらに、移住に興味のある人の半数が移住の検討をしていることも明らかになったのです。

地方移住に興味のある人に自治体の魅力を伝えることで「ここに住みたい」と思ってもらえるため、移住者の促進に効果があります。

参考:株式会社NTTデータ経営研究所の調査

地方自治体がPR動画を制作する際に注意すべき2つの点

地方自治体がPR動画を制作する際の注意点

PR動画によって観光客や移住者の増加が見込めますが、注意すべき点があります。以下の2点を紹介しますので、動画を制作して後悔しないようしっかりと注意点を把握しましょう。

  • 動画を作成しても効果が出る保証はない
  • 動画の内容によってはブランドイメージを下げる可能性がある

動画を作成しても効果が出る保証はない

動画を制作してSNSにアップロードしても、すぐには再生回数が伸びません。SNSには膨大な量の画像や動画が常に更新されているので、ターゲットにしているユーザーの目に留まらない場合がほとんどです。突出したインパクトのある動画でない限り、長期間かけて動画を宣伝しないと再生回数が伸びないでしょう。

また、インパクトのない動画やクオリティの低い動画を制作した場合はほとんどの人に見られない可能性があります。株式会社テムズが2018年に調査した「各自治体のPR動画の再生回数」を見ると半数以上が1,000回未満であることがわかりました。

せっかく長期間かけて動画を制作しても誰にも見てもらえずPRに失敗することがあるのです。再生数を伸ばすためには動画の企画力やSNSの運用スキルが重要になります。

参考:思わず二度見自治体PR動画の世界

動画の内容によってはブランドイメージを下げる可能性がある

再生回数が伸びる動画を制作するには以下の技術力が求められます。

  • 企画力
  • 撮影技術
  • 編集技術

上記の技術がないとクオリティの低い動画になるため、認知度の向上や観光者数増加につながりません。編集の雑な動画を制作すると視聴者から不評の声があがり、自治体に対してマイナスイメージを持たれる可能性があります。

またインパクトのある動画を出しても内容が過激で常識に欠けていれば、炎上につながりかねません。過去には意図せずに一部の視聴者が差別表現だと感じるPR動画を制作してしまい、炎上して配信を停止した自治体もあります。動画の内容を考えるときは、できるだけ誰も不快にならないよう細心の注意を払うことが大切です。

地方自治体のPR動画を制作する際のポイント5選

地方自治体のPR動画を制作するポイント

地方自治体でPR動画を制作するコツとして、以下の5つがあります。

  • ポイント1:目的・ターゲットを明確にする
  • ポイント2:地域の特徴を明確にする
  • ポイント3:拡散されやすい動画作りを意識する
  • ポイント4:ストーリー形式で伝える
  • ポイント5:制作会社に依頼する

再生回数が伸びやすく、拡散されやすい動画の制作方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ポイント1:目的・ターゲットを明確にする

目的やターゲットによって制作すべき動画の内容が異なるため「誰に何を伝えたいか」を明確にしてから動画を制作しましょう。たとえば、移住者促進が目的の場合は「その自治体でどのような生活ができるか」を伝える動画が望ましいでしょう。

移住者の中でも高齢者がターゲットであれば、福祉サポートや病院など高齢者が望む内容を中心に伝えるべきです。若年層の観光誘致が目的の場合は、アニメの舞台やインスタ映えのスポットを軸に紹介するのもひとつの手段です。目的とターゲットを絞り込み、ターゲットに刺さる動画内容を考えてから制作に移りましょう。

ポイント2:地域の特徴を明確にする

自分の自治体に興味を持ってもらうには、他の地域にはない魅力を伝えることが重要です。インパクトのある動画を作って話題になっても、自治体の特徴がわからなければ視聴者に興味を持ってもらえません。自治体の良さを以下のような観点から洗い出してみましょう。

動画制作の目的 アピールする項目
観光者数増加 観光スポット
温泉
旅館
グルメ
景観
伝統文化・伝統行事 など
移住者促進 街の雰囲気
暮らしやすさ
公共機関
医療施設
移住サポート制度
福祉制度 など

上記の項目で他の自治体より優れている点があれば、動画に取り入れてみてください。

ポイント3:拡散されやすい動画作りを意識する

地方自治体のPR動画が話題になるためにも、視聴者が拡散したくなる動画を作りましょう。動画が拡散されるためにはインパクトのある映像が求められます。たとえば、動画を制作しているときに流行っているものを取り入れると話題になる可能性があります。

また映画のようなクオリティの高い動画を制作することで、視聴者に印象に残りやすいでしょう。インパクトのある動画を制作することで視聴者の離脱を防げるため、自治体への関心を高められます。ユーモアや話題性を意識して、視聴者が面白いと感じる動画を制作しましょう。

ポイント4:ストーリー形式で伝える

ストーリー形式で伝えることで視聴者が感情移入しやすくなるため、自治体に興味を持ちやすくなります。たとえば1日の観光プランを作成し、朝から夜までどのような観光を楽しめるかを伝えることで、視聴者は魅力を感じやすくなります。移住者促進の動画であれば、一人の主人公が街で生活する映像を制作することで自治体の魅力が伝わるでしょう。

ストーリー性にすることで視聴者が動画の続きが気になって最後まで見たくなるため、視聴者の離脱防止策にもなります。印象に残る物語を作るには企画力が求められますが、見ごたえのある内容にすることでブランディングに成功する可能性が高まります。

ポイント5:制作会社に依頼する

自分の自治体で動画を制作できるノウハウがない場合、制作会社に依頼するのもひとつの手です。動画制作会社ではお客様が動画で解決したい課題を徹底的にヒアリングし、解決につながる企画内容を提案して動画を制作します。最近では低価格で依頼できる制作会社もあり、自治体で制作するよりもコストを削減できる可能性があります。

なお、低価格で動画を制作したい方は弊社の動画制作サービス「ムビサク」はいかがでしょうか。制作費5万円から動画を制作できます。

企画案の提案や絵コンテの作成を無料で実施しているため、低価格で制作が可能です。無料で見積もりも承っておりますので、動画制作の依頼を検討している方はこちらからお問い合わせください。

地方自治体がPR動画で成功した事例3選

地方自治体がPR動画で成功した事例

2022年10月時点で100万回再生を超えている動画を紹介します。これから自治体向けの動画を作成する方の参考になるかもしれませんので、一度動画を見てみましょう。

事例1:宮城県栗原市

宮城県栗原市では、2018年にパンダライオンというバンドの方がDA PUMPの「U.S.A.」を替え歌にして栗原市のPR動画を制作しました。

栗原市の田舎あるあるや、のどかな風景を軽快なサウンドで伝えることでギャップが生まれ、視聴者にインパクトを与えています。2022年10月時点で350万回再生を超えており、ブランディングとして役割を果たしています。

引用:【おいでよ栗原】DA PUMP / U.S.A. (替え歌) → パンダライオン / I.N.K. 〜カモンベイベー栗原〜

事例2:大分県別府市

大分県別府市では、別府温泉をPRする動画を制作しました。100万再生を超えたら動画内の温泉と遊園地を併合した施設「湯~園地」の計画を進めると公表して話題になりました。動画をリリースして4日で再生回数100万回を超え、2022年10月時点では600万回近く再生されています。

引用:100万再生で本当にやります!別府市・湯~園地計画! “1 Million Views Make it a Reality!” Beppu City Spamusement Park Project!

参考:別府市「湯~園地」計画公約ムービー 公開4日目で100万再生達成

事例3:宮崎県小林市

宮崎県小林市のPR動画では、フランス人の男性が小林市の魅力を伝える動画となっています。一見フランス語で話しているように見えますが、動画の最後に宮崎の方言を話していることが明らかになるため、視聴者に衝撃を与えています。字幕付きでもう一度見たくなる仕組みになっており、2022年10月時点で300万再生を超える人気動画となりました。

引用:宮崎県小林市 移住促進PRムービー “ンダモシタン小林”

まとめ

目的とターゲットを明確にして地方自治体のPR動画を制作する

目的とターゲットを明確にして地方自治体のPR動画を制作することで、ターゲットに刺さる動画を制作できます。多くの視聴者に拡散されるよう、地域の魅力とユーモアを掛け合わせて他の自治体にはない動画を配信しましょう。

なお、地方自治体のPR動画を制作したい方は弊社の動画制作サービス「ムビサク」を検討してみてください。観光地や街の景観にアニメーションを加えることで、あなたの自治体の印象にぴったりなPR動画を制作できます。

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